スキージャンプ&スポーツ竹内元康発言

スキージャンプ選手、全日本コーチ、解説者、トレーナーを経て・・・今だから語れること。

FIS SKI JUMPING GRAND PRIX 5th Grand Prix Competition Einsiedeln (SUI)

2016-08-07 03:16:37 | スキージャンプ

FIS SKI JUMPING GRAND PRIX

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5th Grand Prix Competition

SAT 6 AUG 2016

Einsiedeln (SUI )


1st コット(POL)

2nd ストッフ(POL)

3rd ハイベック(AUT)

 

20位 陵侑

30位 憲斗

 

ポーランドのワンツーフィニッシュ!チーム的にも良い状態、パフォーマンスの傾向が昨年までとは違うぞ。

ホルンガッハーマジックか・・!?

 

リザルト

http://medias2.fis-ski.com/pdf/2017/JP/3767/2017JP3767RL.pdf


FIS SKI JUMPING GRAND PRIX 4th Grand Prix Competition Hinterzarten (GER)

2016-07-31 06:12:53 | スキージャンプ




1st ヴェリンガー(GER)
2nd コット(POL)
2ndクラフト(AUT)

12位 陵侑
20位 憲斗
26位 侑武
30位 謙司郎

http://medias2.fis-ski.com/pdf/2017/JP/3722/2017JP3722RL.pdf


FIS SKI JUMPING GRAND PRIX 3rd Grand Prix Competition SAT 23 JUL 2016 Wisla (POL)

2016-07-24 02:15:56 | スキージャンプ

FIS SKI JUMPING GRAND PRIX  3rd Grand Prix Competition SAT 23 JUL 2016 Wisla (POL) 

 

http://medias1.fis-ski.com/pdf/2017/JP/3746/2017JP3746RL.pdf


FIS SKI JUMPING GRAND PRIX 2nd Grand Prix Competition Wisla (POL)Team

2016-07-22 23:53:32 | スキージャンプ

FIS SKI JUMPING GRAND PRIX

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2nd Grand Prix Competition

Wisla (POL)

Large Hill Team

FRI 22 JUL 2016


スキージャンプGP(FRA)クーシュベル

2016-07-17 02:50:17 | スキージャンプ



1st コット(POL)
2nd ストッフ(POL)
3rd クラフト(AUT)

5位陵侑
20位憲斗
30位潤志郎

GP開幕はポーランドのワンツー!
陵侑は気持ちいい滑り出し。
メンバーが薄いのがちょっと残念。
予選からスーツでの失格が多数。

リザルト
http://medias2.fis-ski.com/pdf/2017/JP/3714/2017JP3714RL.pdf


スキージャンプGP(FRA)クーシュベル予選

2016-07-16 05:33:49 | スキージャンプ


http://medias4.fis-ski.com/pdf/2017/JP/3713/2017JP3713RLQ.pdf

1st コット(POL)
2nd フバラ(SLO)
3rd デコンブセボア(FRA)


トロンハイム

2016-02-12 08:45:38 | スキージャンプ


予選は大貴がトップで、本戦でも期待できそう。


択も勢いもあって好調!


もちろん、超人レジェンド紀ダーも!クラウチングで背中の力を緩めにしたら、イメージ通りのフィーリングのテイクオフが出来るようになったとか。


もう、僅かな風の違いが勝敗を分けてしまうトップランカー達の実力はほぼ同レベル!

その中でもプレフツとクラフトがミスをしない、隙がないといった印象。

日本勢は紀明、大貴、択は条件さえ悪くなければシングル、もしくはポディウムといった内容。
憲斗、翔平、謙司郎も予選はクリア。

本戦1本目のコンディションは0.5~1.0mといった追い風。
0.5m以下になってくれれば儲けもの。
ゲートNo.13から始まったものの、飛距離は全く伸びていかず、ビブ12からNo.15へ2段アップ。

トレーニング、予選の感じからすると、130m近くなければファイナルに残れそうもない感じだったが、今日は追い風も多少強くなったせいか、K点手前になりそうだ。

1本目リザルトはこちら↓
http://medias2.fis-ski.com/pdf/2016/JP/3812/2016JP3812RL1.pdf

プレフツ強し!
続いてタンデ、クラフト。
択が5位、大貴7位、紀明10位とタフなコンディションの中でこの順位は好調さを伺わせる。
フロイント、フライターク、ヴェリンガーが、まさかの出遅れでヴァンク13位がドイツの最高位。
ガングネス、フォルファング、ドメンもしてやられた。

翔平が0.3p届かず、ファイナル進出ならずで、またしてもワールドカップポイント獲得ならずと試練が続く。

コウデルカ、ファンネメル、フェットナー、ライエ、フラ、クラニエッツ、コットといった強豪もノーポイントに終わる。

ファイナルラウンドNo.15ゲートから。
トップ10からは実にドラマティック、こんなに喜怒哀楽が出てしまう試合もそうそう無い。

紀明がヒルレコードタイ記録の143mのスーパージャンプ!ゲートはNo.14
着地のテレマークは決めれなかったが、ヒルサイズの斜度が緩やかでr2の半径が小さいトロンハイムではしょうがないだろうが、笑っちゃうほど楽しい。
ここでトップ!

リーダーズボードから風を送るパフォーマンスの紀明。
大貴の時にはゲートはNo.13、131m!
ジャンプの内容には満足だね。


そして、あり得ないような風の動きが択のところで…暫く待たされる…嫌な雰囲気…かなり追い風が強い。
紀明ここでも風を送るパフォーマンス。
嘘でしょ!スタートさせられた…
本日ワーストワンのテールウインド😭
1.42mでNo.13ゲートってプレフツでも撃沈するやろ。
107m…ドボン
択の胸中察するに、卓袱台3つはひっくり返してるな😡
テペシュのオヤジ、夜道に気をつけな👊




次は息子のテペシュ。
択ほどのテールウインドではないにしろ、117mでこれも大撃沈。
気分屋ユーリ、ミランは側に寄れずだね。

紀明はまだトップのまま。


クラフト、ややラッキーか、一瞬穏やかになってる風!
131.5mでトップ。
リーダーズボードから紀明を追い出す。


ホームに期待を一身に背負うタンデ、ワーストツーのテールウインドで117.5m、ポディウムを逃し順位を下げる。
憮然とした表情で怒りのやり場もない感じ、悲しい。

紀明ポディウム確定!
最年長表彰台記録をまた更新、あとは優勝するのみ🏆

いつものようにラストはペロ、馴れ親しんだこの場面。
誰にも負ける気がしないというプレフツはターミネーター化してる。
ルーティンも変わらず、同じ動画を再生してるかのようなテイクオフで空中を突き進む。
マキシマムに到達する前に、イッタはこれ!とくだりを付けさすテイクオフはまたパーフェクト!
シーズン9勝目!

2位クラフト、3位紀明、5位大貴、23位択







http://medias2.fis-ski.com/pdf/2016/JP/3812/2016JP3812RL.pdf







オスロ

2016-02-08 20:14:42 | スキージャンプ


スキージャンプの聖地、オスロのホルメンコーレン!
ここも、ジャンパーにとっては憧れの舞台。
なんせ1892年から続くスキーフェスティバル、そびえ立つオブジェの様なジャンプ台は2010年に総工費220万ユーロで作り変えられた。

とにかく大観衆が集まる華やかで賑やかな大会。
必ず国王も観戦に訪れる。

予選ではフラ(POL)がトップで通過、今季は最も成長した1人。
そんなポーランドだが、残念なニュースがリリースされた。前日にヘッドコーチのルーカス・クルチェクが辞任を発表、8シーズン努め上げ、ソチ五輪のストッフに2冠を獲らせ、ポーランドチームの底上げを実現した功績は名将だったと言ってもいいだろう。
後任に誰がなるのかが注目される。

大会初戦は団体戦。
風のコンディションは、弱いが平均的には向い風、追い風に変わる事も時折あった。
名物のガスも発生していて、視界は不良ぎみ。
飛ぶ選手は視界としては見えない事はないが、条件を目視で把握は出来ないので、向い風か追い風かの判断がつけれない状況。
アグレッシブに行くか、はたまた守るかは各選手の判断次第。

優勝争いの予想は…これは非常に難しい。
が、今のチーム戦力ではノルウェーが本命というのが大方の予想なはず。
対抗はドイツ、スロベニア。
ここでもオーストリアは挙げられない…クラフト、ハイベック、ポッピンガーはいいのだが、今日の4人目はコフラーということで計算が立たない。
そろそろ日本もポディウムに上がりたいところ、憲斗の出来がカギか…他の3人は条件が良ければ皆シングルに入ってこれる状況だからワクワク感はある。

日本の先陣は勢いのある択、グループでトップのジャンプ!ハイベックを上回っている、調子がいい。
オーストリアはここに今季はクラフトを配置してきてたが、今回はハイベック。クラフトをラストに据えている。

スロベニアがテペシュで、多少のミスはあったものの、ホルメンコーレンは相性がいいみたいだ。

ドイツはガイガー、COCでの活躍が評価されてのトップに抜擢、その責務は果たせた。

ノルウェーはタンデ、ホームでの声援をパワーにできたジャンプ。

僅差で第2グループへ
憲斗、なんとかK点は越えたものの、まだ本調子には程遠いか…
オーストリアはポッピンガーが伸びない、大きく後退しそうだ。
スロベニアはプレフツ3号機、相変わらずの恐れを知らないイケイケジャンプ、グループ1位。
ドイツ、ヴェリンガーは難しい条件ながらもグループ2位。
ノルウェーのファンネメルも厳しい条件の中、グループ3位。
このグループでもポイント差は大きく開かない、憲斗は大健闘したことになる。

第3グループへ
状況は追い風に。
大貴K点に届かず…
次のクバツキが飛んだところでゲートが1段アップされる、チェコのマトゥラからかなり有利だが、更に追い風が強めになってもいる。
オーストリア、コフラーは追い風で撃沈。厳しい状況のオーストリア。
クラニエッツもフライタークもフォルファングも飛距離が大きく伸びない。
オーストリアだけが大きく後退してしまったが、このグループも接戦。

第4グループではゲートがまた1段下がってNo.16。
チームのエースがこのグループで各国とも飛ぶが、クラフトが127m、プレフツが126mとK点を越えたのはこの2人だけで、紀明、フロイント、ガングネスは仲良く同飛距離の119.5mで団子3兄弟に。

トップスロベニアが2位ノルウェーに12.2pと多少のアドバンテージを取ったものの、安心できるポイント差ではない。
ノルウェーから5.8p差で日本が3位、スロベニアにも手の届く位置だ。
4位のドイツは日本に0.6p差、怖いチームがスリップに入っている。
5位オーストリアも展開次第ではポディウムに届く可能性がまだある。

ファイナルラウンド第1グループはNo.17ゲートから。
タンデが130mとビッグジャンプでスロベニアに詰め寄る。
ハイベックも127.5mでドイツ、日本追撃態勢に。
択はグループの中で一番悪い条件ながらも122.5m、WFで大きくポイントは離されず。


第2グループNo.18ゲート
追い風が強くなりだしたが、一瞬止まったりしてくれたらゲートが上がった分儲けもの。
ドメン130mとステカラが129.5mで当たりクジを引いた、スロベニアは振り切り態勢に突入。
憲斗118.5mで上2チームから離されドイツヴェリンガーでオーバーテイクされた。
大差ではなく、展開としてはハラハラドキドキ。

第3グループではリーチがかかる。
大貴難なく125mはグループ2位。

コフラー113.5m、今日は良いところ無し、ポディウムは絶望的になってしまった。
クラニエッツ好条件に当たり127m、これでもうギリギリまで詰められことは無いだろうのリーチだ。
ここぞとばかりにこのグループで勝負の駆け引きが!
フライタークがコーチリクエストで2段ゲートを下げる、HSの95%、127m飛ばなければ加点は無い。
116m、ギャンブルは失策となってしまった。シュスター頭を抱えるも理解できる選択だ。
日本にとっては、なんともありがたいプレゼントになった。
続くフォルファングにもコーチリクエストでゲートはNo.17!フライタークよりは1段上。
120.5mでノルウェーも裏目に出てしまった。フォルファングにはいささか動揺があっただろうか…シュトックルは今後を見据えて、敢えて試練与えたのか…

第4グループはゲートNo.16
クラフト、個人戦を見据えてのジャンプは優勝レベルのジャンプ、ポイント的にはトップ。
フロイントには日本を上回る為には140m近くのジャンプが必要だろうが、今日はそういうチャンスのある風が無い。
128m、これでは難しいだろう。紀明が120m以下に落ちるのは、よほど条件が悪くない限り考えられないからね。
そして紀明、124.5mでポイントが出るのを待つ、ゲートの前にはチームメイト達が待っている。
ここでトップ!ポディウム確定!!
抱き合って喜ぶチームジャパン、皆んな心底喜んでる。

あと残すはノルウェーとスロベニア。
ガングネス130m!これで2位以上は確定。ホームでのポディウムは成し遂げなければいけないミッションなだけに、チームとしても格別だろう。
最後を飾るのはプレフツ、チームメイトはもう勝ちが決定してるかのような落ち着き様、飛んでくるのが1号機なら頷ける。
ポイントを見るまでもなく130mラインで決定!


1位スロベニア
2位ノルウェー
3位ジャパン



2日目個人戦は濃霧で風の状態が悪いなかで行われた…3人だけ…トライアルも。
ビブ1の翔平、テストジャンパーみたくなっちゃったね😵

結局、個人戦はキャンセルとなりました。





コメンテーターとアナウンサーだよ!
















札幌2連戦

2016-02-01 17:23:37 | スキージャンプ


今回の札幌大会はクラフト&ハイベックを除いてはフルメンバーで、豪華な顔ぶれとなった。
トレーニング、予選と日本チームも好調で、ナイスな試合が期待できそうな予感。

予選前の記者会見


1戦目はナイトゲーム。
コンディションは緩い追い風で強弱もほとんどなく、ガチンコの力勝負。
夜は穏やかで本当にいい条件だ。
大倉山とは思えない(笑

それにしてもスロベニア祭になるとは…これは予想外だったね。
向い風の条件ならまだしも、この条件でプレフツ3号機とクラニエッツがここまでのパフォーマンスが出来るとは思っていなかった。
勝ったのはプレフツで格の違いを見せつけられた。
2本目のジャッジスコアは59p!
紀明曰く、ペーターには敵わんわ!
全選手がそう思ってる、それぐらい完璧な1号機。
ロボットの様に正確無比、人間とは思えないくらいミスが無い、それと感情のコントロール。
コンスタントのレベルが尋常じゃないくらい高い。
シーズンに選手は完璧と思えるようなジャンプは2~3本くらいしか大体は出来ないものなんだが、今シーズンはいったい何本それをやってのけてるのか…
スーパーマンです。

紀明も相当なモンスターなんだけどね…

今回はスロベニアの大使も来ていて、喜びこの上なかったことでしょう。
なんと、Jsportsに加入してくれるそうだ。
ありがとうございます。

オーバーオールで少しでもポイント差を詰めたかったフロイントは2本目にランディングミスで転倒してしまい、何しに日本まで来たのかと残念がるも10位に。

日本チームも紀明が4位、大貴5位、択8位とトップ10に3人と、素晴らしいリザルト。
20位に陵侑、28位に潤志郎とWCポイント獲得した。



2戦目はデーゲーム。
昨日とは全く表情を変えた大倉山。
天気は最高だけれど向い風が吹き、そして強弱も頻繁で、ロシアンルーレットばりの運命ゲームだ。
これが本来の大倉山、これぞ大倉山だ。
海外ではサプライズボックスの大倉山と言われている。
それを楽しむのが大倉山の醍醐味で面白さ、ボーナスが当たる選手はこの上なくハッピー、そうじゃない選手の落胆もまたドラマだ。


ゲートの設定も今まで使用した事のない所まで下がる、前日はNo.15、16ゲート、今日はNo.6、7、8ゲート。
今のレベルの高いジャンパー達が最高の向い風を貰えば、ここ大倉山では何処までゲートを下げても飛んでくる。
アプローチの長さもスピードもノーマルヒル並みのラージヒル。
こんなジャンプ台は世界でここだけ、それが大倉マジック!
ただの向い風ではなく、ランディングバーンを這い上がって行く大倉独特のアゲンストはジャンパー達をどこまでも空中に持ち上げる。
そんな設定だが、時々その勢いを弱めた時には選手はなす術なしでランディングバーンが迫ってくる。

大貴が1本目141.5mとWCヒルレコード!
予選でヒルレコードを塗り替えたドメンの141mを更新。
しかし、すぐさまファンネメルが143.5mとまたまたヒルレコード更新!
いや~、面白い。

大貴はジャッジスコアで58pと高得点を叩き出し、飛距離でファンネメルにやられたものの1本目はトップ。
続いてテレマークランディングを決めれなかったファンネメル、そして僅差で紀明。

前日お祭りだったスロベニアはプレフツ11位、ドメン14位、クラニエッツは予選大敗。
調子のいい択、ストッフ、クバツキ、ライエなどが質の悪い風に当たり、ファイナルに進めずと波乱もあった。
なんともやるせない…

2本目、大貴の優勝に期待がかかる。
紀明逆転できるか…
2人ポディウムに乗るチャンスだ。



風は1本目より幾分弱まった感じがあるが、周期的にブレーキングトラック方向からいい風は入ってくる。
その周期にはまればしめたものだが…

その周期にはまれたのは、今日はノルウェー勢のファンネメル、フォルファングのFFコンビにタンデ、ガングネス1人で悪い物を全部背負ってくれたか…
フロイント、フライタークのこれもドイツのFFコンビだ。
今日はFの日?!
紀明も好条件だった。

勿論、ジャンプの内容も素晴らしいものではあったが、最終ジャンパーの大貴には風が微笑んでくれなかった。
何なんだ一体…

コウデルカ、ガングネス、デコンブセボアも背を向けられ、大きく順位をおとした。

1位はファンネメル、2位フォルファングとノルウェーのワンツーフィニッシュ。
3位に紀明、ホームでポディウムは良かったぁ。

大貴は7位に後退してしまったが、やれることはやったと思う。
大倉ではしょうがない。

フロイントは4位、プレフツ6位、ドメンは10位。
潤志郎21位、25位に中村直幹は健闘した。
謙司郎29位。





紀明が30日に第一子誕生で女の子、おめでとう㊗️



ザコパネ

2016-01-26 16:01:11 | スキージャンプ



予選はホームのポーランドで復調といきたいストッフがトップ、他ポーランド勢も勢を感じる。
作山憲斗、清水礼留飛が予選落ち、どうも台の特徴を攻略できなかったようだ。
r1が短くカンテ角度も上向きでタイミングが合わせづらい癖のあるジャンプ台、苦戦してる選手も目立つ。

プレフツという大きな壁を崩す選手が現れるか。

初日はチーム戦。
となると、やはりチーム力ではノルウェーが頭ひとつぬけてる。フォルファングを外したのはジャンプ台の特徴を睨んでの計算か。
ドイツはフロイントの欠場で戦力ダウン。ヴァンク、ライエの出来如何。
オーストリアはクラフト、ハイベックが好調なものの、3番手、4番手に多少の不安。
そろそろチーム戦でいい結果を出したいスロベニアのキーパーソンはクラニエッツか…
個人予選で好調なポーランドの勢い、ホームでポディウムとなるか。
日本チームは大幅に戦力を入れ替えた布陣で挑むが、どこまで戦えるか。
5位に食い込めれば上等だ。

コンディションは追い風、こうなるとスロベニアはクラニエッツの爆発が期待薄となる。
やはり、苦戦のスロベニア。
クラニエッツが足を引っ張ってしまった。
それに風の条件も悪く、踏んだり蹴ったり。
プレフツもグループでトップを取れず、結果5位はよろしくない流れ。

ドイツはヴェリンガーが奮闘したものの、他の選手はミスが目立ち、ジャンプ台にしてやられたといった感じで4位。

ポーランドは良く健闘した。
調子の良いステカラ、フラがもう少しポイントを加算できてたら…
コットが潜在能力を発揮しだしてきたは大いにプラスとなった、今後に期待。
ストッフ完全復調とまではいかないが、気配は益々上昇傾向。
ホームでの3位はチームにとっても、選手にとっても大きな意味があったと思う。

オーストリアはクラフト、ハイベックが高得点を叩き出し2位。
ポッピンガー、フェットナーがもうワンランク成長してくれればトップを狙える位置。
とはいっても、この2人は十分に今季の成長株だ。
強いシュリーリがいればと、未だに思う。

1位はノルウェー!
グループ毎にトップを取れてるジャンプが6本、こりゃ強いよね。
ストイェルネン投入見事に的中のシュトックル采配お見事。
ガングネスはリレハンメルでノーマルに変更になった試合で勝っているが、そろそろラージでの個人戦でも勝利が近そう。


日本チームは小林陵侑以外は「う~ん…」唸るしかできないなぁ…
追い風で難しかったけど、対応するスキルがまだまだ足りない。
またひとつ積んだ経験を生かしてほしい。


このセカンドチームはCOCにフルに参戦させなくては、WCで戦える状況にはなかなかなれない。
そういう環境づくりにスキー連盟はもっと力を使ってほしい。
金がないから派遣出来ませんなんて寝言はやめてもらいたいね。

個人戦
ペロの連勝は何処まで続く!
そういったWCシーンではある現在。
フライタークがここザコパネでいい流れのジャンプになっていて、密かに期待はしているのだが…

コンディションは団体戦同様に追い風。
団体戦よりは幾分風速は弱め。

ビブ5の陵侑が早々と130m越えの131.5mとハイパフォーマンス(K120 HS134)
トレーニング、予選、団体戦と内容の良いジャンプが続いている。完全に相性がいいザコパネ。
しばらくの間トップに立ち続けたが、1本目の結果は13位。
それでも内容はトップ5といっても過言ではないくらいいいね。
トップ10内も十分に可能な得点差、しかしちょっとミスすればたちまち20番以降に弾き出されてしまう得点差でもあるくらい下位の選手も接近している。

注目していたフライタークはランディングが決まらなかったのが痛く、8位と出遅れ。
優勝はキツイが、それでもポディウムはまだ狙える。

そんな中でプレフツがぶっちぎりの140m、貰っちゃったね向い風。
続くクラフトが133mだが、ポイント差は2.7。

クラフトの方が遥かに難しい条件だった。
優勝争いはこの2人に絞られた。

続くポディウム争い3位の席は大混戦で15位くらいまでは十分狙える位置にいる。
しかし、3位のガングネス、同じく3位のハイベックを負かすのは容易ではない。

7位のストッフが飛び込んできたらポーランドのファンにはたまらないだろうけどね。


上位選手、トップグループは飛距離は大きく差がついていない状況ではあるが、ゲートが何度か動きゲートファクター・ウインドファクターのポイント差がものをいった。数字に出ない不利な風、または有利な風も随分と多かった。
1本目通過ラインは123mで、謙司郎&侑武は122mで2本目に進めず。
コフラーが124.5mだったがジャッジスコアが稼げず、結果2本目に進むことができずだった。

2本目が始まって、先ずはトーマス・ホファー(AUT)やポッピンガー、フラといったところが130mラインを越えてくる。
ポーランド祭になるのか、オーストリア祭になるのかの雰囲気が…
逆にドイツとスロベニアの先陣達はちょっと伸びに欠いた。

2本目の陵侑、飛距離はあまり大きくなく126.5m
ウインドファクターの数字はかなり強い追い風-1.13m
並みの選手であればK点には届かないだろうところを、トップランカー並みの事をやってのけた!
1本目13位から7位へのジャンプアップ、今日の出来は100点だね。
日本の若い選手達には随分と刺激になったことだろう。


そしてベスト10はなかなかミスはしない。
僅かなウインドファクターの差、またはテレマークランディングの決まり具合で差がつくだけ。

ガングネス、ハイベック、クラフトはしっかりと力を出し切り、リーダーボートの前はクラフト。
2位はハイベックで3位がガングネス。
最終ジャンパーはプレフツ、追い風が強まってきている。
やや待たされた後にスタート、伸びない。
125m、1本目は最高の条件で飛べたが、2本目はしっぺ返しをくらったかの追い風、ハイベックの上にも立てず3位。
決して調子が下降しているわけではなく、条件が厳しすぎた。

オーストリアがどれくらいぶりになるのかワンツーフィニッシュ!
王者シュリーリも欠き、なかなか優勝への道のりが遠そうだった王国に火を灯したこのコンビ。




依然プレフツの内容は素晴らしいが、クラフト&ハイベックが調子をかなり上げてきていて、もはやプレフツに肩を並べようかのところまであと一歩。
ノルウェーの強力な玉数の威力も脅威で、
ロボットのようにミスをしないプレフツと言えども、1人舞台とはならない気配がしてくるシーズン中盤だ。