ブログのオーディオ版「口は災いの"素" YouTube」001をアップしました。
内容は、昨日行われた「MUSIC AWARDS JAPAN」を見ての感想。
……ですが、評論的なことはさておき、完全にYMOファン・モードで喋りました。
▼オープニングショー「RYDEEN REBOOT」YMO | MUSIC AWARDS JAPAN 2025
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ということで、今回もテロップ用に起こしたテキストをベタ貼りします。
こちらを読んでいただいても、YouTubeを聴いていただいてもOK。ご自由にお楽しみください。
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こんにちは、音楽テクニカルライターの布施雄一郎です。前回がプロローグでしたので、今回が初回ということになります。ブログのオーディオ版といった形で、本当に思いつきで始めたものですけれども、今日は5月23日、金曜日です。前回、とりあえず喋った後に、音がメインメインというか、音しかない動画を作ったんですけれども、一応テロップというか、字幕を入れてみたんですね。
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これがなかなか手間で。前回、さんざん「手間をかけたくない」と言っておきながら、結構な手間だなと思ってしまいまして。ただね、テロップはあった方がいいのかなと思ってるんで、これを続けるか、これっていうのがテロップを入れることですね。
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続けるかどうかは、ちょっとと考えたいと思いますが、考えつつ、今日が第1回、前回が第0回ということだったので、今日は第1回として収録しています。
先ほども言いましたけれども、今日は5月23日金曜日ということで、実は昨日、日本版グラミー賞と言われております「MUSIC AWARDS JAPAN」が開催されまして。アワード自体は数日間に渡って行われてたんですけども、昨日がそれの最終セレモニーというんですかね、主要部門が発表されまして。
実は私も光栄なことに、アワードの投票に参加させていただいたんですけれども、そういうこともあって、昨日はNHKで生中継されていました番組を、事前に、NHK BSで始まったプロローグ的な番組からずっと見てたんですけれども、
え~っとですね……ちょっと……
喰らっちゃいましたねぇ。
というのは、先ほど言ったように投票にも参加したので、もちろんこのアワード自体にも興味ありましたし、もう10年以上前から、結果的にアワードの関係者になる方々から「こういう日本版グラミーを作りたいんだ」って話をその時々で聞いていたので、それがやっと今回実現したということで、私も注目しておりましたし、今のアーティストたちが、実際どのような評価を受けるのかっていうのも興味はありました。
そういう興味で見ていたんですが、いきなりね、生放送が始まった途端に、細野さんが登場して、スピーチを行いまして。そもそも、細野さんが登場するということ自体知らなくて、それにまずびっくりしたのと、今年のアワードのシンボル・アーティストとしてYMOが選ばれていて。
一応説明しておくと、私はもう大ファンでしてね。大ファンというよりも、YMOで初めて音楽に興味を持ったんです。それは中学1年生のときだったんですけども、それまでは、たぶん音楽は嫌いではなかったとは思うんですけれどもね。基本的に興味はなかったんです。
野球少年で、音楽自体、特に嫌いではなかったけど興味はなかった。しかも学校で習うような音楽、いわゆるクラシックですね、クラシックには全くと言っていいほど興味がなくて、中学生時代なんかは、これ半分自慢になっちゃうのかもしれないですけど(笑)、通信簿でほぼオール5を取ったことがあるんですよ。
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なんですけど、確か音楽だけがね、3だったのかな(笑)。それぐらいとことん興味はなかったんですけども、やっぱりYMO、ですね。当時、コンピュータとか、シンセサイザーとか、80年のそういう言葉の響きっていうのは、もう本当に未来を感じさせるもので、それで一気にハマって、結果、今、音楽テクニカルライターという仕事をしてるんです。
そこら辺の前置きはいいとして、とにかく昨日のアワードで細野さんのスピーチがあることも知りませんでしたし、そのスピーチ直後のオープニング・ショー、オープニング・ムービーというんですかね。
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YMOの「RYDEEN」がフィーチャーされたもので、しかも演出がめちゃくちゃカッコよくて、それにちょっとかなり食らっちゃいまして。もう、ほぼ音楽テクニカルライターという立場ではなく、YMOファンとして昨日のアワードは見ちゃったんです。
テレビにも出演されてた柴(那典)さんのような音楽ジャーナリストの方々とは全然違う目線で見ちゃったので、今から話すことも、音楽テクニカルライターとしてではなく、YMOファンとしての話なんですけれども、いやぁ、よかったですね、オープニング。
見ながら、「これ、MIKIKO先生の演出なのかな」と思ってたんです。MIKIKO先生っていうのは、Perfumeのダンスとか、演出とかで知られてる方ですけれども、世の中的には、2016年になるんですかね、リオ・オリンピックの閉会式で「from Rio to TOKYO」っていう、「フラッグなんとかセレモニー」、引き継ぎ式ですよね。
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そこでも総合演出を担当された方なんですけども、今朝になってMIKIKO先生のInstagramを見たら、やっぱりかということで。それもカッコよかったんですけど、僕的に一番は、何ていうのかな。
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YMOで……今の若い、第一線で活躍してるアーティストたちが、いい意味で、YMOで遊んでくれていたっていうことに、すごく心を打たれまして。僕はYMOファンなんですけど、なんかYMOがどんどん神格化されてしまうのが、ちょっと僕個人的にはあまり好きではなくて。なんて言うのかな。
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そのあたりの表現が難しいので、あまり中途半端なことは言えないんですけれども、やっぱりYMOの音楽はなくなったわけじゃないですから。まだまだ現役で……まだまだじゃないですよね、これからも永遠に残っていくものですので、それを本当に良い意味で、解体したり、いろんなアプローチで遊んでくれてるってのが一番嬉しかったですね。
あれを見て、ここ数年、もう3年くらい経つのかな、心にあった、ちょっとつっかえていたものが、すべてではないですけれども、だいぶ取り除いてくれたような、そんな気持ちになりました。
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あとね、今朝になって(Xで)サカナクション山口一郎さんの写真を見て。昨日のオープニングのイベント、それは「RYDEEN REBOOT」っていうタイトルが付けられているようなんですけれども、そこにサカナクション「新宝島」もワンフレーズ、パフォーマンスが挟まれていたんですけど、そこでダンサーの方々が持っていたオブジェというか。「レコードだな」と何となく思ってはいたんですけども、写真でよく見たら、YMO『SOLID STATE SURVIVOR』の、1979年当時の初回盤のクリーンイエロー盤をオマージュしたもので。しかもダンサーがそれを両手に持って。黄色の物を両手に持つと言うと、それって「新宝島」ミュージックビデオですよ。
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チアガールの方々が黄色いポンポンを振って踊るわけですけれども、「両方にかかってんだ!」と想うとね、何かそこでまた目が覚めるような想いで。そういう何か「うわぁ!」っていうのが(昨日の夜と今朝)2回続いたので、これはちょっと喋っておこうと思って、今、録っているわけです。
映像では気が付かなかったけど、「RYDEEN」が収録されているYMO『SOLID STATE SURVIVOR』のLPレコード(しかも初回プレスのクリアイエロー盤)と、サカナクション「新宝島」MVでチアが手にする黄色いポンポンが、ダブルでオマージュされている……!!!(驚愕)#MAJ2025#YMO#サカナクション https://t.co/vzOQxFhEoz pic.twitter.com/xnTZ0s8rp5
— 布施雄一郎 (@MRYF1968) May 23, 2025
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もうぶっちゃけ、その気持ちを残したかったということだけで、他にネタはないんですが。賞自体も、60くらいの賞があるのかな。なので、まだすべての結果を把握し切れていないんですけども、最優秀楽曲賞は、Creepy Nutsさんの「Bling-Bang-Bang-Born」ですとか、最後に発表された最優秀アーティスト賞はMrs. GREEN APPLEが受賞されて。10周年っていう年に。ここ数年の活躍を考えると、そりゃそうだろうなっていう結果だと思います。Mrs. GREEN APPLEが発表される直前の、(プレゼンテーター)役所広司さんのスピーチもすごく素晴らしかったと思います。
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あとはね、最優秀…全部「最優秀」なんですけれども、最優秀クラシックアルバムで教授の作品が受賞したりとか、本当にいろんな優秀な作品が選ばれて。もちろん、問題点というか、改善点はいろいろあるとは思うんですけれども、でも、とにかくこの意義と、納得できる結果と、先ほどからずっと話しているパフォーマンスも含め、成功だったと言えるんじゃないかと僕自身は思ってます。
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これをさらに深めて、成熟させていくのが、これからの課題でしょうし、僕も音楽関連の仕事の末席にいる人間として、成熟させていけるように、お手伝いができたらなと思っております。
……ということで、最後は無理矢理に音楽ライターっぽいことを言いましたけど(笑)、今日はどっちかって言ったら、YMOファンとして「昨日は良かったなぁ~」っていう、そういうトークで締めさせていただきたいと思います。
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本当はね、直前に山梨・甲府に出張で仕事に行ったり、あと、先々週になるのかな、和歌山の方にプライベートで行ったりして、そういう話もできればと思ってたんですけども、昨日の今日なので、今回は「MUSIC AWARDS JAPAN」の話でまとめさせていただきます。
12:49
それではまた来週ぐらい……来週はちょっと忙しそうなのでどうなるかわからないですけれども、またタイミングを見て、投稿したいと思っております。それではまた、そのときまで、サヨナラ。バイバイ!
各賞を受賞された皆さん、おめでとうございます。出演アーティスト、関係者の方々、お疲れさまでした。記念すべき第一回に投票で参加でき光栄です。このアワードがさらに成熟していくことを願って。プレゼンテーター役所広司さんの最後のスピーチ、素晴らしかった。#MAJ2025https://t.co/LIu8zl41VL
— 布施雄一郎 (@MRYF1968) May 22, 2025
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