日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

梅雨空の京都を行く 続編 - 帰着

2018-06-17 23:58:23 | 近畿
帰りの車内で知ったのは、東北新幹線のダイヤが乱れたということです。東京駅で列車を降りると、想像した以上の混乱ぶりでした。18時台の列車が今から出るということは、最終列車が出るのはいつになるのでしょうか。仮に東北へ行っていればとんだ災難だったことになりますが、こちらは余裕綽々の帰着となりました。
梅雨時とは思えない好天に恵まれ、急遽レンタカーでの活動に切り替えたものの、昨日ほどの快晴には至りませんでした。同じくレンタカーで活動した去年と比べても、やや格落ちだったのは否めません。とはいえ、昨日、あるいは去年との比較で若干見劣りしたに過ぎず、梅雨時であることを考えればかなりの好天だったのは間違いありません。その好天を最大限に活かすという観点からすれば、和歌山よりも琵琶湖の方が適していたのは事実なのです。やはり今日はこれでよかったのだろうと納得しています。

来週末の予報は二転三転しています。一時は土日とも晴れの予報に色めき立つも、昨日の時点では土曜が曇、日曜が晴に変わっていて、最新の予報では土日とも曇ということになりました。京都でやり残したことがないわけではなく、和歌山にも行き損なってしまったため、再々挑戦するのも一案です。とはいえ、三週続ければどうしても新鮮味は薄れます。甲子園の巡礼にかこつけて、いずれ近畿を再訪する構想もあるだけに、是非もう一度というほどの強い意欲まではないのが現状です。
そのような事情もあり、次回はいずれか一日好天が期待できることを条件にします。現時点の予報が上向かない限り、次は一回休みとなりそうです。
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梅雨空の京都を行く 続編 - ひかり536号

2018-06-17 21:09:41 | 近畿
大津を出たとき、八時過ぎの新快速が事実上の最終列車と申しましたが、正真正銘の最終ではありません。30分後の列車で出ても米原で「こだま」に乗り継ぐことができ、名古屋で最終の「のぞみ」に乗り継ぐことはできます。しかし、レンタカーの営業所が八時に閉まる以上、さらに30分粘ったところで意味がありません。速やかに米原に移動し、「ひかり」で直帰という流れは理にかなっています。
もっとも、去年の時点では、米原での間合いがわずかに3分しかなく、実際に接続が図られているのかどうかは未知数でした。それが今春の改正により6分に拡大されたことにより、最小限の余裕を持って乗り継げるようになったという経緯があります。仮に3分待ちならば、それを嫌って京都から乗るという選択も十分あり得るところでした。

先週「ひかり」で帰ったときは、最後の方まで結構な乗車率が続いて意表を突かれました。意表を突かれたのは、昨秋米原から乗ったとき、自由席に余裕で座れたという経験があるからです。たとえ混んでも名古屋で空くと高をくくって乗り込むと、幸い自由席には十分な空席がありました。
何が違うかといえば、先週乗ったのが最終列車なのに対して、こちらはその一本前ということです。「のぞみ」でも最終列車と一本前では混雑に歴然とした違いがあるのが経験上分かっています。同じ関係が「ひかり」にも当てはまるのかもしれません。
空いているのに加えてもう一つよい点があります。「のぞみ」も顔負けの早さです。新大阪から東京までの所要時間は2時間42分。「のぞみ」でも大半の列車が二時間半を超えることを考えると、10分足らずの差に過ぎません。こちらは米原と静岡に止まり、後続の「のぞみ」を一本やり過ごしての結果であることを考えると、実質的には「のぞみ」以上の俊足ということになります。それでいながらこの快適さはありがたく、近畿からの帰り道にはお誂え向きの列車といえそうです。

★米原2104/ひかり536(536A)/2308東京
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梅雨空の京都を行く 続編 - 珍事

2018-06-17 20:26:51 | 近畿
給油を済ませて営業所へ向かう途中、1号線との合流部で渋滞が起きていました。距離にすればわずかなものとはいえ、京都との府県境へ向かっていく片側一車線の隘路だけに、なかなか前に進みません。返却期限、さらには列車の時刻も気になり出す中、たまりかねて迂回を試みるも、これが全く逆効果。一瞬苛立ちながらも焦るまでには至らず、どうにか時間内に帰着という結果でした。大津駅から新快速で米原へ移動します。
米原から新幹線で帰るには、八時過ぎに出るこの列車が事実上の最終列車となります。京都から乗るのであれば、駅前で中華そばをいただく程度の時間は浮き、実際去年はそうしました。しかし、先週末の状況からしても、「のぞみ」は相当混むと予想されました。そこで今週も「ひかり」で帰れる方を選んだ次第です。これにより、京都を訪ねておきながら、京都駅には一度も寄らないという珍事が起きたことになります。

★大津2011/3318M/2058米原
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梅雨空の京都を行く 続編 - ちゃんぽん亭

2018-06-17 18:15:56 | B級グルメ
雲が西日を遮って、陰影のある空が広がりました。この空を眺めつつ琵琶湖に沿って走れば最高でしょう。しかし、宿の朝食から飲まず食わずで空腹感が限界です。移動の前に「ちゃんぽん亭」で腹ごしらえを済ませます。
この店との出会いは昨秋に遡ります。彦根にある本店の前を通りがかり、咄嗟に飛び込んだのが始まりで、その道中に早くも再訪を果たしました。よくよく聞けば都内にも店舗があることが判明し、その後も何度か世話になって現在に至ります。都内でもほぼ同じものをいただける以上、旅先でわざわざ行く必然性は乏しいといえなくもありません。それでもここを選んだのは、ちゃんぽんよりも唐揚を目当てにしてのことでした。というのも、初めてここの唐揚セットをいただいたとき、巨大な唐揚が三つもつくのに驚いた一方、その後都内の店舗でいただいた唐揚は、ごく普通の大きさだったからです。
つまり、どちらが本来の姿なのかを確かめたかったわけですが、結果はいずれでもありませんでした。一口大の唐揚が六個という内容だったのです。元々の唐揚が大きすぎたことから、女性客も意識して一口大に改め、その分三個から六個に増やしたのでしょうか。個人的にはあの大きな唐揚が理想的ではありましたが、満足感では都内の店舗を上回っています。麺とスープの出来もこちらの方が優っているような気がしました。やはり本場は一味違います。

★ちゃんぽん亭総本家 近江八幡2号店
近江八幡市西庄町2040-3
0748-43-0186
1100AM-2230PM(LO)
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梅雨空の京都を行く 続編 - 西の湖

2018-06-17 18:01:11 | 近畿
五時過ぎの新快速を撮ったところで日が陰ってしまいました。さらに30分粘ったものの、再び空が晴れそうな気配はなく、これ以上待っても仕方がなさそうです。列車の撮影はこれにて打ち止めとします。しかし、まっすぐ走って帰るべき時間帯でもありません。先ほど素通りした西の湖にやってきました。
雲の向こうで西日が鈍く光っており、凪いだ水面に反射して、湖畔に立つ柳を影絵にしています。雲一つなかった昨日の空なら、ただ眩しいだけだったでしょう。日が陰ったからといって諦めるのは早計かもしれません。
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梅雨空の京都を行く 続編 - 列車撮影

2018-06-17 17:06:50 | 近畿
レンタカーでどこへ行くかと考えたとき、まず思ったのは湖岸道路を走って近江八幡へ行くということですが、もう一つ予定していたこととして列車撮影があります。というのも、安土の手前の直線区間が下り列車の撮影に向きそうだとかねがね思っていたのです。ただし、線路の方角を考えると順光になるのは午後の遅い時間帯だけであり、撮るとすれば日の長い夏場に限られます。長年の構想を実行するには今回がまたとない機会と思い立った次第です。
昨日新快速に乗車したとき、ここで列車を狙っている同業者がいるのを車窓越しに見て、こちらの見立てが正しかったことについてはある程度まで確信していました。本日先客は見当たらないものの、彼等がいたと思われる地点でカメラを構えています。西日はまだ十分高い位置にあるため、時間の許す限り粘るつもりです。
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梅雨空の京都を行く 続編 - 八幡山

2018-06-17 15:14:00 | 近畿
粛々と走って近江八幡にやってきました。目当ては先週乗り損なった八幡山のロープウェイです。
山頂で下りるやいなや眺望が広がるのかと勝手に想像していたところ、鬱蒼とした遊歩道を少し歩いたところで視界が開け、眼下に琵琶湖が広がっていました。右手前から左奥にかけて琵琶湖が続き、彼方に比叡山が鎮座する大眺望です。場所を変えれば東側に広がる水郷と安土城が見え、山頂にある寺の境内からは野洲の方へ向かって延びる新幹線と東海道本線も一望できます。
惜しむらくは、昨日に比べて雲が多く、さらには琵琶湖の方角が逆光気味になってきたため、空と湖面の色が冴えないばかりか、遠景が相当霞んでしまうことです。昨日来ていればと仮想せずにはいられません。とはいえ、一時曇りがちだった日差しは復活しました。梅雨時であることを考えれば出来過ぎではあります。
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梅雨空の京都を行く 続編 - 湖岸道路

2018-06-17 11:54:20 | 近畿
早くも時間は押し気味ですが、レンタカーを引き取って出発します。本日の相棒もホンダフィットです。出発した時点ではこうなることを全く想定しておらず、ツーリングマップルも置いてきてしまいました。しかし、幸い営業所で大まかな地図を手に入れることができました。まずは湖岸道路で琵琶湖の東岸を半時計回りに北上していきます。
高速道路並みのバイパスで一気に北上する湖西道路と違い、湖岸を忠実になぞっていくのがこちらの特徴です。高さがないため写真映りは今一つながらも、車窓を楽しむ向きには上々。沿道には駐車公園も点在し、走って楽しい路線という点では近畿でも屈指と思います。とりあえず、近江八幡まではこのまま走るつもりです。
ちなみに、時間が経つにつれて雲が増え、時折日が陰るようになってきました。風も若干生暖かく、清々しかった昨日に比べ、条件はやや劣るともいえます。しかし、雲が出たことによって、眺めにはむしろ広がり、立体感が出てきました。この雲がよい方向に働いてくれることを期待しましょう。
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梅雨空の京都を行く 続編 - 京津線

2018-06-17 10:29:57 | 近畿
早々に車を引き取り出発するつもりが、いきなり時間を消費しています。只今京津線の電車を撮っているところです。
営業所へ向かう場合、京都駅に一旦出てから大津へ行くより、京阪電車で行った方が早そうでした。最寄りは浜大津の一つ手前の上栄町です。この駅前の雰囲気が秀逸でした。逢坂山を越えた後、家々の軒先をかすめるように、急曲線を切りつつ大津の街へ下っていくのがよく、踏切の先には石段の参道があります。その途中から見下ろせば、踏切を横切る電車が絵になるという寸法です。
木陰に吹く風も心地よく、このまま午前いっぱい滞在するにもやぶさかではなくなってきます。それはさすがにやりすぎだとしても、もうしばらく撮影してから営業所へ向かうつもりです。

★京都市役所前859/62レ→C0900/920上栄町
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梅雨空の京都を行く 続編 - 二日目

2018-06-17 07:22:41 | 近畿
おはようございます。その後は「よしみ」を出てから一旦宿に退却し、一風呂浴びて出直そうとしたところ、そのまま眠りに落ちるという顛末でした。一旦宿に戻った時点で、こうなることは十分予測し得たわけですが、それでも退却を選択したのは、その時点で酒はもういいという気分になっていたからでもあります。腹ごなしを兼ねて一風呂浴び、回復すればもう一軒はしごするにもやぶさかではないものの、そうでなければラーメンかうどんでもいただいて締めくくるつもりでした。しかしいずれも果たせずに終わるという結末です。
結局昼は抜きだったわけであり、夜も一軒につき酒二合に抑えました。それでも早々と力尽きてしまったのは、連戦による疲労の蓄積に加え、二週連続で執着心が乏しかったという事情によるところもあります。いわば悟りの境地に至るまで、京都を満喫できたことについては感謝している次第です。
昨日言及した通り、本日はレンタカーでの活動となります。去年も世話になった大津の営業所で車を借り、琵琶湖の周辺で活動する予定です。昨日に引き続き清々しい青空が広がったため、どこへ行っても楽しめるでしょう。夕日が沈むのを見届け、営業所が閉まる八時まで使い切る可能性が高くなってきました。
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