桜の開花に合わせたように、ごく狭い宮崎の我が家のスペースも急に花盛りの様相を呈しています。ツツジや、プランター・鉢にガザニア、ベコニア、ボンザマーガレットなどのほか、良い匂いのする花々が咲いていて心が和みます。
我が家の匂い花はニホンスイセン、沈丁花すでに終わりましたが、フリージアがまだ健在で、今はジャスミンが満開寸前。とても良い匂いを辺りにまき散らしています。やがてバンマツリやキンモクセイも芳香を漂わせてくれることを楽しみにしています。
薄ピンクのジャスミンの花
桜の開花に合わせたように、ごく狭い宮崎の我が家のスペースも急に花盛りの様相を呈しています。ツツジや、プランター・鉢にガザニア、ベコニア、ボンザマーガレットなどのほか、良い匂いのする花々が咲いていて心が和みます。
我が家の匂い花はニホンスイセン、沈丁花すでに終わりましたが、フリージアがまだ健在で、今はジャスミンが満開寸前。とても良い匂いを辺りにまき散らしています。やがてバンマツリやキンモクセイも芳香を漂わせてくれることを楽しみにしています。
薄ピンクのジャスミンの花
いよいよ寒さも本格的という感じですが、我が家の小さなプランター庭園に急に黄色の春の花が咲きました。また、近くの通路にあるツバキの1本に花が咲いて、春らしい彩りになりました。
黄色の花は菜の花。毎年花を咲かせ種を取ってプランターに蒔いています。他のプランターに植えているカブ、小松菜、ニラ、センモト、三つ葉とこの菜の花が我が家の菜園。菜の花は3つのプランターに植えているので、これから咲く花は半分は鑑賞用、残りは料理に利用しようと思っています。まず咲き始めた菜の花はお味噌汁に浮かせて春を楽しみました。もう次の花芽が大きくなりつつあり、しっかり花を咲かせようと思っています。
ツバキは木の高さが1メートル30センチ程度なのに、およそ20もの美しい花をつけ、まだ彩りの少ない辺りを華やかにしています。明るい色彩は冬の重さを払ってくれるようです。
咲いた菜の花、ツバキ
キュウリ、ナスなどの夏野菜がやっと安くなってきましたね。特にそうめん、冷や奴、冷や汁などに用いる青ジソ、ミョウガ、新ショウガなど薬味に使う野菜は夏には欠かせないもの。その中で毎年プランターに種をまく青ジソですが、どういうわけか今年に限って芽が出ません。いつもなら種をまかなくても必ず4、5本どこかの鉢に生えてきて、立派に育つのに。
というわけで近くの園芸店に行きましたが、1本の苗もありません。そこで親しくしている喫茶店のマスターに相談したところ、「我が家の菜園にはたくさん芽が出ているので差し上げます」とのこと。翌日の早朝、わざわざ畑に出かけ、掘ってきてくれました。植えたのは5本。翌日には雨が降り、完全に定着してくれました。
どこの菜園にも必ずといっていいほど在る青ジソですが、人の心が入っている苗はとても貴重です。植えて10日ほど経ち、みるみる葉が大きくなり、もう食べられます。明日は暑そうだから素麺に、次は宮崎名物の冷や汁に入れようか、と頭を巡らせています。少しは食欲が出てきたようです。
プランターに植えた青ジソ
鑑賞用に咲かせようか、それともスープに入れて食べようかと迷っていたプランターの菜の花でしたが、結局咲かせることにし、このほどきれいな黄色い花をつけました。鹿児島の指宿とか一面に咲く菜の花が印象的な地域があちこちにある一方、我が家の菜の花は今のところたった1本だけ。でも、どこにも負けない美しさで真冬の空間に輝いています。つぼみを残しておいてよかったなぁと思っています。
これから脇芽が次々に出てくるので、食用はもう少し先になりますが、そちらも楽しみな季節の食べ物です。
春を振りまく菜の花
宮崎の家の片隅に湧水町から移植したムラサキシキブの小さな木があります。元来、山の中に自生する1-2メートルになる低木だそうです。そういえば以前ブルーベリーを栽培していたときに、野鳥のフンに混ざっていたのか木の間からムラサキシキブが生えているのを発見したことがあります。「源氏物語」の作者・紫式部をイメージすることからこの名がついたといわれるムラサキシキブの実の紫色がなんとも日本的で美しく、好きな植物の一つ。
宮崎の自宅にあるムラサキシキブは青い実をたくさんつけていて、毎日のようにながめていますが、一部の実がピンクがかった薄紫色になり、「やがてきれいな紫色になるよ」と教えてくれているようです。
暑さが続き、今またコロナの流行で何か落ち着かない日々ですが、自然は確実に秋に向かっているんだな、とあらためて教えられたような気がして、心が少しさわやかになりました。みんな元気でこの暑さを乗り切ってほしい、と思ったことでした。
ピンクがかったかわいい実をつけたムラサキシキブ