日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

ご臨終

2019-04-24 22:47:55 | 旅日記
先週末の活動中、印象深い出来事がありました。ただし桜のことではありません。メモリカードがご臨終となってしまったのです。夏井で最初の一枚を撮ろうとしたまさにその瞬間、突如として読取不能になり、それを最後に端末でも認識されなくなるという呆気ない最後でした。
メモリカードが壊れてしまい、高額な費用をかけて修復したという経験が一度だけあります。しかし、今回はそのときと違って何の前触れもなく壊れました。噂に聞いてはいたものの、実際そのようにして壊れたのは初めてです。使った年数からしても、おそらく寿命だったのでしょう。常用しているもう一枚も、いずれこうなる可能性は十分あります。転ばぬ先の杖として、二枚とも買い換えるという顛末です。劣化が顕著だったバッテリーパックも買い増しため、先日落とした機材の修理費と合わせて、今月はかなりの物入りとなってしまいました。
不幸中の幸いだったのは、初日の朝、実質最初の一駒を撮ろうとしたときだったため、それまでに撮っていた数駒ほどを失うだけで済んだことです。これが単なる偶然ならば出来過ぎです。長年働き寿命を迎えたカードが、「立つ鳥跡を濁さず」の諺通り、潔く旅立っていったかのようでした。印象深いと申したのはそのためです。これまでの働きに感謝しつつ、新しいカードを携え連休の活動に臨みます。
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