23時30分就寝、4時起床。
久々の布団&日本時間。
突然ですが、みなさんは、写真を撮る時に、
同じカットを何枚くらい撮りますか?
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その昔、とあるイベントのレポート取材をしました。
僕とは別部隊でプロのカメラマンさんが会場内を撮影していて、
後で、その写真にコメントをつけるという仕事です。
記事の方は、クライアントさんからどのコーナーのレポを書いてくれと
指示をもらっているので、それほど苦労しませんでしたが、
何が大変だったかと言うと、カメラマンさんが撮影した
膨大な写真(画像データ)の中から、写真を選ぶ作業でした。
カメラマンさんは、各コーナーごとに4~5カット程度ずつ撮影していて、
その中から(なぜだか僕が)ベストショットを選ばなければいけないのです。
画像データはDVDでもらったので、1GB以上は楽にあったと思います。
一応、素人ながらも
この部分にピントが合っていないから、コレはいかぁ~ん
このアングルはいいけど、照明がイマイチ納得いかぁ~ん
いい写真なんだけど、このお客さんがいかぁ~ん
などと、四苦八苦しながら選んだわけです。
すると、ある傾向があるのに気付きました。
各コーナーで、同じものを数枚ずつ撮影しているわけですが、
ほとんどの場合、
最初に撮影されたカットが、一番いい写真なんです。
このことを改めて考えてみると、自分にも同じ傾向がありました。
撮影しているときは、まず1枚写真を撮ってみて
やっぱ、こっちの角度から撮った方がいいな
もうちょっとアップにするか
あ、後ろのアレも入れておこう
などなど、ベストショットを撮るべく、いろいろと考え抜いたうえで、
納得行くまで撮影するんですが、
いざ「どの写真を使うか」と見比べてみると、
やっぱり最初に撮影した写真が、一番いいんですね。
感覚的には、96%くらいの確率で結局最初の1枚を選択します。
もちろん、最初の1枚って
多少ピントが甘かったり、余計な物が写っていたり、
逆に必要な部分が切れてることも多々あるんですが、
何故だか一番インパクトがある。
心を掴むというか、素人が言うのもおこがましいですが、
芸術性が高いというか。
#もちろん、ピントやアングルが絶対条件の撮影の場合は、
#その限りではありませんけれども。
う~ん、これは僕だけの感覚なんだろうか?
それとも、他の人も同じなんだろうか?
そう思って、一緒に仕事をしている某カメラマンさんに質問してみました。
たくさん撮影して、どの写真を選ぶか迷わない?って。
そうしたら、
迷ったら、1枚目を選んでおけば、まず間違いないよ
ってな答えでした。
ほぉ~っ!やっぱりプロでもそうなのか。
ちょっと、目からウロコでした。
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そう考えると、レコーディングでこそ、この傾向は顕著ですよね。
ファースト・テイクが一番いい、と。
確かに、テイクを重ねるほど、
速いフレーズがキッチリ弾けるとか、
ダイナミクスが強調されるとか、
リズムが正確になるとか、
そういったプレイ面でのクオリティーは
当然上がっていくのですが、その反作用として、
勢いだとか、
テンションの高さだとか、
魂の熱さだとか、
そういった音楽的な部分は、
確かに鮮度が下がってしまいがちです。
プロのレコーディングでは、このプレイ面と音楽面のふたつのバランス
ぴったりとマッチしたベストテイクをCDとしてパッケージ化するわけですが、
それでも、やはり「3テイク以内」という話はよく聞きます。
そして、エンジニアさんは
ファースト・テイクは絶対に録り逃してはいけない
という事が鉄則だと、よく言われます。
なるほど、ファースト・テイクには、
意図的には作り出せない、不思議なマジックがあるんですね。
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そう考えると、自分の原稿のファースト・テイクは、
これがまた、見事なまでに全然ダメダメです( ̄w ̄)ぷぷ
どちらかと言うと、リライトを重ねるうちに、
何かひらめくことが多いですなぁ~。
う~ん、もっとファースト・テイクのクオリティーを上げねば。
そんなことを考えてしまう2月末日。
なんだか、シメが自己反省になっちゃいました ^^;)