予選はホームのポーランドで復調といきたいストッフがトップ、他ポーランド勢も勢を感じる。
作山憲斗、清水礼留飛が予選落ち、どうも台の特徴を攻略できなかったようだ。
r1が短くカンテ角度も上向きでタイミングが合わせづらい癖のあるジャンプ台、苦戦してる選手も目立つ。
プレフツという大きな壁を崩す選手が現れるか。
初日はチーム戦。
となると、やはりチーム力ではノルウェーが頭ひとつぬけてる。フォルファングを外したのはジャンプ台の特徴を睨んでの計算か。
ドイツはフロイントの欠場で戦力ダウン。ヴァンク、ライエの出来如何。
オーストリアはクラフト、ハイベックが好調なものの、3番手、4番手に多少の不安。
そろそろチーム戦でいい結果を出したいスロベニアのキーパーソンはクラニエッツか…
個人予選で好調なポーランドの勢い、ホームでポディウムとなるか。
日本チームは大幅に戦力を入れ替えた布陣で挑むが、どこまで戦えるか。
5位に食い込めれば上等だ。
コンディションは追い風、こうなるとスロベニアはクラニエッツの爆発が期待薄となる。
やはり、苦戦のスロベニア。
クラニエッツが足を引っ張ってしまった。
それに風の条件も悪く、踏んだり蹴ったり。
プレフツもグループでトップを取れず、結果5位はよろしくない流れ。
ドイツはヴェリンガーが奮闘したものの、他の選手はミスが目立ち、ジャンプ台にしてやられたといった感じで4位。
ポーランドは良く健闘した。
調子の良いステカラ、フラがもう少しポイントを加算できてたら…
コットが潜在能力を発揮しだしてきたは大いにプラスとなった、今後に期待。
ストッフ完全復調とまではいかないが、気配は益々上昇傾向。
ホームでの3位はチームにとっても、選手にとっても大きな意味があったと思う。
オーストリアはクラフト、ハイベックが高得点を叩き出し2位。
ポッピンガー、フェットナーがもうワンランク成長してくれればトップを狙える位置。
とはいっても、この2人は十分に今季の成長株だ。
強いシュリーリがいればと、未だに思う。
1位はノルウェー!
グループ毎にトップを取れてるジャンプが6本、こりゃ強いよね。
ストイェルネン投入見事に的中のシュトックル采配お見事。
ガングネスはリレハンメルでノーマルに変更になった試合で勝っているが、そろそろラージでの個人戦でも勝利が近そう。
日本チームは小林陵侑以外は「う~ん…」唸るしかできないなぁ…
追い風で難しかったけど、対応するスキルがまだまだ足りない。
またひとつ積んだ経験を生かしてほしい。
このセカンドチームはCOCにフルに参戦させなくては、WCで戦える状況にはなかなかなれない。
そういう環境づくりにスキー連盟はもっと力を使ってほしい。
金がないから派遣出来ませんなんて寝言はやめてもらいたいね。
個人戦
ペロの連勝は何処まで続く!
そういったWCシーンではある現在。
フライタークがここザコパネでいい流れのジャンプになっていて、密かに期待はしているのだが…
コンディションは団体戦同様に追い風。
団体戦よりは幾分風速は弱め。
ビブ5の陵侑が早々と130m越えの131.5mとハイパフォーマンス(K120 HS134)
トレーニング、予選、団体戦と内容の良いジャンプが続いている。完全に相性がいいザコパネ。
しばらくの間トップに立ち続けたが、1本目の結果は13位。
それでも内容はトップ5といっても過言ではないくらいいいね。
トップ10内も十分に可能な得点差、しかしちょっとミスすればたちまち20番以降に弾き出されてしまう得点差でもあるくらい下位の選手も接近している。
注目していたフライタークはランディングが決まらなかったのが痛く、8位と出遅れ。
優勝はキツイが、それでもポディウムはまだ狙える。
そんな中でプレフツがぶっちぎりの140m、貰っちゃったね向い風。
続くクラフトが133mだが、ポイント差は2.7。
クラフトの方が遥かに難しい条件だった。
優勝争いはこの2人に絞られた。
続くポディウム争い3位の席は大混戦で15位くらいまでは十分狙える位置にいる。
しかし、3位のガングネス、同じく3位のハイベックを負かすのは容易ではない。
7位のストッフが飛び込んできたらポーランドのファンにはたまらないだろうけどね。
上位選手、トップグループは飛距離は大きく差がついていない状況ではあるが、ゲートが何度か動きゲートファクター・ウインドファクターのポイント差がものをいった。数字に出ない不利な風、または有利な風も随分と多かった。
1本目通過ラインは123mで、謙司郎&侑武は122mで2本目に進めず。
コフラーが124.5mだったがジャッジスコアが稼げず、結果2本目に進むことができずだった。
2本目が始まって、先ずはトーマス・ホファー(AUT)やポッピンガー、フラといったところが130mラインを越えてくる。
ポーランド祭になるのか、オーストリア祭になるのかの雰囲気が…
逆にドイツとスロベニアの先陣達はちょっと伸びに欠いた。
2本目の陵侑、飛距離はあまり大きくなく126.5m
ウインドファクターの数字はかなり強い追い風-1.13m
並みの選手であればK点には届かないだろうところを、トップランカー並みの事をやってのけた!
1本目13位から7位へのジャンプアップ、今日の出来は100点だね。
日本の若い選手達には随分と刺激になったことだろう。
そしてベスト10はなかなかミスはしない。
僅かなウインドファクターの差、またはテレマークランディングの決まり具合で差がつくだけ。
ガングネス、ハイベック、クラフトはしっかりと力を出し切り、リーダーボートの前はクラフト。
2位はハイベックで3位がガングネス。
最終ジャンパーはプレフツ、追い風が強まってきている。
やや待たされた後にスタート、伸びない。
125m、1本目は最高の条件で飛べたが、2本目はしっぺ返しをくらったかの追い風、ハイベックの上にも立てず3位。
決して調子が下降しているわけではなく、条件が厳しすぎた。
オーストリアがどれくらいぶりになるのかワンツーフィニッシュ!
王者シュリーリも欠き、なかなか優勝への道のりが遠そうだった王国に火を灯したこのコンビ。
依然プレフツの内容は素晴らしいが、クラフト&ハイベックが調子をかなり上げてきていて、もはやプレフツに肩を並べようかのところまであと一歩。
ノルウェーの強力な玉数の威力も脅威で、
ロボットのようにミスをしないプレフツと言えども、1人舞台とはならない気配がしてくるシーズン中盤だ。