日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 22:58:38 | 居酒屋
同じ町に何度か通うと、呑み屋の選択肢は自ずと絞られてくるもので、どんなに広大な繁華街とて例外ではありません。もちろん先月のように、同じ場所に何日も腰を据えるなら話は別です。しかし、年に一度や二度の機会なら、失敗覚悟で冒険するより、なじみの店で呑むという心地よさを選びたくなるものです。時間からして一軒限りとなる今回はなおさらで、選択肢は自ずと絞られました。毎度おなじみ「なわない」で一献傾けます。

なわない
広島市中区銀山町12-10 藤観ビルB1
082-248-0588
1800PM-2400PM(日曜定休)

金泉万葉・龍勢
突き出し(小芋煮付け)
お造り盛り合わせ
小アジの天ぷら
茄子からし漬け
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 22:25:40 | 中国
広島に着きました。前回広島を訪ねたのは去年の三月、つまり震災直後の春分でした。職場も諸々の影響で開店休業状態に陥り、ならばと一日休みをとって、九州への行きがけに立ち寄ったわけです。西へ逃れる母子連れで新幹線が大混雑という異常事態の中、広島駅で列車を降りた時には、明々灯る街灯が別世界のものに見えたことを思い出します。その頃を思えば、世の中も随分と平和になったものです。そのときと同様、繁華街には今夜も明々とネオンが灯っています。遅い時間ではありますが、それでも居酒屋とお好み焼きを一軒ずつはしごすることはできそうです。
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 20:02:27 | 中国
結局二軒目には移行せず、このまま広島へ向かうことにしました。直接の理由は、「たまがんぞう」に予約満席で振られたということです。しかし、この時間に切り上げた結果、頃よく広島まで直行できる普通列車が来て、これに乗れば広島でもう一軒居酒屋をはしごできる時間帯に着けるということになったため、これはこれで悪くありません。移動の合間に腹ごなしと酔い覚ましを済ませて、心機一転広島の酒場に注力したいと思います。

★尾道1959/381M/2128広島
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 18:19:36 | 居酒屋
行きずりの町で呑むとなれば、何はともあれ先人の導きに従うのが無難というものでしょう。しかし、今回はそれにもまして直感に訴える店を探り当てたため、自分の嗅覚を信じて飛び込みます。尾道での一軒目に訪ねるのは、教祖おすすめ「たまがんぞう」の並びにある「保広」です。

保広
尾道市土堂1-10-12
0848-22-5639
1130AM-1500PM/1700PM-2100PM(LO)
月曜定休(祝日の場合翌日休業)

天寶一・寶劔二合
小ダコ煮付
げそぬた
しゃこ刺
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 17:56:06 | 中国
とっぷりと日は暮れ、自転車も返して尾道散策は終了と相成りました。しかし、予定外の終日滞在となったことによる副産物があります。尾道の酒場で呑めるということです。散策のついでに物色した結果、教祖の推奨を含め、これはという店を五軒ほど探り当てました。この狭い市街で五軒ということはかなりの豊作です。なんとなれば、今日は広島を捨てて尾道の酒場めぐりに費やすのもやぶさかではなくなってきました。釧路しかり、下関しかり、情緒ある港町で呑む酒は格別です。果たしてどんな酒場に出会えるのでしょうか。
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 17:22:13 | 中国
夕闇迫る岸壁から尾道水道を望みます。やはり二、三時間ではできることも限られ、これといった名所旧跡をめぐるわけでもなく、何の変哲もない港や商店街を自転車であてもなく流して、尾道の市街散策は終了となりました。とはいえ、どこの港町とも違う尾道特有の風情というものを、多少なりとも体感できたのですからよしとしましょう。それではその風情とは何なのかといわれると、残念ながらたかが数時間の滞在でズバリこれだという答えを導くことはできません。しいていうなら、尾道水道に沿った狭い市街に古びた商店街が続き、対岸との間をひっきりなしに渡船が行き交う様子は、観光地化される前の門司港に近いといえば近いでしょうか。平日だったこともあるのか、意外なほど観光地然とはしていなかったのが幸いでした。短い時間だっただけに積み残しは多々あり、それは来年以降の宿題ということになりそうです。
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 16:47:44 | B級グルメ
ほどよく腹がこなれてきたところで、遅い昼食兼三時のおやつに尾道ラーメンをいただきます。訪ねるのは地元では知られた老舗の一つ「つたふじ」です。狭い間口に違わず、古びた店内は10席ほどのカウンターのみとささやかで、そこで店主が黙々とラーメンを作っています。品書きは中華そばと、「中華うどん」なる謎のメニュー、それとむすび、いなりに玉子のみという潔さです。龍の絵をあしらった小さめの丼に熱いスープをなみなみ注ぎ、中細の縮れ麺とチャーシュー、メンマ、青ネギを散らした出で立ちは、なるほど「ラーメン」というより「中華そば」と呼ぶ方が合っています。味わいも見た目に違わず、とんこつの風味とカエシの甘い香りが特徴的な、てらいのない正統派の中華そばでした。

つたふじ
尾道市土堂2-10-17
0848-22-5578
1100AM-1930PM(火曜定休)
中華そば500円
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 15:20:02 | 中国
日没までのわずかな持ち時間だけに若干の躊躇はありながらも、機動性を重視して自転車を借りることにしました。「しまなみ海道レンタサイクル」と名付けられたこの自転車ですが、その名の通り、ここから島伝いにしまなみ海道を走れば、自転車ではるか四国までも到達することができるわけで、そう思うとそこはかとないロマンをかき立てられます。もっとも、下関から関門海峡を渡るのとは次元が違う話で、今日中に行って戻るのは到底不可能です。こちらは尾道市街を散策して終わりということになります。しかし、完全装備のロードバイクならともかく、何の変哲もないママチャリで何連もの長大橋を渡ろうとする物好きが、果たしてどれだけいるのでしょうか。今治までの通行料の割引券まで売られていることからすると、確実に存在するのは事実のようなのですが。
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 14:41:16 | 中国
駅前の桟橋から尾道水道を望みます。尾道水道などといいながら、豊後水道などとは似て非なるもので、ここが海だと事前に知らない限り、少しばかり広い川の河口と見まごうほどのささやかさです。しかし、対岸の向島との間を小さな渡船がひっきりなしに行き交い、さらには因島と生口島へ行く寄港便も発着して、ここが瀬戸内であることは否応なしに実感できます。桜島、屋久島、種子島、さらには奄美大島に沖縄と、百花繚乱の航路が行き交う鹿児島港にはかなわないとしても、これほど旅情に満ちた港というのもそう多くはないでしょう。
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 14:06:29 | 中国
広島へ向かうつもりでいたはずが、予想以上に天気がよいため急遽尾道で下りました。仮に一日遅ければ、観光客でごった返す三連休の初日に重なり、当然ながら見向きもしなかったことでしょう。まさに平日ならではの特権です。日没までのわずかな間ではありますが、久方ぶりの尾道を時間の許す限り散策したいと思います。さてどこへ向かいましょうか…
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 13:36:14 | 中国
再び山陽本線を下ります。分断化の弊害により、三原で乗り換えを強いられるのがやや興ざめながら、昔ながらの国鉄型車両と、大幹線の風格あふれる広々した駅の造りは変わりません。これが東日本なら、車両まで安普請のロングシート車に置き換えられ、金輪際普通列車で旅をしようなどと思わないところです。それを思えば、分断されたといっても山陽本線はまだましな方なのかもしれません。

★福山1329/451M/1403三原
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 13:14:49 | 中国
腹ごなしと酔い覚ましを兼ねて福山城へ足を運びました。色づいた銀杏が今まさに見頃を迎えています。しかし空気は暖かく、半袖シャツに着替えて暑からず寒からずちょうどよいといった案配です。先週末の静岡と同様、瀬戸内も小春日和と呼ぶにふさわしい陽気になっています。
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 12:53:10 | 居酒屋
岡山を差し置いて、ややなじみの薄い福山に立ち寄ったのは、昼から呑める大衆食堂があると聞いた上でのことでした。「酒場放浪記」を頼りに訪ねるその店とは駅前の「自由軒」です。

自由軒
福山市元町6-3
084-925-0749
1130AM-2200PM(LO)火曜定休

千福二合
かつおのたたき
たこの煮付け
おでん二品
中華そば
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 10:36:47 | 中国
岡山で新幹線を降ります。もっとも、降りるからといって岡山に用はなく、列車を乗り継いで西へ向かうだけです。結局、今年は岡山駅で三回下車しながらいずれも列車の乗継ぎだけで終わることになります。それ以前を振り返っても、近年岡山は四国への行き帰りに通るだけで、腰を据えて滞在したことが久しくありません。行政機関以外に何もない山口ならともかく、岡山ならそれなりに見所がありそうなものだというのに、なぜ毎度素通りしてしまうのかが我ながら不思議ではあります。
ちなみに、広島へ行くのにわざわざ岡山で新幹線を降りたのは、福山に寄りたいのと、普通列車で山陽本線を下りたいという理由があってのことです。しかし、今回久方ぶりに乗ろうとして驚いたのは、一部の時間帯を除いて列車が糸崎か三原止まりになっていたことでした。全国各地で普通列車が細切れにされる中、最長400kmにも及ぶ長距離の普通列車が数多く残る山陽本線は、古きよき幹線筋の風情を残す最後の路線で、あえて時間のかかる普通列車で瀬戸内を下るのが、近年においては楽しみの一つになっていたものです。それが今では、糸崎、白市、岩国、新山口など途中駅で幾度も分断され、見るも無惨な姿に変わり果ててしまいました。時代の波はとうとうこの路線にまで押し寄せてしまったのですねorz

★岡山1030/1735M/1148福山
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中国四国縦断ツアー 2012

2012-11-22 07:19:32 | 中国
まずは新幹線で西へ下ります。今回は始発から一時間近く遅い列車を選びました。理由はもちろん、「いい日旅立ち・西へ」のチャイムが流れる西日本所属車が充当されることにあります。500系の時代ならともかく、今となっては実質それだけの違いではあるのです。しかし、このチャイムを聞かなければ旅に出た気がしないのですから仕方がありません。先を急ぐ理由がない限り、西日本への往路は当分この列車で決まりということになるでしょう。

★東京650/のぞみ7(7A)/1018岡山
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