日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

早春の会津を行く 2019 - 鶴ヶ城

2019-03-10 10:47:57 | 東北
宿に車を置いたまま鶴ヶ城にやってきました。月並みといってしまえばそれまでながら、花見以外で来る機会は決して多くありません。直近の二年続けて紅葉の盛りに訪ね、さらに去年は夏場にも訪ねたため、冬枯れの眺めも一度見ておこうと思い立った次第です。
北出丸から左回りに周回し、二の丸までを小一時間で歩きました。花見の時期でさえ、観光客はまず来ない穴場というべき一角だけに、この時期には行き交う人もまばらです。とはいえ、日射しの暖かさは春そのもので、昨日と違い風もほとんどありません。今日も薄手の雨合羽はすぐに脱ぎ、長袖シャツ一枚の軽装です。この陽気に誘われたか、地元の散歩客が三々五々現れては通り過ぎます。
あと一月少々もすれば、この冬枯れが百花繚乱の眺めに一変することになります。俄かには信じがたいものの、日差しの暖かさを考えればあながち不思議ともいえません。
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早春の会津を行く 2019 - 中町フジグランドホテル

2019-03-10 09:00:11 | 東北
出発した時点では、水戸にひとまず行くとして、宿泊は宇都宮か会津の二者択一と思っていました。決断を延ばしたのは、花見のときにも行くであろう会津に、今回行く必然性が乏しいように思われたからです。ただし、冬晴れの時期ならともかく、この時期の宇都宮へ行くべき必然性もありません。その結果、天候が最終的な決め手となり、より長持ちする会津を選ぶという顛末です。そのような事情もあり、夕方まで宿の手配を延ばしたものの、最終的には落ち着くべきところに落ち着き、中町フジグランドホテルの世話になりました。
何度泊まろうとも毎回話題を提供してくれる宿です。しかもその多くは進化に関するものでした。しかし今回は残念な話題が。着くなり目に留まったのは朝食の有料化を知らせる掲示でした。駅前では既に有料化されたと聞いており、いずれこちらに波及するのも想定の範囲内ではあったのですが。
世知辛いご時世を考えれば仕方のないことともいえます。しかし、法華クラブの朝食とは違い、料金を払ってでもいただきたいと思う代物ではありません。徒歩圏内には朝から入れるラーメン屋もあるだけに、500円の料金を支払ってまでいただくかどうかは微妙です。実施は4月1日からとあるため、花見で再訪するときには有料化されていることになります。場合によっては、これが最後の朝食になるのかもしれません。
しかし、手作りの惣菜に温かいご飯と味噌汁がつくという内容は、コンビニの弁当を明らかに上回り、牛丼屋と比べても十分互角で、よくよく考えれば500円の価値はあるともいえるのです。それに加えて、おばちゃんとお姉さんらの快活な接客も好ましいものがあります。ここでいただく朝食が、十数年来の習慣でもあっただけに、それのない朝は俄に想像できません。次はひとまずラーメンにするつもりですが、結局ここの朝食に回帰する可能性は少なからずありそうです。
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早春の会津を行く 2019 - 二日目

2019-03-10 08:16:02 | 東北
おはようございます。昨晩は神明神社に参拝してから宿に戻り、一風呂浴びて休みました。日中こそ汗ばむ場面があったものの、帰り道には相当冷え、一月ぶりに毛糸の帽子を被りました。暖かかった仙台とは対照的な、早春らしい夜でした。
一夜が明け、昨日と同様の雲一つない、しかしやや霞んだ空が広がっています。夕方近くまで晴れるという予報も変わりません。山形まで北上すれば日中いっぱい晴れるという、結果的には先週末と同じ予報の再現となりました。ただし、仮に予報が的中しても、曇るのが一、二時間遅い程度の違いです。移動の時間も考えると、実質的な違いは全くないともいえます。今回は会津で完結させた方が現実的でしょう。
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