スキージャンプ&スポーツ竹内元康発言

スキージャンプ選手、全日本コーチ、解説者、トレーナーを経て・・・今だから語れること。

60TH Vier schanzen tournee

2012-01-08 09:29:20 | スキージャンプ
毎年だけど、オーベストから始まってビショフで幕を閉じた。

始まる前の自分の予想通り、シュリーの総合優勝。

グランドスラムは、やはり厳しかった。
ハンナヴァルトはレジェンドだね。

勝った試合はどれも楽なものではなかったけどねぇ。
コフラーの勢いもスゲ~もんだ、テクニックのレベルも高次元。

ビショフは1本で終わったが、モルギーの優勝。
これまで本調子ではなかったが、いい感じになったかな、今後に期待を持ちたいね。


シュリーの涙は初めて見たよね、よっぽど彼にとっては、このタイトルは特別なものだったことが伺える。

全選手が特別なものとは思っているけど、今回のシュリーの思い入れには敵わなかったのかもしれない。

それにWC最多勝利数を塗り替えるのも時間の問題、早ければ今シーズンか来シーズンには達成しちゃいそうだ。

大きな怪我をしないかぎりは記録を塗り替えるのは100%確実だね。

ニッカネンが最多勝利数を樹立してから何年たったかなぁ・・



そして、この記念すべき60回大会で世界に存在感をアピールできたチームジャパン。

このシリーズの表彰台にはAUTとNORとJPNしか乗ってない。
計12の台の上にはAUT9、JPN2、NOR1。

AUT以外は大貴と択とバーダル。

特に世界の評価が高かったのはサムライたち。

ちょっと期待にこたえられなかたのはGER。

ヨーロッパはこの競技について目が肥えてるんで、実力があるんだという記事やコメントで証明してくれている。

選手本人達も優勝できるんだという手応えを掴んでいる。

今シーズン表彰台の一番高いとこが見たもんだ。

大事なのは常にトップ10に入り続けること、そうすればチャンスは必ずやってくる。

フライング世界選手権でも凄いジャンプが見たいねぇ。
Jスポーツで中継もあるしね。

フライングはオーベスト、ビケルスン、プラニツァと放送がありますよ。


次のWCの解説は札幌、時間があれば大貴や択にいろいろ話が聞きたいなぁ。