スキージャンプ&スポーツ竹内元康発言

スキージャンプ選手、全日本コーチ、解説者、トレーナーを経て・・・今だから語れること。

団体戦

2000-11-26 04:10:49 | スキージャンプ
ノルウェーの優勝は記憶にないくらい久しぶりなんじゃないかな。
各組の選手が条件的に恵まれてたこともあるけど、力をつけたことは間違いないね。
去年もそうだったけれど、アホネンなんかはこの台は相性が悪いんじゃないかなぁ。違う人みたいなジャンプだった。
各選手についていえるのは、調整不足で開幕で、あの風の状況では不安ばかりでなかなか思うようには飛べないだろうな。
来週もリレハンメルの代替でクーピオでのゲームになるけれど、この一週間で随分選手の状況も変わるんじゃないかな。
評価的なことはもう少し先を見てからじゃないとなんとも言えないな。
ここで今シーズンからの飛型点の採点の基準が変わったことについて説明しよう。
大きく変わったところは、飛距離によって減点される点数が変わったこと。
K点に達しなければ満点がでなくなった。
5m手前では0~0、5が必ず引かれる。10m手前では0、5~1、0点、15mでは1、0~1、5というように
飛距離がでなければ飛型点は高得点にはならなくなった。それから重要視されるのが着地してからのバランス。
いくらテレマーク姿勢で着地しても、そのあと不安定であれば一足ランディングより点数が出ない。
よって、同じ距離をとんでもテレマーク姿勢より一足ランディングのほうが点数がよいケースが発生する。
バランスがよくなければテレマーク姿勢は無意味だよっていうことになるね。
そのうち飛型点もなくなるんじゃないかな。
今回はここまで。
この次はスーツとスキーのレギュレーションについて書こうと思う。


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