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マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

リンデンのお茶をいかがですか?

2008年05月29日 21時51分26秒 | 庵主の日記
料理教室の生徒さんでもあり、患者さんでもあるNさんからうれしいお誘いを頂いて、それはそれは素敵なハーブガーデンのあるお宅にお邪魔してきました。

リンデンはリンデンバウム [(ドイツ) Lindenbaum]という シナノキ科の落葉高木。ヨーロッパに広く分布し、街路樹や公園樹によく見られる木です。高さ30メートルに達するそうで、葉は互生し円形で先がとがり、秋、黄葉する洋種菩提樹のことだそうです。

初夏の今頃、葉腋(ようえき)から香りのよい淡黄色の花が垂れ下がって咲きます。

先日、「もうすぐリンデンの花が咲くから、その花のお茶をご馳走しますよ」ってご自宅の地図も持ってきてくださって・・・。
日頃、ゆっくりとお茶を頂く間もなく、乾いてるな~って思っていましたので、主人に了解をもらって、いそいそと出かけてきましたよ。
























初めて訪ねて行ったお宅ですが、遠目に「あそこや~」ってすぐにわかるお家でした。何たって、素敵なんですもの。

至るところに、ハーブやお花が咲き乱れていて。すべてオーガニックガーデンなんですよ。

お部屋の中にお邪魔すると、そこは時間が止まっってしまったような、ひんやりと清んだ空気にほっとしてしまう、魔法の空間でした。





部屋の中にいても、お庭から甘い香りが漂ってきます。


そして、朝、ご主人が摘み取ってくださったリンデンの花のお茶を頂きました。









お土産に持っていった<ココロびCafe.K>の玄米クリームプリンがとっても相性がよくって、リンデンのお茶もプリンも美味しく頂きました。



Nさんの素敵なセンスで飾られた玄米クリームプリンです。Kちゃん、見て~♪



次に頂いたのが、甘い香りのする薔薇の葉のお茶。花びらを数枚散らしてくださいました。







時間を忘れてしまいそうなひと時の締めくくりは、今摘み取ったばかりのブルガリアローズのお茶。ダマスクの香りが、身体の中にふんわりとそっと侵入してきて、何だか幸せな気分になりました。

ご一緒したココロびCafe.Mちゃんと、帰りの車の中でちょっぴりセレブな余韻に浸りながら、また来ようねって密かに約束いたしました。

Nさん、本当に素敵な時間をありがとうございました。
また、お伺いしてもいいですか~?




部屋を片付けよう

2008年05月29日 21時04分10秒 | 庵主の日記
今、自分の思い通りにならなくてもがいているあなた。



ほら、部屋の中を見渡してごらん?




どうだった?


きっと、物に溢れて散らかっているんじゃないかな(笑)。




さぁ!
今から片づけをしよう。
徹夜になってもいいから・・・。

明日の朝、うんと素敵な輝きが窓から入ってくるよ。
天使がやってくるんだよ。



そうすると、不思議。
思い通りにならなかったことが
スルスルとなんでも出来るようになるんだって。



部屋のお掃除は、ココロの中のごちゃごちゃしたものも片付けてくれるらしいよ。

だからね、きれいに、ピカピカにしよう。

入梅の朝

2008年05月29日 10時53分10秒 | 庵主の日記
香川はもう入梅となりました。
例年より早い梅雨。
庭の紫陽花も少しづつ、色づき始めました。
こんな時期、ココロの中もじめじめしたりしますね。



ココロってどこにあるんでしょうね?
うれしかったり、悲しかったり、喜怒哀楽と申しますが、
この感情は、どこから生まれるのでしょうか。


無何有庵にはココロの所在をなくしてご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。歯医者ということもあってか、ココロの問題を抱えていらっしゃる方が多いようです。大きな原因としては、糖類の過剰摂取が挙げられるからです。

さて、ココロと食のメカニズムはまたにして・・。

ご相談から数年にわたってご縁を頂いている方もいらっしゃいます。
毎日、メールのやり取りをして日々のご様子を伺いながら、食改善に努めていきます。

そんな中で、スルスルと問題を解決して治癒に向われる方もいれば、反対に何度もフラッシュバックを繰り返し暗闇からの脱出に何年もかかる方もいらっしゃいます。もちろん、歯の治療も同時進行いたしますから、身体の健康と比例しながら少しづつでも改善に向います。

ココロの問題を抱えた方とお話をしますと、本当にピュアで、驚くことに癒しの才能を持っていらっしゃる方が多いです。こちらが癒されてしまっていてはいけないのですが、本当に氣をよく使われます。
それだけに繊細で壊れやすいのでしょう。

食改善はベースとなりますが原因は食だけではなく、人とのかかわりの中で紡いでいくときに大切となる氣の使い方・・・、ここに問題が潜んでいることがあります。

氣の取り扱いは直観力を働かせなくてはいけません。

氣は有限です。天地のエネルギー(波動)を常に補給しながら、無駄遣いせず、溜め込みすぎず、絶妙のタイミングで氣を使わなくては、知らず知らず内的外的要因が引き金となり、ココロの問題を抱えてしまうようです。

氣を上手に使うための直観力。
これを養うための一番の方法は、身体を「空」にすることです。

食事もそうですが、心・食・動・息全てにおいて、入れることよりも出すことを心掛けることが大切なのです。

心・・・ストレスを溜めない。
食・・・食べ過ぎない。
動・・・エネルギーを使う。
息・・・吸う息より吐く息を長く。

断食(半断食)や7号食(穀類オンリーの食事)、ヨガや気功、競歩(早歩き)、散歩、呼吸法などを心がけ、出来るだけ人との関わりの中(親しい、信頼できる人)で楽しい時間を過ごすことでしょうか。

何より、天地のエネルギーをいただくためには、毎朝窓を開放し、できれば外に出て天と地とのコンタクトを取ってください。

そうしてすごしていくと、氣の使い方のタイミング、使う量、補給方法などが自然とわかるようになります。この世に生まれたとき、私達はその力を分け隔てなく頂いているのですから。

その力が弱った時、それは、誰の問題でもなく「自分の問題」として受け入れることです。いろいろな外的要因があったとしても、誰かのせいで力が弱ったわけではないのです。

野生の動物は、その生死を他者に委ねたりはしません。イノチ(生命活動)を駆け引きに使ったりはしないのです。自分自身を主体に、生き抜くことが大切なのです。野生の動物の世界で、水を求めて大陸を何十日もかけて移動する時、例えば親象が疲れ果てた小象の死を悼むのは2、3度の振り返りです。瞬時に仲間との列にもどり歩き始めます。

生来、生きるということはそういうものなのです。
一人で生まれてきて、一人で死んでいくのですから。

生死は誰のせいでもないのです。
誰かに任せるものでもありません。

人間は、精神が高度に発達しましたから、そういう意味では複雑でもろいものなのかもしれません。しかし、だからこそ、痛みを分けることもできます。
もし、愛する大切なパートナーや信頼できる環境があるならば、これは、ありがたいというほかに何もありません。

ありがたい、感謝、うれしい、幸せと心掛けて思えたとき、
ココロの所在がわかるかもしれませんね。



今、ココロの問題で苦しんでいる方には、「そんなこといっても」って思われるかもしれませんね。でもね、そんなことを信じてくださった方は、皆さん、本当に笑顔が戻ってくるのですよ。
不思議ですね。