帰宅しました。東北での花見とは弘前を目指す旅だと以前語ったことがあります。弘前へ向かって北上する過程に意義があり、然るべき時期に到達するためには、途中を端折るしかない場合も出てくるということです。去年がまさにそうでした。中通りの古木を訪ね歩いたのも、会津に腰を据えたのも、一昨年以来だったのです。それだけに、好天と花盛りに重なって、去年の借りを返せたのは大きいものがありました。
その一方で心残りもあるにはあります。中日が曇ったことにより、日程が実質一日削られて、米沢に着くや否や切り上げるしかなかったことです。桜は満開、天候も引き続き晴と予想されているだけに、あと一日あればと仮想せずにはいられませんでした。それはあくまで仮想としても、あと一晩延ばす手はありました。度々語ってきた通り、投光器の明かりが消えた深夜こそ、上杉神社の夜桜の真骨頂と自分は思います。投光器に代わって橙色の街灯がつき、内側から照らされた城郭が浮かび上がって、濠の水面に映し出される光景は唯一無二です。あの光景を久々に眺めるためなら、明日の始発で朝帰りする強硬策を採るにもやぶさかでないところでした。その始発列車が混んでいたため、結局断念したものの、そうでなければ急転直下の結末となっていたかもしれません。
もっとも、それは過ぎた話でしかありません。問題は再開後にどう動くかです。今後の天候と開花状況にもよるものの、米沢に一泊して埋め合わせる手も検討します。
その一方で心残りもあるにはあります。中日が曇ったことにより、日程が実質一日削られて、米沢に着くや否や切り上げるしかなかったことです。桜は満開、天候も引き続き晴と予想されているだけに、あと一日あればと仮想せずにはいられませんでした。それはあくまで仮想としても、あと一晩延ばす手はありました。度々語ってきた通り、投光器の明かりが消えた深夜こそ、上杉神社の夜桜の真骨頂と自分は思います。投光器に代わって橙色の街灯がつき、内側から照らされた城郭が浮かび上がって、濠の水面に映し出される光景は唯一無二です。あの光景を久々に眺めるためなら、明日の始発で朝帰りする強硬策を採るにもやぶさかでないところでした。その始発列車が混んでいたため、結局断念したものの、そうでなければ急転直下の結末となっていたかもしれません。
もっとも、それは過ぎた話でしかありません。問題は再開後にどう動くかです。今後の天候と開花状況にもよるものの、米沢に一泊して埋め合わせる手も検討します。