日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

不穏な空気

2017-04-04 22:56:39 | 
都内の桜が盛りを迎えた一方で、にわかに不穏な空気が漂ってきました。先日復帰した相棒に再び不具合が出たのです。
今度はエンジン警告灯がつくというもので、機関が異常な振動をしていることからも、ただならぬ事態なのがありありと窺われます。引き取って戻る際には何の異状もなかったはずが、一昨日警告灯がつくと同時に震動が収まらなくなり、何かが瞬間的に壊れたかのようでした。いや、オイルが異常に減ったのも、この不具合の前兆だったのでしょうか。
気付いた時点で直ちに引き返し、自宅に戻ったまではよいものの、さらにディーラーまで自走できるかどうかは何ともいえず、レッカー車を手配の上緊急入庫という形になりました。レッカー車で運ばれるのは、去年八甲田でまさかの雪に降られて以来ですが、工場行きとなるのはオルタネータの故障で立往生して以来九年ぶりのことです。いずれについても自宅の近くだったのは、不幸中の幸いというしかありません。旅先ならますます厄介なことになっていたでしょう。
一時期高騰していた修繕費もこの一、二年は落ち着いてきて、消耗品の他には劣化したゴム、樹脂の交換だけで乗り切ってきた中、今回は基幹部品の不具合だけに、深刻さはこれまでの比ではありません。長期離脱ということになると、花見の旅にも甚大な影響が及んできます。何にしても無事解決してくれることを願う次第です。
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花盛り

2017-04-04 22:44:02 | 旅日記
昨晩早々と休んだのが活き、今朝は夜明けと同時に目覚めました。こちらの早起きに応えたかのように、天候も終日雲一つない快晴でした。それにもかかわらず屋内で働くという無粋には興ざめせざるを得ませんが、時間が経てば経つほど人出が増えることを考えると、朝方の二時間強が使えたのは大きいものがあります。細切れの時間を積み重ねて、近場の名所を一通り訪ねることができ、ひとまず満足といったところです。
明け方こそまだ肌寒いものの、日が昇るにつれて体感温度はたちまち上がり、九時前には雨合羽を脱いで鞄に収めました。外濠も内濠も靖国神社も、遠目に見ればまだこれからという状況ながら、一本一本を眺めれば、満開の木が相当数出てきており、開花から半月にしてようやく花盛りにさしかかったようです。しかし無情にも、この好天は明日で終わり、明後日から来週半ばまで曇か雨という冴えない予報が出ています。遅咲きの木が踏みとどまったとしても、次に晴れる頃には散り際の最後に駆け込めるのがせいぜいではないでしょうか。そう考えるとこの一両日が今季の山場です。今夜も早く休んで明日に備えます。
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