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口は災いの"素"

音楽テクニカルライター布施雄一郎のポジティブなネガティブ語録/独り言編

PLAYING THE PIANO/05

2005-12-22 04:40:04 | YMO &more

7時就寝、11時起床。ふわぁ~。


先日は、スケッチショウのチケットが手に入らずに
打ちひしがれましたが ^^;)

今日は、なんと坂本教授のピアノコンサートのチケットを
偶然にも都合が悪くなって行けなくなった方から譲っていただきまして、
なんとなんとラッキーなことに行くことができました~!(^◇^)


奇しくも、今日はYMO最後のライブが行われた日(1983.12.22


教授の6年振りくらいとなるピアノコンサート。
『PLAYING THE PIANO』と言えば、
90年代の前半には毎年12月の恒例行事でしたね。
僕もハウステンボスやら、大阪まで観に行ったもんでした。


   *****


この日は冬至ということで、
一部で恒例のキャンドルナイトに賛同して、
ステージ上は最小限の演出用の照明のみ。
あとはピアノの上にキャンドルが置かれての演奏でした。

客席の非常口の灯りも消され、
あまりコンサート会場で味わったことのないような、
深い闇の中で美しいピアノの音色に酔いしれて…


   …気持ちよく寝させていただきました(爆)


まだ2箇所ほど公演が残っているようなので、
内容についての詳細は差し控えますが、

僕的には、ライブ後半だけで
チケット代を払った価値大アリ。大満足でした。
あと、Riot in Lagosはやっぱ、名曲だな(あ、言っちゃった・笑)。


最近の教授のピアノは、
どの曲も非常にテンポがゆっくりと落ちていて、
1音1音を大切に弾いている印象を受けます。

昔のような、軽快なテンポの方が好きな曲もありますが、
繰り返し聴くと、なかなか最近の演奏の方が
味わい深いようにも思えてきました。

僕が言うのもおこがましいですが、
なんか昔よりピアノが上手くなったんじゃないでしょうか?

あ、でもMCはヘタになったような気もしますが(爆)


   *****


今回のライブでは、夏に行われたバンド編成のツアーと同様に、
グリーン電力を使って行われていたようで、

ライブ前に、今回のツアーで使われる総電力量と、
グリーン電力を使うことによるCO2削減量の紹介がされていました。


夏のツアーについてはこちら


で、相変わらずボソボソと喋る教授のMCで唯一(×2)ウケた話。


■その1:

(うんぬんかんぬんあって)
今回のツアーでは、これだけCO2が削減できました。
…まあ、そもそもツアーをやんなきゃいい、って話もありますが。

( ̄w ̄)ぷぷ


■その2:

CO2削減とかロハスとか言ってますけど、
昔からのファンや古くからの知人は
「お前なんかに言われたくねぇ~!」って
思ってるんでしょうね~

( ̄w ̄)ぷぷぷ


   *****


この日は、テレビカメラが入っていたようで、
ロビーにBSフジの花束がありましたので、
いずれBSフジで放送されるのではないでしょうか。

行けなかった方も、どうぞお楽しみに。

以下、最後の写真にネタバレ要素がありますので、
これからの公演を楽しみにしている方はお気をつけください。













ドーン!

ね?やっぱ後半でしょ?(笑)


日常生活の快音化

2005-12-21 05:47:19 | 音楽/楽器

4時30分就寝、11時起床。

昨日、NHKの『クローズアップ現代』で
「快音化」を取り上げた


   心地よい音をめざせ~室内騒音 対策最前線~


という特集が組まれていました。

「快音化」とは、日常の心地よい音を目指すといった試みで、
防音・遮音」の考え方を一歩進めたものです。

これまでの住宅環境では、「騒音」と言うと
たいていは車だとか、近隣の楽器だとかが主でしたが、

最近の住宅は遮音性能が向上したために、
ほとんど外部からの騒音が気になることがなくなり、
逆に自宅内の騒音が問題になってきているそうです。
その代表が、掃除機や洗濯機、冷蔵庫、空調などです。


   *****


しかし、ただ音をなくせばいいという問題でもないようなのです。

約10年前に某メーカーから、
当時としては画期的な静音性能を実現した
『静音』掃除機を発売したのだそうですが、

あまりの静かさに「本当にゴミを吸い取っているのか」
というクレーム(問い合わせ?)が相次いだのだそうです。

これは、デジカメでシャッター音がしないと、
本当に撮影できたかどうか不安になる、というのと同じ現象ですね。

そこで、


   音を消すのではなく、心地よい音を出す


という方針に変更したということです。


具体的には、「耳障り」と言われていた掃除機には
4.8kHzと9.6kHzにピークがあって、

それをピンポイントで周波数をカットできるノッチ・フィルターで取り除けば
音をすべて消さなくても耳障りでなくなる、ということを、
中央大学の戸井研究室の研究が突き止めたのだそうです。

その結果に従って、掃除機のモーターの下に、
それぞれの帯域を吸収するシートを取り付けた『快音』掃除機は、
なんと通常の1.5倍の売り上げを記録したのだそうです。




   *****


また、育児ストレスの原因となる赤ちゃんの鳴き声。
しかし、これも赤ちゃんの鳴き声そのものよりも、
部屋の残響時間が大きく影響しているのではないかということを
埼玉大学教育学部の志村洋子教授が研究しているんだそうです。

その結果、以前の一般的な住宅の残響時間が0.5秒だったのに対し、
最近の住宅は約1秒と倍になっていることがわかり、

いろいろな実験の結果、残響時間が短い部屋の方が、
いろいろな物音に対するストレスが少ないことがわかったそうです。

#コンサートホールは「残響2秒!」ってよく言われますよね。


このほかにも、子供が集まる保育園の音の大きさを調査している
東洋大学工学部の藤井弘義講師なども紹介されていました。

ちなみに、
同じ規模の保育園で音が最も快適なレベルだったのはスウェーデン(63dB程度)で、
日本は最も音が大きい75dB(地下鉄相当)だったそうです。

そこで、天井を吸音して音のレベルを下げたところ、
保育士のストレスが軽減したとのこと。


   *****


最近は、このような「周波数のピークをなくす」とか
「快適な残響を加える」って話を聞くと、

どうしても「EQでカットしちゃえ」とか「リバーブを上手に使おう」
なんてレコーディング関係の発想ばかりしてしまうのですが、


実際にピークを吸収するシートを開発して、
物理的にフィルタリング(EQ)する発想や、

日常を過ごす部屋の残響時間を調整して、
ストレスを減らすっていう発想は、

個人的にかなり新鮮でした。

#同じように部屋を吸音すると言っても
#いつもは「低域が溜まるのを解消する」とか
#「宅録する時は部屋をデッドにする」ってな内容ばかりですから。^^;)


う~ん、
久々に芸術工学士の血が燃えました(^◇^)


今日の本(とケーキ)

2005-12-20 01:12:28 | 仕事

買い損ねた『雲龍+スケッチショウ』のライブチケット代は、
『フルーツロールケーキ』と『プラネタリウム』に大変身~!( ̄w ̄)ぷぷ



ということで、今日の本です。


■Gakken Mook 大人の科学 Vol.9
『究極のピンホール式 プラネタリウム』



「顕微鏡」や「録再蓄音機」など、
ツウ好みの本格的な工作付録で人気の『大人の科学』。

30~40代の人には懐かしいと思いますが、
「学研の科学と学習」の大人版って感じの雑誌です。

#「科学と学習」って、今でもあるんですねぇ~!

そのうちVol.9号として9月末に発売されたのが、
この『プラネタリウム』です。


発売当時に買おうと思ったのですが、
あっという間に売り切れ!

バックナンバー(在庫)すらなくなってしまったようなのですが、
非常に反響が大きかったようで、
このタイプの書籍にしては珍しい『第2刷』が行われ、
本日、書店に並んでいました。


もちろん、速攻で購入!


この号の付録は、
メガスター・大平貴之氏の監修によって設計された、
家庭用のプラネタリウム。特殊な工具がなくても誰でも製作できます。

そんな手軽さでありながら、
すでに製作した人の話を聞くと、
実際に自宅でプラネタリウムの光を投影すると、
かなり感動的らしい!

年が明けないと製作する時間が取れそうにありませんが、
非常に楽しみです!

大人の「冬休みの工作」ってところですかね。(^◇^)


JAZZ LIFE2006.01



・AKAI EWI4000s/宮崎隆睦氏の試奏インタビュー
・ウッドベースで使うBOSS EFFECTORS/池田達也氏の試奏インタビュー

などを執筆しております。
機会がありましたら、立ち読みでもしてください。


【追伸】

なお、いろんな所で話題となっております(話題になってしまった)、
アカイプロフェッショナルエムアイの破産」についてですが、

HAPPYな話題でないことや、
私自身、正確な情報を持っていなかったので、
ここで言及することは避けておりました。

現状でも詳細な情報は持ちあわせていないのですが、
上記雑誌のEWI試奏記事および同製品の広告の問い合わせ先が
「プロ・オーディオ・ジャパン」と変更されておりましたので、

EWI4000sに関しては、
何らかの状態で上記メーカーから発売されるようです。

ただし、発売時期や他の製品の取り扱いに関しては不明です。
もし確実な情報が入りましたら、公開させていただきます。

#ニュースとか2chとかの方が、情報が流れるのが早いでしょうけど


【以下、2005.12.23追記】

AKAI professionalの暫定版サイトで、

 2005年12月1日より「AKAI professional」及び「AKAI digital」ブランド
 製品の取り扱い及び修理、サポートを「プロ・オーディオ・ジャパン株式
 会社」が行うことになりました。従来の「ALESIS」、「NUMARK」ブランド
 製品同様お引き立ていただきますようよろしくお願い申し上げます。まず
 は取り急ぎお知らせ申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げま
 す。ご不明な点等は、下記までお問い合わせください。

とのお知らせが掲載されておりました。
詳しくは、http://www.akai-pro.jp/ をご覧ください。



六本木ヒ~ルズ

2005-12-20 01:12:06 | YMO &more

4時30分就寝、7時30分起床。

今夜、六本木ヒルズ森美術館で行われる
『雲龍+スケッチショウ』ライブの当日券を買いに
久々に通勤電車に揺られて六本木ヒルズへ。

発売時間は10時。
9時に到着。

...既に当日券分の整理券は配付終了だって(ToT)



AFTER SERVICE

2005-12-19 00:50:05 | YMO &more

年末ですねぇ~。ハイ、徹夜です。

何とか今日締め切りの原稿を上げて、
9時就寝、14時起床。


   *****


今日は、12月19日。個人的に想い出深い日。

22年前の1983年12月19日、福岡国際センター。
最初で最後のYMOのコンサートに行ったのです。

#再生XYMOは除く

ということで、今日はそのツアーのライブアルバム
AFTER SERVICE』と『COMPLETE SERVICE』を鑑賞し、
想い出にふけりました。


以下、想い出話。



散開ライブを映画化した『A Y.M.O. FILM PROPAGANDA


   *****


81年のYMO WINTER LIVE '81と、
82年のYUKIHIRO TOUR 1982も行きたかったんですが、

実家のある飯塚市から福岡市に出るには
山ひとつ越えなければならず(笑)

当時中学生だった僕には、
親から山越えの許しが出なかったんですよねぇ~(いい子だ)


でもって、高校に入学した年の冬に行われたYMO JAPAN TOUR 1983
高一なんで、もう山越えてもヨカろう、ってことになって
チケットを買ったんです。確か、3,800円くらいだったんだよねぇ。

そしたら、
な、な、なんと!


   最前列!細野さんの真ん前!\(◎o◎)/


その時は、まだYMOの散開は発表されてなくて、
まだ「散開ライブ」なんて呼び方はなかったわけです。
これが最初で最後のオリジナルYMOのライブとなったのでした。


当日は、高校の授業が終わってから
部活を休んで制服のまま福岡市に向かいました。

当時入ってた吹奏楽部は、
私用で部活を休むなんて許されない厳しい所だったんで、
風邪だとかなんとかウソついて部活を休んだんだよなぁ ^^;)。


   *****


会場の周りには、テキヤがいっぱい。
ステッカーだのポスターだのバッチだのカレンダーだの。
ウキウキワクワク(^◇^)

欲しいもんがいっぱいあったんだけど、
しかしながら、お金がない(ToT)

結局、ステッカー1枚とバッチ1個で
涙を飲みました。。。


このときの想いが積もり積もって、約10年後の94年、
教授のSWEET REVENGE TOUR(武道館)の時には、

いい大人であるにもかかわらず、
テキヤの屋台を丸ごと買い込むくらいの勢いで、

Tシャツやバッチなど、
大量のいんちきをグッズ買い込みました。

20代後半になって「YMO」って印刷されている下敷きを買うのは、
僕ぐらいでしょう ^^;)


   *****


話は戻って、福岡国際センター。

そんなこんなで会場に着いたら、
別口で来ていた姉(教授ファン)を探しに会場内をウロウロ。

姉は短大の寮に入っていたので久々です。
まあ、オシャレして来るんだろうなぁ~とは思ってましたが、


   肩にデッカイ羽根が付いてました。\(◎o◎)/


さすがです。恐るべし。
見て見ぬふりをしたことは、言うまでもありません。


   *****


福岡国際センターって、
大相撲九州場所やってるところなんですよねぇ。

だから、基本的には体育館。
いわゆるアリーナはパイプイス。
最前列には、鉄パイプの柵でステージと仕切られています。

コンサート前半は特に問題なかったんだけど、終盤にさしかかると
それまで数メートル間隔で立っていたコンサートスタッフが、
ラガーメンか、はたまた機動隊か、っていうくらいに終結し始めて、
鉄柵に向かってスクラムを組むわけです。

その相手は、客席からステージに突っ込もうとする観客。
今では信じられませんが、結構人気あったんですね >YMO ^^;)


アンコールでは、その最前列スタッフのミゾウチに
ハイヒールのかかとでケリを入れながら


   何でコレ(花束)渡させてくれないのよ~!( ̄□ ̄;)


と絶叫しながら、持参の花束で
スタッフの頭をバンバン殴る女性(幸い姉ではなかった)が現れたり、

スタッフのスキを見てステージに突進する男性が現れたりと(=o=;)
(見事に警備員がタックルして制しました)

なかなかスリリングな世界も体験できました。 ^^;)


   *****


おっと、肝心のライブの想い出をまったく書いてませんね ^^;)

ライブに関しては、
ロック系の大規模のライブって初めてだったので、
とにかく音のデカさにビックリ!\(◎o◎)/

あまりの音の大きさに、
最初の数曲は曲が始まってからしばらくの間は
何の曲を演奏しているのかわかりませんでしたから(苦笑)
もう、ミミガコワレタワタシ状態です。

そして、曲目の方は、もう演奏しないだろうと思っていた
東風BEHIND THE MASKSOLID STSTE SURVIVOR中国女といった
初期の曲のオンパレードで、狂喜乱舞でした。

あと、その頃は既にあまりドラムを叩かなくなっていた幸宏氏が
ドラムを叩いてくれたのも嬉しかったですよねぇ~。しかもSIMMONS

絶対いつか買おうと心に誓ったのでした。


そうそう、昔はコンサートでイスから立つって、
結構珍しかったんですよね。

本当にライブの終盤になって、
「どうする?立っちゃう?やめとく?」
って、一緒にいった友達を相談したのを覚えてます。


   *****


あれから22年。早いなぁ。

そそう、ライブの帰りがけに、
イスに貼ってあった座席番号の札を記念にはがして帰りました。
実家に置いてある、コンサートパンフに挟んであるはず。

今度帰省したら、ちょっと探してみようかな。