世知辛い世の中 2017春

夜の部も空振りに終わってしまいました。靖国神社の露店が一掃されていたのですorz
近所で夜桜見物といえば、千鳥ヶ淵か靖国神社の二者択一でした。世間的な知名度こそ前者が圧倒的ではありますが、LEDの安っぽい照明はどうにもいただけません。趣に関していえば靖国神社が数段上であり、その夜桜を眺めつつ露店で一杯やる時間は、何物にも代えがたい贅沢でした。ところが今年は、参道と外苑に並んでいた露店が一軒残らず姿を消し、常設の売店だけが細々と営業していました。
「みたままつり」で露店が一掃され、物議を醸したのは一昨年のことでしたが、今度は花見までがこの始末です。去年の時点でも、お開きの案内放送が繰り上げられ、10時までに完全撤収を求められるようになって、締め付けが厳しくなったことについてはありありと窺われたものの、それからわずか一年で全面排除という事態には面食らいました。年々追いやられていく福岡の屋台にしてもそうですが、露店にとっては世知辛い世の中になりつつあるようです。

五分咲き

雨が上がって待望の青空が広がり、いよいよ花盛りかと思いきや、今季は一筋縄には行きません。早咲きの木が満開に近付いてきた一方で、まだ蕾同然の木も相当数あり、平均すれば五分咲き程度なのが実態です。しかも、晴れていながら全体的に雲が多くて霞んでおり、画竜点睛を欠く空模様でした。人出ばかりがやたらに多く、これでは花見も興ざめです。近所を一時間ほど回っただけであっさり切り上げました。
これで二度目の週末も空振りに終わりました。今週の後半からは天候が崩れると予想されており、残念ながら次の週末には多くを期待できそうにありません。好天が期待される明日以降の三日間が勝負となりそうです。