日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い信越へ - 珍事

2015-03-01 22:32:24 | 関東
その後無事下山して須坂長野東から上信越道に乗り、そのまま走り通して関越道に合流し、只今上里のサービスエリアに到着したところです。これは二つの点において珍事といえます。
一つは上信越道を無停車で走り通したことです。上信越道といえば、日頃走っている中では群を抜いて眠くなりやすい路線であり、途中一度か二度は休憩をとるのが常です。ところが今日は、運転に差し障るほどの眠気を感じず、一気に走り通してしまいました。そしてもう一つの珍事は、このまま走り通すと今日中に帰れてしまうことです。房総に静岡など、そもそも目的地が近い場合を除けば、車での活動で当日中に帰ったことは、記憶する限りでは一度もありません。特に先を急いだつもりはないにもかかわらず、なぜこれほど早く帰れたかが我ながら不思議です。
もっとも、常々申している通り、早く帰ればよいというものでもありません。日付が変わる前では高速料金の深夜割引がきかず、東松山から先が問答無用の正規料金となってしまうからです。この時間なら一般道でもそこそこの時間に着くため、関越道を花園で下り、あとは140号線、125号線、122号線と経由して帰ります。
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春まだ浅い信越へ - ひとまず終了

2015-03-01 20:30:54 | 甲信越
腹ごしらえして一風呂浴びて、通常ならば全行程終了というところなのですが、今日に関する限りはそうとも言い切れない事情があります。まず、ここから下山するのが一仕事です。須坂から高速道に乗っても、関越道の渋滞がまだ続いている可能性はあり、そのまま走って帰れるかどうかは何とも言えません。途中で高速道を下り、往路と同様一般道を走って帰るという選択肢も、流れ次第で考えます。
ともかく、まずは無事に下山しなければ始まりません。行きはよいよい帰りは怖い、心して走りたいと思います…
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春まだ浅い信越へ - 山田温泉大湯

2015-03-01 20:16:03 | 温泉
腹ごしらえを済ませた後は、温泉で冷えた身体を温めます。豊野まで一旦下山し、小布施から再び山を駆け上がって、山田温泉の大湯にやってきました。
実は、ここまで来るのも一苦労でした。というのも、黒姫からの18号線が早くも積雪していたのです。幹線国道がこれなら、温泉へ行く県道などなおさらだろうと身構えつつ山を登ると、果たしてかなりの積雪があり、横滑り防止装置の力を借りてどうにかたどり着いた次第です。
そこまでして立ち寄ったのは、浴槽はもちろんのこと床、壁、天井、さらには洗い場の樋まで総檜の造りと、ほのかに硫黄臭の漂う源泉が最高だからに他なりません。たかが300円の公衆浴場で、これほどの贅沢さを味わえるところが他にあるでしょうか。北信で一風呂浴びて行くなら、山を上り下りしてでも立ち寄る価値がこの温泉にはあります。
ちなみに、日によってお湯の量と温度が微妙に違うのがここの特徴でもあります。今日は洗い場の樋から熱いお湯が勢いよく流れ出てきました。地元客が今日は熱いと口々に言っていることからしても、自分の感覚は誤っていないようです。お湯、浴場、さらには雪に埋もれた山間の温泉場の雰囲気と、どれをとっても文句なしの名湯でした。

大湯
上高井郡高山村大字奥山田3580
026-242-2314
600AM-2030PM(最終受付)
第三水曜定休
入浴料300円
泉質 含硫黄カルシウム-ナトリウム塩化物泉[硫化水素型](低張性中性高温泉)
泉温 68.5℃
pH 6.9
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春まだ浅い信越へ - 信濃屋

2015-03-01 18:11:44 | B級グルメ
ひとしきり名残を惜しんだ後は、昨日行き損なった「信濃屋」で腹ごしらえを済ませます。注文したのはざるそば、ではなくカツ丼です。あまりの寒さで温かいものをいただきたかったのもさることながら、どことなく駅前食堂然としたこの店のカツ丼を、一度試してみたかった次第です。
刻み海苔を散らしたカツ丼は、玉葱を使わず、玉子の分量も控えめです。その代わり、深めの丼にはご飯がぎっしり詰め込まれ、その上に隙間なく並んだ厚めのカツにもかなりの物量感があり、見た目以上の食べ応えがあります。こうなると品書きにある「そば屋のカレーライス」が俄然気になってきました。
駅そばなき後、黒姫ではここの世話になる機会が増えるでしょう。短冊の品書きには麺類とご飯ものに加え、馬刺し、天ぷら、もつ煮などの肴もいくつか並んでいます。汽車旅の途中に立ち寄り、この店で昼から一杯やるのもよさそうです。

信濃屋
上水内郡信濃町大字柏原2711-6
026-255-2058
1100AM-1900PM
カツ丼750円
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春まだ浅い信越へ - 黒姫駅

2015-03-01 17:17:54 | 甲信越
五時前の下り列車で撮影は終了。最後は少し引き返して黒姫駅に立ち寄ります。先ほどまで降っていた雨が、いつしか雪に変わりました。早春らしい湿った大粒の雪で、しばらく車を止めているとたちまち積もってきます。一晩降れば、路面にも相当積もるのではないでしょうか。結局今回の活動では、真冬でもほとんど出番のなかった耐寒装備を、終始手放せませんでした。その道中を象徴するかのような春雪です。
この区間を信越本線時代に訪ねるのは、これで最後になりそうです。しかし、先週最後の汽車旅を終えたときのような感慨が、今回は意外なほどにありません。これは、少なくとも長野県側に関する限り、古きよき時代の姿がある程度残るからでしょう。黒姫の駅そばは残念ながら閉店し、189系も間もなく姿を消します。しかし、115系は今後も残り、黒姫の駅舎も、駅前の旅館と酒屋と蕎麦屋も変わりません。それらがある限り、折に触れて通い続けたいと思っています。別れの挨拶は抜きにしておきましょう。
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春まだ浅い信越へ - 妙高6号

2015-03-01 16:13:38 | 甲信越
その後長野方面に移動して上り列車を撮り、「妙高6号」で一旦切り上げ古間駅に移動してきました。同業者が多かったこともあり、結局納得の行く場所を見付けられなかったのが惜しまれます。加えて傘をさしながらの撮影には難儀しました。午前は小雨ながらも風が吹き、午後は無風ながらも本降りという状況でしたが、どちらか一方選べと言われれば、前者の方がよかったというのが率直なところです。
今までのところ、心底納得できたのは横須賀色の一往復と、下りの普通列車一本といったところです。しかし、一日粘って納得できるものを三駒でも撮れたということは、過去の経験からしてもまずまずの出来ではあります。今日の天候と混雑ぶりを考えれば、むしろ上出来といってもよいのではないでしょうか。どこへ行っても積雪しており、天候の割にはそれなりの画になってくれたのも幸いでした。
光量も次第になくなりつつあり、撮れるとしても五時前の下り列車がせいぜいでしょう。撮影はそれをもって打ち止めとなりそうです。ただし、まっすぐ帰っても関越道の渋滞に巻き込まれるだけです。残り時間の使い道を考えつつ最後の列車を待ちます。
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春まだ浅い信越へ - 妙高高原駅

2015-03-01 14:44:32 | 甲信越
小雨で踏みとどまっていた本日の天候でしたが、残念ながらとうとう本降りになってしまいました。これでは意欲も半減です。とことん欲張る理由はなくなったため、次へ移る前に妙高高原駅へやってきました。
愛想のないコンクリート造りの駅舎ながらも、間口が広かったり、団体専用の出入口があったりするなど、信越本線華やかなりし頃の名残をとどめているのがこの駅です。今日もスキー客を送迎する車が三々五々駅前に出入りしており、隣の黒姫駅と同様、思った以上の賑わいというのが率直なところではあります。欧米人のスキー客が多いのもここの特徴で、上越線沿線とは違う特有の雰囲気がこの駅にはあります。信越本線から切り離されても、彼等はここに通い続けるのでしょうか。そうであってくれれば幸いです。
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春まだ浅い信越へ - 妙高3号

2015-03-01 13:57:17 | 甲信越
二本木の跨線橋に戻って「妙高3号」を撮りました。折り返しの合間にタイフォンカバーが閉じられるといった計らいは残念ながらなかったようで、先ほど上って行ったときと同様、左のカバーは開いたままでした。長野寄りの先頭車では、今のところ二つとも閉じています。折り返してくる6号を、どこかで仕留められればよいのですが。
ちなみに、二本木に着いた列車がスイッチバックするのを見届けてから車内に戻りました。しかし、十名弱いた先客は、それを待たずに一人残らず姿を消していました。切り替えの早い人々です。
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春まだ浅い信越へ - セーブオン

2015-03-01 12:53:21 | B級グルメ
朝から飲まず食わずで走り回ったため、まずは兎にも角にも腹ごしらえです。悠長にそばをすするほどの時間はないという状況の中、上信越の風物詩セーブオンが国道沿いあったため、ここで朝食兼昼食を買います。
セイコーマートに頼り切りの北海道はさておき、内地のコンビニで腹ごしらえするのは久しぶりです。また、このような状況で利用するというと、セーブオンの頻度が高いような気がします。これも偏に、ここのおにぎりとホットスナックが安くて充実しているからに他なりません。軽食、惣菜に関する限り、ここがセイコーマートに次ぐ存在と私は思っています。
ちなみに、そのセイコーマートを意識したと思しき、100円パスタと100円惣菜に酷似した商品ができていました。セーブオンの利用価値は今後ますます上がってきそうです。
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春まだ浅い信越へ - 小休止

2015-03-01 12:39:51 | 甲信越
下りの普通列車を撮影したところで一段落です。すぐさま古間に引き返せば、下りの「妙高3号」と上りの「ありがとう信越線」の掛け持ちも可能なところを、あえて前者一本に絞り、引き続き二本木で待ち構えることにしました。掛け持ち可能という条件からして、午前以上に撮影者が集中する可能性がある中、「ありがとう信越線」はあさま色で、なおかつ専用のヘッドマークもないため、国鉄色の「妙高3号」に集中しようと考えた次第です。これにより撮影は小休止となります。
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春まだ浅い信越へ - 信越線スイッチバック号

2015-03-01 12:08:21 | 甲信越
二本続けて空振りした後、横須賀色の6両編成による「信越線スイッチバック号」を狙い通りに仕留めました。最大二十人近くにまで達していた撮影者は瞬く間に撤収し、残ったのは自分を含むわずか二名です。往生際悪く粘ってしまう自分としては、撮り鉄の切り替えの早さにはある意味感心させられます。
ちなみに、朝方から降っていた小雨が止んで日が差してきました。おそらく一時的な現象ではあるのでしょう。しかし、風雨が吹き付ける中での撮影が続いただけに、短時間とはいえ一息入れられるのは助かります。
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春まだ浅い信越へ - 空振り

2015-03-01 11:04:28 | 甲信越
その後下り列車を狙って古間の築堤を再訪したところ、昨日から一転してかなりの先客が出ていたため敬遠し、県境をまたいで二本木の近くの跨線橋に移動してきました。先客の数こそ大差はないものの、収容力と駐車のしやすさはこちらが上で、緩やかな右カーブを切りつつ勾配を下ってくる絵柄も申し分ありません。
それはよいのですが、非常に痛いことが二つありました。一つは、直江津寄りに移動してきたことにより、「妙高4号」との掛け持ちが不可能になり、跨線橋からの後追い撮影にならざるを得なかったことです。もう一つは、そうまでして狙った189系の臨時列車のタイフォンカバーが開いていたことです。合わせて三本撮影しながら、今のところ空振り気味となっています。とはいえ、ほぼ初見で、なおかつ大した下調べもせず乗り込んだ割には、昨日も今日もそれなりの収穫をものにしてきました。これも運不運のうちと割り切ってはいます。
あと一時間ほどの間に、普通列車と横須賀色6連の臨時列車が下ってくるため、この場所で引き続き待ち構えます。上り列車の撮影地に関してほとんど心当たりがないため、場合によっては二時前の「妙高3号」まで粘るつもりです。後追い撮影したときに開いていたタイフォンカバーを、長野で閉じてもらえればありがたいのですが。
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春まだ浅い信越へ - 横須賀色

2015-03-01 09:29:17 | 甲信越
国鉄色の編成による「妙高1号」を仕留めた後、上りの普通列車を狙って長野方面に移動してきました。黒姫と古間の間のお立ち台に相当数の先客がいるのを見て敬遠し、一つ先の跨線橋で待ち構えると、やってきたのは横須賀色の六両固定編成でした。この後長野から出る下りの臨時列車に入ると聞いてはいたものの、間合いで普通列車に入るとは知りませんでした。これは思わぬ収穫です。
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春まだ浅い信越へ - 妙高1号

2015-03-01 08:24:58 | 甲信越
本日最初に狙うのは189系6連の「妙高1号」です。この区間の真打ちともいえる列車だけに、かなりの撮影者が出ると見込んで、十分な収容力がある信越大橋にやってきました。ところが、通過15分前の時点で先客はわずかに二名と、意外なほどに落ち着いています。
予報は無情にも的中し、県境でも雪ではなく雨が降っています。とはいえ、短時間なら傘が要らない程度の小雨であり、雲の向こうからは薄日も差しています。この程度で持ちこたえてくれればよいのですが。
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春まだ浅い信越へ - ふじのや旅館

2015-03-01 07:56:40 | 甲信越
こたつで暖をとってから、一晩世話になった「ふじのや旅館」を出発します。初めて宿泊したこの宿でしたが、建て増しを重ねた複雑な造りからは、列車の乗客で賑わったであろう古きよき時代が偲ばれました。窓の外から発車のベルが聞こえてくるところも秀逸でした。信越本線が役目を終えて名を変えても、この宿と駅舎が末長く活躍してくれることを願って止みません。
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