日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

本日の晩酌 -会津娘-

2014-06-02 23:04:24 | 晩酌
「会津娘」が数ある中でも白眉といえるのは夏場に出る「つるし」、そしてクリーム地に金文字をあしらった「芳醇純米酒」だと私は思います。澱絡み、生酒、一回火入れに二回火入れと四季の移り変わりに応じた品が蔵出しされる中、今回は桜のラベルも春らしい「一火」を選びました。
まず刮目するのは猪口に注いだ瞬間立ち上る無数の気泡で、この見た目からして期待を裏切るはずもありません。その名の通り芳醇、なおかつ切れ味鋭く適度な余韻というのが第一印象ではありますが、そのような使い古した言葉では言い表せない複雑玄妙な味わいがこの酒にはあります。酒だけでちびりちびりと味わいたくなる逸品です。

★会津娘 芳醇純米酒「一火」
高橋庄作酒造店(福島県会津若松市)
原料米 会津産五百万石
精米歩合 60%
日本酒度 +2
酸度 1.5
アルコール分 17度
福島県会津若松市 植木屋商店にて購入
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