スキージャンプ&スポーツ竹内元康発言

スキージャンプ選手、全日本コーチ、解説者、トレーナーを経て・・・今だから語れること。

記録会

2001-10-22 23:14:52 | スキージャンプ
って言っても、ありゃ公式試合と一緒。選手の緊張感は高かったよ。
今回の勝者吉岡和也は勝ってあたりまえ、ジャンプの内容がずば抜けてる。
しかも、2本ともド失敗。前で山田大起がいいジャンプしちゃったもんだから、
130mは越えて当たり前。これが力が入ってしまう要因になっちゃた。
普通に飛べれば130mは絶対に越えれるのに・・・・これは課題として残ってしまった。
それと、ここで結果を出さなきゃいけないし勝たなきゃいけないという立場での
ジャンプだったということもある。自らプレッシャーをかける練習でもあった。
ま、現状ではダントツであるのは間違えない。
山田大起もよかったし、柴田もよかったねぇ。若い選手が活躍できたゲームだった。
船は結果こそ4位だったものの、今はあれがいっぱいいっぱいだ。
世界一アーティスティックなジャンプだったのに、今はその影もない・・・・
船の潜在能力を知ってのうえであえて言わせてもらうけど、間に合わせろー!
こんなこと言ったら非難ごうごうかな。でも、現実じゃ!!期待が大きいの!!!
紀明はホントに波乱万丈な選手人生だ。
いろいろあってジャンプに集中できなかったろうに。ステディなジャンプが出来てなかったもんな。
心を落ち着けてこれからじっくり自分を高めていっておくんなまし。

ラストスパート

2001-10-18 00:20:19 | スキージャンプ
デサントチームは前回の白馬での2週間合宿から1週間おいての再び白馬合宿。今回は3週間とロングラン。雪上に向けての最後の調整となる合宿である。前回の合宿では吉岡和也はほぼ完成状態。ジャンプの内容には満足いくものがあった。この合宿は前回掴んだものの確率を上げるための合宿と位置付ける。このままいってくれればオリンピックで好成績を残せるだろう(あえて代表になれると仮定して)。フィジカルの面では順調にきていて体調もいい状態。まだまだ高レベルには達してないが昨年の状態から見ると30%前後の成長が数字としてでている。他の選手はいいものも出るには出るが、内容としての確率がいまいち低かった。今回でどれだけあがるかがキーポイントとなると思うが、パーティーやら記録会、体力測定とイベントが入りすぎてるためジャンプトレーニングが腰をすえて消化できないことが懸念される。全選手がいい状態で雪上にはいりこめるようになれればいいのだが・・・・そのへんをじっくり観察していきたいと思う。