新山口で途中下車します。甚だ強引ではありますがこれで山口市に立ち寄ったことにします。全国の都道府県庁所在地の中でも、山口市は訪れにくい、かつ訪れる誘因の起こりにくい街の最たるものです。全都道府県を一周しようとするときのネックになりやすい県を以前このblogで論じたことがありますが、山口は①物理的に遠い、②主要ルートから外れている、③素通りが多いという、「訪れにくい県の三要件」を全て満たしている難度S級の県の一つなのです。新山口という山陽本線の主要駅が市町村合併で山口市に所在することになったため、②の要件は多少緩和されましたが、それでも難度が高いことに変わりはなく、毎年半ば強引に立ち寄って「押さえたことにしている」というのが現状です(汗)
滞在20分ほどで先ほど徳山で降りた普通列車が到着。わざわざ一区間だけ新幹線に乗ったのはこのためでした。元の列車で再び山陽路を下ります。
★新山口2044/3471M/2149下関
滞在20分ほどで先ほど徳山で降りた普通列車が到着。わざわざ一区間だけ新幹線に乗ったのはこのためでした。元の列車で再び山陽路を下ります。
★新山口2044/3471M/2149下関
広島を後に山陽路を西へ向かいます。新幹線なら博多まで一時間少々ですが、今回はあえて普通列車で各駅に停まりながらの旅路になります。国鉄の分割後、「地域密着」の大義名分の下で普通列車が短区間で細切れにされてしまった今、山陽本線は普通列車で数百km単位の長距離移動ができる全国でほぼ唯一の路線です。岡山から下関まで400km近くを半日かけて走破する列車もあり、駅を一つ一つたどりながらひたすら西を目指す旅は、近年急速に失われつつある自由で気ままな汽車旅を楽しめる貴重な時間になります。瀬戸内の狭い平地を縫って走る線路、大幹線ならではの広く大きい構内、都会ではもうみられなくなった昔ながらの国鉄型電車が旅情を誘います。
特急料金が惜しいわけではありませんので念のため…
★広島1800/5471M/1951徳山
特急料金が惜しいわけではありませんので念のため…
★広島1800/5471M/1951徳山
例によって悪い癖が出てお好み焼をはしごします。何も同じ店を…と思うのは早計で、同じ「みっちゃん」でも焼き方が全く違います。「いせや」はふっくらやわらかく焼き上げるのに対して、こちらは軽く焦げ目がつくまで焼き上げることにより、そばのカリッとした食感が楽しめる仕上がりになっています。
★新天地みっちゃん
広島市中区新天地6-12
082-243-5935
1700PM-2400AM
土日祝日1130AM-2100PM
月休
特製スペシャル900円
★新天地みっちゃん
広島市中区新天地6-12
082-243-5935
1700PM-2400AM
土日祝日1130AM-2100PM
月休
特製スペシャル900円
月並みですが「みっちゃん」でお好み焼をいただきます。広島焼きの元祖として知られる同店ですが、一口に「みっちゃん」といっても総本店の他にいせや、新天地の分店があります。今回訪れたのは「いせや」です。たとえていうなら「旨味太助」のような存在になるのでしょうか。
★みっちゃんいせや 紙屋町本店
広島市中区紙屋町1-6-1
082-246-4030
1100AM-2200PM(日祝 -2130PM)
スペシャルそば1050円
★みっちゃんいせや 紙屋町本店
広島市中区紙屋町1-6-1
082-246-4030
1100AM-2200PM(日祝 -2130PM)
スペシャルそば1050円
7時半の新幹線で旅立ちます。普段は始発で発って最終で戻る自分があえてこの時間の列車を選ぶのには理由があります。その理由とはもちろん「500系」です。
Googleで"500"と検索しただけで"fiat500"の次にヒットするのが、我が国の鉄道車両史上に燦然と輝くこの形式です。全長15メートルにも及ぶロングノーズ、航空機を思わせる円形の断面、従来の集電装置とは全く違う発想から生まれたT型パンタグラフ、鉄道車両としては始めて本格採用されたアクティブサスペンションなど、当時の最先端のさらに先を行く技術を結集して製作された不朽の名車は、最新のN700系が登場した今も、他の形式を寄せ付けない圧倒的な人気を誇ります。
私自身、100系なき後は西日本との間を行き来するときに必ず世話になるのがこの電車で、行きは始発、帰りは最終一本前に充当される500系を、途中駅の着発時分まで覚えるほど何度も利用したものです。今では東京駅に一日二回ひっそりと顔を出すだけになってしまいましたが、多少時間帯が遅くなっても、この形式が現役であり続ける限り他の形式に乗り換えることはないでしょう。
★東京730/のぞみ9(9A)/1137広島
Googleで"500"と検索しただけで"fiat500"の次にヒットするのが、我が国の鉄道車両史上に燦然と輝くこの形式です。全長15メートルにも及ぶロングノーズ、航空機を思わせる円形の断面、従来の集電装置とは全く違う発想から生まれたT型パンタグラフ、鉄道車両としては始めて本格採用されたアクティブサスペンションなど、当時の最先端のさらに先を行く技術を結集して製作された不朽の名車は、最新のN700系が登場した今も、他の形式を寄せ付けない圧倒的な人気を誇ります。
私自身、100系なき後は西日本との間を行き来するときに必ず世話になるのがこの電車で、行きは始発、帰りは最終一本前に充当される500系を、途中駅の着発時分まで覚えるほど何度も利用したものです。今では東京駅に一日二回ひっそりと顔を出すだけになってしまいましたが、多少時間帯が遅くなっても、この形式が現役であり続ける限り他の形式に乗り換えることはないでしょう。
★東京730/のぞみ9(9A)/1137広島