日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in北陸 2014初冬 Returns -北越2号-

2014-12-06 09:14:30 | 甲信越
事前の情報通り、上沼垂色の編成が長岡駅のホームにゆっくりと滑り込んできました。ヘッドマークを覆い隠し、屋根上にも分厚く積もった雪が、数日来の積雪を無言のうちに物語っているようです。その光景も今季で見納めかと思うと、言いようのない感慨が押し寄せてきます。
遅れは徐々に拡大し、長岡では24分の延発となりました。しかし、もとより先を急ぐ旅ではなく、この列車に乗ることが最大の目的です。この先どれだけ遅れようとも、終着駅まで一瞬たりとも退屈することはないでしょう。

★長岡847/北越2(1052M)/1131金沢
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汽車旅in北陸 2014初冬 Returns -僥倖三たび-

2014-12-06 08:40:26 | 甲信越
乗車予定だった直江津行の普通列車が、20分ほど遅れて発車して行きました。それを見送ったのは、後続の「北越」に上沼垂色の1000番台が充当されたという情報が入ってきたからです。そうと分かれば、直江津まで普通列車で先行するより、長岡から終点まで乗り通すのが順当というものでしょう。先週末に乗車した国鉄特急色の189系、485系に続き、またしてもほぼ原型の国鉄特急型が来るとは、僥倖以外の何物でもありません。
ちなみに、「北越」も20分近く遅れているとの情報が入ってきました。人並外れた暑がりでも、ホームのベンチはあまりに寒過ぎ、只今橋上の待合室に入ったところです。しばらく暖まってからホームに下ります。
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汽車旅in北陸 2014初冬 Returns -長岡駅-

2014-12-06 08:00:35 | 甲信越
長岡で新幹線を降りました。普通列車に乗り継ぎ直江津へというところ、早くも不穏な空気が。折り返して直江津行となる下り列車が、現在のところ15分遅れで宮内に接近中との案内放送が入ったのです。さらに遅れる見込みということは、宮内に着いても発車の目処は立っていないということなのでしょう。新潟行の普通列車も、先ほど20分ほど遅れて発車したところです。風はいたって穏当ながら、この積雪が少なからず影響しているのでしょう。俄然日本海縦貫線らしくなってきました。
ちなみに寒さもかなりのものです。薄手の半袖シャツ一枚で何ら不自由しなかった先週末に対し、今週末はその下にもう一枚着込んで、さらに上着代わりの雨合羽を羽織りました。本格的な耐寒装備はまだ不要と見込んで出たものの、今からこれでは先々後悔する場面が出てくるかもしれません。わずか一週の違いとはいえ、この間の気候の変化は実に劇的です。
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汽車旅in北陸 2014初冬 Returns -常套句-

2014-12-06 07:24:10 | 甲信越
国境の長いトンネルを抜けると雪国。誰もが知る一節ではありますが、それ以外は片鱗すら知らないという人々も多いのではないでしょうか。かくいう自分もその一人です。しかし、かくも人々の印象に残るのは、この一節が言い得て妙だからでしょう。高崎を出たときには冬晴れだった空が、上毛高原を通過するときには雲に覆われ、国境のトンネルを抜けたときにはモノトーンの世界に変わっていました。先週末には積雪しそうな気配もなかっただけに、雪の深さはそれほどでもないものの、止み間なく落ちてくる湿った雪は、まさに越後の冬そのものです。
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汽車旅in北陸 2014初冬 Returns -右か左か-

2014-12-06 06:47:52 | 関東
上越新幹線に限らず、新幹線の普通車に乗るとき、自分は三人掛けの側に座るのを基本としています。よほど混まない限り、隣にお客が座ることはないからです。唯一の例外は東海道新幹線で、これは富士山が見える側を選びたいという理由によります。
今回悩ましかったのは、その富士山を関東平野からも遠望できる時期だけに、今回に限り進行方向左側の二人掛けにするかどうかということです。しかし、結果としては普段通りに右側を選びました。大宮を過ぎるまでは筑波山が彼方に鎮座し、続いて日光の冠雪した山並みが見えてきたと思う間もなく、真打ちの赤城山が姿を現し、高崎までの車窓を彩ってくれるからです。冬晴れの富士山も捨て難いとはいえ、上越新幹線といえば何といってもこの眺めだと自分は思います。
富士山を一望できる冬晴れながら、赤城山の上空には雪雲が迫っているようにも見えます。冬のようでありながら今一つ決め手を欠き、やや中途半端な印象が残った先週末に対し、今日の空はまさに冬そのものです。
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汽車旅in北陸 2014初冬 Returns -同業者-

2014-12-06 06:34:05 | 関東
只今大宮を出ました。ある程度予想できた通り、ここで窓側が完全に埋まり、通路側にもほどほどの乗客が座りました。その中には三脚を担いだ撮り鉄が二名。一人は脚立まで持参の重装備です。北陸本線最後の冬を迎えた今、スキー客に先んじて撮り鉄乗り鉄の動きがいよいよ活発化してきました。
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汽車旅in北陸 2014初冬 Returns -出発-

2014-12-06 06:06:23 | 関東
始発の上越新幹線で旅立ちます。スキーの時季にはまだ早かったか、発車10分少々前に着いた時点で、自由席の列には三人の先客がいるだけでした。発車間際になっても乗車率はざっと三割程度です。これなら大宮からでも窓側に座れるかもしれません。
年が明けると、土曜の朝の上越新幹線は、スキー客を交えた椅子取り合戦の場と化します。空いた列車で悠然と旅立つことができるのは、北陸新幹線の開業前では今回が最後となりそうです。

★東京608/とき301(301C)/748長岡
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