高校野球ネタも未踏の40回目に突入です。昨日は33大会116試合が戦われ、北北海道、青森、岩手、山形、大分、鹿児島で一気に6代表が決定しました。一方、愛媛では今治西に続いて済美が散り、終盤の戦いが混沌としつつあります。例年三連休を過ぎると一気に淋しくなるのが地方大会の常ですが、今季はもうしばらく各地の戦いを追いかけます。
・伝統校
決勝に進んでいた青森が残念ながら敗退しました。しかし、結果こそ第一シードの順当勝ちに終わったものの、試合内容は互角でした。序盤に3点を先制し、追いつかれた直後にも再び勝ち越すなど、中盤までは完全に五分の戦いだったのです。7回にとどめともいえる4点を失いながら、最後の攻撃で2点取り返した粘りも見事でした。前日の小樽潮陵と同様、善戦すればするほどあと一歩及ばなかった切なさも募るのですがorz
離島勢が全て姿を消し、高専なども風前の灯火となる中、藩校を発祥とする伝統校はまだまだ健在です。この日は彦根東が8強、岩国が4強、小松が8強にそれぞれ進出しています。準々決勝に臨んだ福山誠之館は、古豪広島商を相手に惜敗しました。
・出身校
中村紀洋の母校渋谷が散りました。しかし、出れば負けという状況が続いていた同校が、全国制覇の経験を持つ明星を相手に9回まで戦い抜いたのですから上出来でしょう。近年では一夏に3勝した三年前に次ぐ健闘ぶりでした。
・よい地名
奈良の畝傍が4強に進出しました。過去5年で決勝に1回、準決勝に1回進出している同校にとっては、この結果もある意味順当ではあります。しかし問題なのはこの先です。次戦には天理が待ち構えており、それに勝っても決勝には智辯が勝ち上がってくると予想されます。筋書き通りの結末を予想して興ざめする、奈良大会のありがちな展開になってきましたorz
なお、愛知では杜若が、高知では梼原がそれぞれ散っています。
・古豪
この日最大の注目だった法政二と東海大相模の直接対決は、東海大相模の圧勝に終わりました。初戦で引き分け再試合にもつれ込み肝を冷やした静岡は、この日も打撃戦を制して勝ち上がりました。あわやという場面を見せながらも最後は勝つという老獪さは、古豪の面目躍如といったところでしょうか。米子東と池田は2戦目にも勝ち、これで4強進出となります。選抜無敗の韮山は3戦目で散りました。
大阪大会では前出の明星の他、上宮、PL学園、大体大浪商といったところが勝ち上がっています。兵庫大会では前日に続いて関西学院が4強進出を果たす一方で滝川が敗退し、両校の揃い踏みは4戦続いたところで終幕と相成りました。
・職業校
上伊那農がまさかの4強進出。高松桜井に続く無名校の快進撃です。高専最後の砦となった近大高専も勝ち進んでいます。
・その他
茨城大会における無冠の帝王として県別ネタでも紹介した霞ヶ浦が、今年も決勝進出を果たしました。今の今まで取り上げなかったのは、決勝進出など同校にとっては特段珍しくもないからです。昨日の今日で臨んだ決勝戦の結果は既に出ていますが、こちらは明日の話題として残します。
★青森大会決勝
青森6-8八戸学院光星
★茨城大会準決勝
霞ヶ浦3-1取手松陽
★神奈川大会5回戦
法政二3-12東海大相模
★長野大会準々決勝
東京都市大塩尻1-5上伊那農
★静岡大会3回戦
静清8-9静岡
韮山5-7東海大翔洋
★三重大会3回戦
皇学館2-3x近大高専
★滋賀大会3回戦
彦根東5-2草津東
★大阪大会4回戦
渋谷1-6明星
金光大阪3-4x上宮
大体大浪商12-2天王寺
早稲田摂陵0-4PL学園
★兵庫大会準々決勝
滝川3-6神戸国際大付
加古川北0-1x関西学院
★奈良大会準々決勝
奈良大付0-1畝傍
★広島大会準々決勝
誠之館1-3広島商
★鳥取大会準々決勝
米子西2-3x米子東(延長12回)
★山口大会準々決勝
岩国6-3下関中央工
★徳島大会準々決勝
富岡西5-10池田
★愛媛大会3回戦
帝京五6-7小松
東温4-1済美
★高知大会準々決勝
梼原1-6高知商
・伝統校
決勝に進んでいた青森が残念ながら敗退しました。しかし、結果こそ第一シードの順当勝ちに終わったものの、試合内容は互角でした。序盤に3点を先制し、追いつかれた直後にも再び勝ち越すなど、中盤までは完全に五分の戦いだったのです。7回にとどめともいえる4点を失いながら、最後の攻撃で2点取り返した粘りも見事でした。前日の小樽潮陵と同様、善戦すればするほどあと一歩及ばなかった切なさも募るのですがorz
離島勢が全て姿を消し、高専なども風前の灯火となる中、藩校を発祥とする伝統校はまだまだ健在です。この日は彦根東が8強、岩国が4強、小松が8強にそれぞれ進出しています。準々決勝に臨んだ福山誠之館は、古豪広島商を相手に惜敗しました。
・出身校
中村紀洋の母校渋谷が散りました。しかし、出れば負けという状況が続いていた同校が、全国制覇の経験を持つ明星を相手に9回まで戦い抜いたのですから上出来でしょう。近年では一夏に3勝した三年前に次ぐ健闘ぶりでした。
・よい地名
奈良の畝傍が4強に進出しました。過去5年で決勝に1回、準決勝に1回進出している同校にとっては、この結果もある意味順当ではあります。しかし問題なのはこの先です。次戦には天理が待ち構えており、それに勝っても決勝には智辯が勝ち上がってくると予想されます。筋書き通りの結末を予想して興ざめする、奈良大会のありがちな展開になってきましたorz
なお、愛知では杜若が、高知では梼原がそれぞれ散っています。
・古豪
この日最大の注目だった法政二と東海大相模の直接対決は、東海大相模の圧勝に終わりました。初戦で引き分け再試合にもつれ込み肝を冷やした静岡は、この日も打撃戦を制して勝ち上がりました。あわやという場面を見せながらも最後は勝つという老獪さは、古豪の面目躍如といったところでしょうか。米子東と池田は2戦目にも勝ち、これで4強進出となります。選抜無敗の韮山は3戦目で散りました。
大阪大会では前出の明星の他、上宮、PL学園、大体大浪商といったところが勝ち上がっています。兵庫大会では前日に続いて関西学院が4強進出を果たす一方で滝川が敗退し、両校の揃い踏みは4戦続いたところで終幕と相成りました。
・職業校
上伊那農がまさかの4強進出。高松桜井に続く無名校の快進撃です。高専最後の砦となった近大高専も勝ち進んでいます。
・その他
茨城大会における無冠の帝王として県別ネタでも紹介した霞ヶ浦が、今年も決勝進出を果たしました。今の今まで取り上げなかったのは、決勝進出など同校にとっては特段珍しくもないからです。昨日の今日で臨んだ決勝戦の結果は既に出ていますが、こちらは明日の話題として残します。
★青森大会決勝
青森6-8八戸学院光星
★茨城大会準決勝
霞ヶ浦3-1取手松陽
★神奈川大会5回戦
法政二3-12東海大相模
★長野大会準々決勝
東京都市大塩尻1-5上伊那農
★静岡大会3回戦
静清8-9静岡
韮山5-7東海大翔洋
★三重大会3回戦
皇学館2-3x近大高専
★滋賀大会3回戦
彦根東5-2草津東
★大阪大会4回戦
渋谷1-6明星
金光大阪3-4x上宮
大体大浪商12-2天王寺
早稲田摂陵0-4PL学園
★兵庫大会準々決勝
滝川3-6神戸国際大付
加古川北0-1x関西学院
★奈良大会準々決勝
奈良大付0-1畝傍
★広島大会準々決勝
誠之館1-3広島商
★鳥取大会準々決勝
米子西2-3x米子東(延長12回)
★山口大会準々決勝
岩国6-3下関中央工
★徳島大会準々決勝
富岡西5-10池田
★愛媛大会3回戦
帝京五6-7小松
東温4-1済美
★高知大会準々決勝
梼原1-6高知商