日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 21:50:56 | 近畿
全行程終了です。最終の新幹線で帰路につきます。帰宅は日付が変わってからになりそうです。

★京都2134/のぞみ64(64A)/2345東京
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 21:06:55 | B級グルメ
京都に着きました。48分という帯に短したすきに長しの乗り換え時間でできることといえば、第一旭か新福菜館でラーメンをいただくこと以外に考えられず、それも並ばずに入れるのが絶対条件です。幸いにして新福菜館に行列がなかったため、ここのラーメンで五日間の旅の最後を締めくくります。呑んだ後の〆となる今回は、中華そばの小を選択。濃い色の醤油スープに薄切りのチャーシューともやしと青ネギを散らした中華そばは、一見すると徳島に通ずるようでありながら、濁りのないスープは全くの別物です。

新福菜館
京都市下京区東塩小路向畑町569
075-371-7648
730AM-2200PM(水曜不定休)
中華そば小550円
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 19:57:54 | 近畿
市街を散策などするうちに時間切れとなり、奈良は今年も「蔵」一軒で完結と相成りました。しかし、掛け持ちしようとすれば居酒屋に入って出るだけにならざるを得ず、慌ただしさのうちに終わっていたでしょう。大阪でのはしご酒で大方腹も満ちており、二軒目を欲張るよりここで切り上げるのがちょうどよかったのかもしれません。朝、昼、晩で一軒ずつという理想的な時間配分で、関西らしい良心的な大衆酒場と、聖地というべき二軒の古典酒場をはしごできたのですから、酒場めぐりに一日かけた甲斐はありました。奈良発の列車を一本繰り上げた結果、京都で小一時間の待ち時間が出るので、腹具合と時間が許せば駅前でラーメンでもいただいて締めくくることにします。

★奈良1950/3660M/2046京都
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 17:48:43 | 居酒屋
五日間の旅にも仕舞いの時が近づいてきました。最後を飾る奈良の街で訪ねるのはもちろん「酒処 蔵」です。
蔵造りの建物は、奈良の街にあってはそう珍しくはないものの、木綿の暖簾をくぐって中へ入れば、まず刮目させられるのは、文化財クラスといってもよい古典酒場の設えです。幅の狭いU字型のカウンターが手前に向かって延び、正面の壁には屋号を記した扁額が、入口の頭上には大日本麦酒時代のアサヒビールの扁額が掲げられ、飴色をした壁天井の板が、笠をかぶった裸電球に鈍く照らされています。カウンターの角ではおでん舟が湯気を立て、正面の壁には日めくりカレンダーと短冊の品書きが掲げられて、その上の鴨居には招き猫が。傍らに置かれたラジオから、誰に聞かせるわけでもなく流れてくるAM放送が、古びた酒場の雰囲気をなおさら引き立てているようです。
もちろん、ただ古いだけの酒場ではありません。肴は文字にすればどこにでもあるような品々ながら、古い酒場にはその方がおあつらえ向きです。むしろ、ふかふかの油揚げを手でちぎって出すなど、素性のよさはさりげないところに表れています。つかず離れず、それでいながら気配りの行き届いた接客も気持ちよく、わざわざ奈良まで足を運ぶに値する、聖地というべき名店です。
大阪から数えて三軒目だけに、名物の肝焼きをいただけなかったのが唯一残念でした。次の機会は腹具合まで万全にしてから臨みたいものです。


奈良市光明院町16
0742-22-8771
平日 1700PM-2230PM(LO)
日祝日 1700PM-2130PM(LO)
木曜定休

貴仙寿・白滴
おでん二品
にこごり
油揚げの焼いたん
氷頭なます
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 16:27:56 | 近畿
奈良に着きました。都道府県庁所在地としては新潟と札幌を残してはいるものの、これで今年も全都道府県に最低一度は足跡を残したことになります。しかし、ただでさえ日が短い上に分厚い雲が垂れ込めて、全都道府県踏破を果たした感慨もこの空の下では今一つ湧いてきません。もっとも、これはあくまで目的ではなく結果に過ぎないのですから、日本晴れの空の下で達成する必要など全くないのです。そうだとすれば、このような呆気ない結末もたまにはよいだろうと思えてきます。
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 15:22:31 | 近畿
大和路快速でこの旅の最終目的地である奈良へと移動します。このまま行けば軽く腹ごなししたところで五時を迎えるという、実に理想的な時間配分になりそうです。

★天王寺1515/3424K/1548奈良
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 13:47:35 | 居酒屋
今年もこの聖地に戻ってこられたことを喜ばしく思います。二軒目は大阪の居酒屋の真打ち、阿倍野の「明治屋」を訪ねます。
静かに盃を傾ける一人客はもちろん、二人組の客でさえ小声で話すかのような雰囲気は、関西の大衆酒場の正統ながら、旧店舗の造作を寸分違わず再現したこの酒場では、なおさら静謐さが際立ってくるようです。気のきいた地酒が経木にいくつ書かれていても、ここで呑む酒は一番安い「御酒」と決まっています。注文を受けるやいなや、カウンター中央背面の四斗樽の木栓をひねって年季の入った枡に注ぎ、そこから銅製の燗付け器の漏斗に移せば、程よい具合に燗された酒が小さな蛇口から出てくるという仕掛けで、一連の所作と、酒を満たした薄手のガラスの徳利だけでも肴になるのです。酒樽の上の小棚に飾られた生け花と木彫りの牛、その左上にまつられた神棚、客の肘で数十年来磨かれ角の取れたカウンターなど、全てのものが居心地をよくします。
思うに、たらふく食っても、軽く一杯引っかけてもよい大衆酒場がある一方で、この酒場に盛大な飲み食いは適しません。二合ばかりの酒と、それに見合った何品かの肴をいただき、それが終われば飛ぶ鳥跡を濁さずの境地で立ち去る、そんな呑み方がこの店には最もふさわしいと思います。この居心地にもう少し浸っていたいと思いながらも、それは次回の宿題にして、小一時間ほどの滞在で席を立ちます。

明治屋
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 ヴィアあべのウォーク1F
06-6641-5280
1300PM-2200PM(日曜定休)

御酒二合
おでん
野菜たき合わせ
だしまき
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 12:59:39 | B級グルメ
でんでんタウンに古きよきショップが残っていました。看板こそ一世代後のものに掛け替えられてはいるものの、天然木をふんだんに使ったハーフティンバーの店内は往年のままです。市街地の手狭な店舗だけに、店内のレイアウトはシンプルながら、中央に鎮座する八人掛けの大きなテープルがよい味を出しています。
それにしても、かつてはMOSと並んで愛用したこのチェーンが、今ではすっかり懐古趣味の世界に入ってしまいました。気がかりなのは、MOSも似たような域にさしかかりつつあるということです。歴史は繰り返すと先人はいいますがどうなるのでしょうか…

★ミスタードーナツ日本橋でんでんタウン店
大阪市浪速区日本橋5-8-21
06-6646-3030
800AM-2100PM
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 12:16:57 | 近畿
腹ごなしに堺筋を歩きます。片側三車線の広い一方通行路が大阪ならではです。本降りの雨はとりあえず小康状態になりました。傘をささずに歩けるだけでも大違いなので、なんとかこの程度で持ちこたえてもらいたいものです。
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 11:09:34 | 居酒屋
酒場探訪の一軒目はなんばウォークの「初霞」を再訪します。朝から呑める千日前の大衆食堂を新規開拓したかったのですが、あいにく定休日で振られてしまいましたorz
とはいえ、こちらはこちらで悪くありません。思うに、関西の酒場の真骨頂は、朝から呑める正統派の大衆酒場であり、この店もまさにそのような酒場の一つです。カウンターには午前中から中年男が一人静かに盃を傾けていて、煙草をふかしたり文庫本を読んだりする客はいても、のべつまくなしに携帯電話をいじるような無粋な客は一人もいないというのが健全な酒場の証です。老若男女を問わず無数の人々が行き交う地下街にありながら、あえて定食などに手を出さないという潔さのおかげで、そろそろ昼時という頃合いにもかかわらず、悠然と酒が呑めるというありがたい仕掛けになっています。
そんな大衆酒場の楽しみに加えて、この店が特に秀逸なのは、蔵元直営だけに酒がどれもこれも安いということです。それも、白鶴の直売所などではなく、「睡龍」などで燗酒好きにはつとに知られた久保本家酒造の直営です。一合なみなみ注がれた琥珀色の純米酒が、ほどよい具合に燗されて300円少々。これに関西らしい酒肴が揃えば、何一つ不足はありません。安心価格でたらふく飲み食いするもよし、朝食代わりに軽く一杯引っかけてもよし。こんな店が地下街にも当たり前のようにあるのですから、関西の酒文化は偉大です。
開け放した間口からは、クリスマスソングが途切れることなく聞こえてきます。残り一月を切って、街は次第に華やぎを帯びてきました。

初霞
大阪市中央区千日前1丁目 なんばウォーク内
06-6213-6256
900AM-2200PM(土曜日曜800AM- )

ひやおろし・純米酒
おでん二品
かつおたたき
焼鳥
黒枝豆
鶏と大根のあっさり煮
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 10:51:43 | 近畿
不要な荷物を天王寺駅に預け、身軽になってから酒場めぐりへ繰り出します。宿を出るときに羽織っていた長袖シャツを脱ぎ、再び半袖に着替えました。もちろん暑いわけではなく、むしろひんやりとするものの、だからといってこわばるような寒さではなく、むしろ長袖で地下道などを歩いたときに汗ばんでしまうのが気になるのです。11月の末だというのに、道中を通じて半袖で過ごす時間が圧倒的に長くなっています。今年は暖冬になるのでしょうか。
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 09:49:07 | 近畿
出発します。昨晩世話になったのは、これも一年ぶりの再訪となる「スーパーホテル大阪天然温泉」でした。一年ぶりの再訪がやたらに多いのは、西日本への長旅が、ある程度涼しくなった10月から、年の瀬が押し詰まる12月初旬までの間に集中するからです。これに対して冬場に多いのが、雪が降る東北か、安定して晴れる関東近辺になります。それが終わると早春の信州・会津、さらには水戸の観梅と続き、そこからは桜とともに日本列島を北上して、五月下旬の北海道で一段落するのが近年の流れです。季節が秋から冬に変わって、今シーズンの序盤戦にも終わりが見えてきました。
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 08:16:24 | 近畿
おはようございます。最終日の朝は雨だれの音で目覚めました。窓越しにも雨脚がはっきり分かる本降りの雨になっています。回復の予想が夜半から宵へと若干繰り上がったものの、基本的には日がな一日この雨が降り続くようです。天候にかかわらず楽しめるプランだと出発前から申してきたとはいえ、本降りの雨ではさすがに興ざめします。せめて奈良では上がってくれるとよいのですが。
この天候では先を急ぐ必要性も乏しいというのに、今日に限って早々と身支度が済んでしまうとは何とも皮肉なものです。とりあえず朝風呂を浴び、その後しばらく時間をつぶしてから宿を出たいと思います。
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中国四国縦断ツアー 2012五日目

2012-11-26 00:58:59 | 近畿
大阪に着きました。昨晩夜更かしした後で朝から自転車で走り回った上に、徳島から重い機材を担いでバスと列車を各三回、それにフェリーを乗り継いでの移動だったため、宿に着いたときは放心状態で、只今一風呂浴びてようやく息を吹き返したところです。天候には道中で最も恵まれた反面、肉体的にもかなり過酷な一日でしたorz
和歌山までは月が出て、この空がもう少し持ちこたえてくれるかと淡い期待をしたはずが、大阪に着くとその月が薄い雲に遮られ、残念ながら予報が的中しそうな雲行きになってきました。未明から夜半まで全ての時間帯が雨などという予報も、よほどの自信がなければなかなか出せるものではないでしょう。明日は多少なりとも止み間が出てくれれば御の字といった空模様になりそうです。
こうなると行動は必然的に酒場探訪一辺倒とならざるを得ません。まずは10時のチェックアウトと同時に宿を出て、難波か新世界で朝食代わりに一杯引っかけ、昼は阿倍野の「明治屋」を訪ねて、そこから奈良に移動し、酒場が開く五時から夜の部に移行します。京都から新幹線へ乗り継ぐには8時過ぎの列車が最終になるため、奈良では二軒程度のはしご酒で締めくくることになるでしょう。再訪中心で新鮮味があまりなかった今回の旅ですが、最終日は新規開拓を適度に織り交ぜながらの活動を予定しています。それでは明朝再びお会いしましょう。おやすみなさいzzz
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