日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

さくらさく 2015(5)

2015-03-29 07:05:52 | 旅日記
おはようございます。昨夜は靖国神社の露店で一献傾けた後、千鳥ヶ淵で夜桜を眺め、10時の消灯とともに終了。最後の花を咲かせている近所の桜が、いよいよ満開に近付いてきたため、帰り際に名残の盃を傾けてきました。ほとんどの枝が切られて、見るには忍びない姿と思っていたはずが、花を咲かせた立ち姿には、たとえていうなら梅の老木のごとき奥床しさが感じられました。その向こうに背の高い松の木が重なり、彼方に半月が浮かぶという取り合わせも印象的でした。
満開を迎えたということは、あと三日もすれば散り始めるということでもあります。わずか四ヶ所ばかりに固まって咲いている状況だけに、おそらく儚げな散り際になるのでしょう。そう思うと複雑な心境ではありますが、管理者の粋な計らいと、最後に一花咲かせてくれた桜には、改めて感謝している次第です。
ちなみに、外は引き続き雲一つない快晴です。この空が次第に曇り、夕方から夜にかけて雨が降ると予想されているため、今のうちに近所をもう一周してきます。
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