身近な発見と出会いのブログ

普段見慣れている風景や身近な出来事などを話題にみなさんとご一緒に散歩しましょう。写真はクリックすると拡大表示します。

五所八幡宮例大祭

2014年04月29日 | Weblog
場所:五所八幡宮
   神奈川県足柄上郡中井町遠藤84

毎年4月29日、例大祭が行われます。
五所八幡宮例大祭は、「かながわのまつり50選」に選ばれている中井の伝統的なお祭りのひとつです。
色とりどりの幟や提灯、灯篭が飾られた境内でおごそかに営まれる数々の神事。
”御霊遷”(みたまうつし)、御輿(みこし)の渡御(宮立)が始まり、
こうした神聖な祭礼とは打って変わり、心を踊らせるのが、勇壮な山車(だし)の競演。
重厚な透かし彫りに極彩色あでやかな4台の山車(だし)が勢揃いすると、その熱気にいやがうえにも盛り上がってきます。
これらの山車(だし)や御輿は町中を練り歩き、のどかな田園風景に華やかな彩りを添えます。
そして夕闇せまる頃、山車(だし)にともされた松明(たいまつ)が中村川河畔にゆらめき、五所宮囃子が響きわたる。
「鷺(さぎ)の舞」
五所八幡宮例大祭の神幸祭(しんこうさい)の折、御輿(みこし)の御前(みまえ)で奉納される舞です。
鷺(さぎ)の舞」とはいうものの、実際には獅子と竜と鷺の舞で、獅子は悪魔を追い払い住み良い地域社会をつくる意味の舞。
竜は水に不自由なく五穀豊穣を乞い願う農耕の祈り。鷺は太陽の使者ともいわれ、光と熱の恵みを願い、平和な明るい社会を表現したものです。
なお、この舞はたいへん珍しいもので、東日本でも3地域(福島県勿来の関の熊の神社、神奈川県大磯町国府祭)
にしか残っていないという貴重な民族芸能です。

    

4台の山車と彫り物は、江戸時代後期1830年ごろの作といわれ、200年近くの年代を経て老朽化が進み、
各地区共に平成に入り大修理がなされました。(いずれも中井町の重要指定文化財)
     

    

猿田彦(さるたひこ)、剣持(けんもち)、神職、唐櫃(からびつ)などの所役を前導に、
赤白2基の神輿は、境内から89段の石段を降り、4台の山車のお囃子に迎えられます。
     

      
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