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エイプリルフール&ゆとり教育

2009-04-01 14:17:22 | Language
今日はエイプリルフール。東芝携帯の、人を食ったようなメニュー画面が好きだったりする。

とはいうものの、ソフトパンダ、了ップル製「iHorn」4月発売(ケータイWatch)のようなエイプリルフールにふさわしいネタが思い浮かばない・・・

大学受かりましたーなんてウソ言っても地元の横市横国神大に現役時代デムパ入ってる八年制国立大学しか受からなかった自分が受かるはずはないwanna
放送大学にも在学していたものの、単位落としまくりで10年間で35単位しか取れなかったorz



少し時間があったので、試しに今年のセンター試験の問題を解いてみたところ、以下の結果でした。
英語が点数取れなくて(特に文法問題ほぼ全滅)何気にへこみました。
リスニングは聞き取ることは難しくないのだけど、一度きりしか放送されないけど直球勝負のTOEICと異なり「何度話題を変えれば気が済むんじゅー」という感じで、センター特有の性悪さが手に取るように分かります。

英語 筆記 150/200点満点
英語 リスニング 42/50点満点
数学 情報関係基礎(選択問題は表計算) 84/100点満点

参考記録:
2008年10月 TOEIC 820点(Listening 420 / Reading 400)
2008年2月 英検2級(その後英検準1級3連敗中)



現役時代のセンター化学で一番嫌いな問題は気体の体積を求める問題でした。発生した気体のモル数を求めた上で気体の状態方程式と発生した気体の水への溶解度を考慮した上で求める必要があります。さらにSI単位系導入前だったので圧力の単位としてわざわざmmHgが使われていてそれをatmに換算する必要があり、むちゃくちゃ計算が複雑でした


今の現役世代は標準状態1モル=22.4リットルだけを覚えればよいらしいので、これが良くも悪くも「ゆとり教育」なのだと思います。

また、数学では「複素数平面」が高校数学からなくなったらしいです。
「複素数平面」なんて何に使うのか?と思われるかもしれませんが、電気通信ではよく使われており、たとえばドコモの携帯(FOMA)では1秒間に1500万回の複素数平面の計算がおこなわれています。
個人的には微積を無くしてでも複素数平面を残してほしかったと思います。




まあ、どうでもいいことだけど、人間の血圧の単位は今でもmmHgが使われているようです。
現在「上が110(mmHg)の下が70(mmHg)です」と言っているのをある日突然「上が14600(Pa)の下が9300(Pa)です」なんて言いかえなければならないとしたら、おそらく医療現場は混乱するでしょう。




我々の世代は現在の受験世代を一まとめにして「ゆとり」と呼んでいますが、私はこれが正しいとは思えません。
なぜなら、教育課程は彼ら自身が望んだわけではなく文科省の役人が勝手に決めたものであります。「ゆとり教育課程」と「ゆとりではない教育課程」を選択することはできません。
物理や化学の教科書から気体の状態方程式や浸透圧が無くなったのも、役人が検閲により削除したためです。削除されている以上勉強しようがありません。




最後に、現在の受験世代の方がこれを読んでいたら言っておきたいことがあります。
これから先、大学の教授に「君たちの世代はこんなことも知らないのか」と罵られたり、アルバイト先や就職先で「ゆとり」と言われることが多々あるかもしれませんが、くじけることなく前に進んでいってほしいと思います。

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