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マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

歯『磨き』はやめましょう

2014年05月28日 14時16分02秒 | スタッフのブログ
松見歯科では歯磨き粉は使用しないことをお話しています。
歯の表面を削ってしまう研磨剤が入っているからです。

歯磨き粉の研磨剤の作用により、歯の表面は一層削られ、白さをキープしています。
長年歯磨き粉を使用することで、歯の表面が少しずつ無くなっていき、
・象牙質(いつも見えているエナメル質の内側の層)の露出
・知覚過敏
を訴える方も少なくありません。
歯磨き粉の使用の中止
歯ブラシ時の力の確認をすることでしみていたのがなくなる方も多くいらっしゃいます。

自覚症状は無くなったものの、長年歯磨き粉を使用されていた方は、歯磨き粉の使用をやめると着色が見られるようになります。
歯を白くきれいに維持したい。
現代人の希望でもあり、歯磨き粉のウリでもあります。

歯磨き粉なしで維持するには?
健全な歯の質を残したままできれいにするにはどうすればいいでしょうか?

歯磨き粉の使用を中止すると着色がしやすくなるのは、歯の表面を削らなくなったためです。
また、今まで歯磨き粉を使用してきたことで、歯の表面に細かい傷ができています。
歯の表面を拡大すると洗濯板のように細かい傷が入っているとご想像下さい。
その細かい傷の部分に着色していきます。

「着色が気になる時、重曹のみで歯磨きをする事を勧められたんです。」
と先日患者様からお問い合わせいただきました。
重曹は、当院では鼻洗いの際、痛みがなくできるためにお勧めしています。
しかし、重曹は歯磨き粉の中にも含まれています。

歯磨き粉に含まれる目的は、研磨効果、鹸化(乳化)効果
だから、重曹のみで歯磨きをすると着色は取れます。
しかし、白くなるのは重曹の研磨効果により歯の表面を削っているからです。
お勧め致しません。

まずはこの細かい傷がつかないように、
『歯磨き粉・重曹でのブラッシングはやめましょう』

歯磨き粉・重曹の使用をやめると、歯ブラシだけでブラッシングするようになります。
当院でお勧めしている歯ブラシは、やわらかめ(毛先をさわると、くにゃんくにゃんです)
唾液を飲みながら磨いていただきます。
毎日継続していくことで、洗濯板のようにぼこぼこしていた歯の表面の山の部分がなだらかになってきます。
つるんとした歯の表面は着色しにくくなってきますよ。

歯磨きのコツは、ガシガシゴシゴシと歯ブラシで歯を削りあげる事ではありません。
やわらかい歯ブラシで歯を維持していくためのマッサージと思っていただけると歯も長持ち致します。
『歯の拭き掃除』ぐらいで優しくお願い致します。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (つづら)
2014-05-28 16:06:22
はじめまして。いつもためになる記事を、ありがとうございます!

歯ブラシになにもつけずみがいていますが、唾液ははきだしていました。
のみこんだほうがよいのはなぜですか?

お時間のあるときにでも、おしえていただけたらうれしいです
返信する
つづら様 (歯科衛生士今川さえ)
2014-06-05 17:02:30
こちらこそありがとうございます。
歯ブラシの際に唾液を呑み込む点についてご質問ありがとうございます。

歯ブラシは時間をかけて優しくするのが一つ目のポイントだと思います。
だから健康な歯の状態の方で、ブラッシング時間は10分です。
もし唾液を吐き出すとしたらどこで歯ブラシをすることになるか??
洗面台かお風呂場と場所が限られてきますね。
冬場の洗面台で10分立ってブラッシングするのって寒いんですよね(笑)
夏場のお風呂に10分浸かって歯ブラシ、暑いんですよね(笑)

10分苦痛なく歯ブラシする為に、何かしながら歯ブラシするのが二つ目のポイントです。
本を読みながら。
テレビを見ながら。
運転しながらなど。
何かしながら歯ブラシ出来ると10分は楽しくあっという間です。

そして、食事中もお話している時も唾液って飲みますよね。
唾液でお口の中が潤っているとお口の感覚が一番敏感です。
歯ブラシの時に舌でなめてつるつるするまで磨く。
これが三つ目のポイントです。
ですから、唾液を飲むことで、10分つるつるするまで磨くことできれいなお口が維持できる。
ということで唾液を飲んでいただいています。
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