日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

シ舌重力シ夬行

2014-06-13 21:58:42 | 旅日記
泊まりがけの活動は休止だと申しておきながら、やすやすと前言を撤回し、今週末も一泊二日の小旅行へ出ることにしました。行先は中京です。
先月広島を旅したときと同様、この時期に中京へ行くべき必然性はありません。しいていうなら、土日の両日とも天気がよく、今年一度も訪ねておらず、何かのついでに行くという可能性も低く、なおかつ一泊二日で行き来するには近からず遠からずほどよい距離なのが理由です。
好天といってもこの時期のことだけに、必ずしも清々しい晴天までは期待できず、蒸し暑かったりにわか雨に降られたりする可能性はあるでしょう。それなら今週末は休養に充て、よりよい季節を選んで行くのが賢明という見方もあります。しかし、中京へ行くのにいつが最もふさわしいかが、自分にはいまだに分かりません。日本海側であれば冬、静岡であれば冬晴れの時期といった具合に、明確な旬があるならともかく、そうでなければいつ行こうと大差はないのです。むしろ下手に休んだ結果、もし旅に出ていればと死んだ子の歳を数え、日曜の晩はいいようのない喪失感と憂鬱さに支配されることが懸念されます。要は常々申している「迷ったら出ろ」の状況だということです。来週末には初夏の楽しみである高校野球の地方大会が始まり、旅は否応なく休止となるため、あと一回ならと思い至りました。
中京において最大の目玉となるのは、何といっても我が国の居酒屋の最高峰、名古屋の「大甚本店」であり、初日は岐阜を前座にして名古屋を真打ちに据えます。翌日は未体験である「リニア・鉄道館」を訪ねるもよし、少し足を延ばして北勢地方の私鉄電車に乗るもよしといったところです。今回は列車も宿も手配していません。行先が名古屋なら一刻を争う必要もないため、少し遅めの列車で旅立つのも一案と考えています。
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