日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

海を渡って沖縄へ 2019 - グリーンリッチホテル那覇

2019-11-24 09:14:18 | 沖縄
外国人観光客の激増により宿代の相場が上がっていき、定宿も高嶺の花となってしまった一方で、安宿も相当増えてきた那覇の宿泊事情を評し、捨てる神あれば拾う神ありだと申しました。二泊目も同様の結果となりました。昨晩世話になったのはグリーンリッチホテル那覇です。
那覇に三泊できる中で、宿泊事情が最も厳しかったのは、土曜に重なった昨晩です。連休中と違って取りつく島もないほど混んでいるというわけでもありません。ただし、ビジネスホテルの最安値でも六千円台でした。それも新都心など繁華街から徒歩圏外の宿が多く、立地も重視するのであれば、事実上ゲストハウスかカプセルホテル以外の選択肢はありませんでした。しかし、近年急増したカプセルホテルが侮れません。松山の繁華街の中心にあり、なおかつ大浴場つきで三千円台中盤という、自分にとっては渡りに船のカプセルホテルが現れたため、昨夜はそこに落ち着くという顛末です。
近年西日本を中心に拡大しつつあるチェーンですが、世話になるのは初めてです。これは、今時の多くのチェーンと同様に、混んだときはかなり強気な値付けをする宿だからでもあります。キャビンと称するカプセルが併設されていなければ、おそらく世話になる機会はなかったでしょう。長崎の定宿として定着した、ドーミーインのキャビンのようなものともいえます。
三月に開業したばかりということもあり、館内はどこもかしこも真新しく、大浴場も立派なものです。キャビン専用の休憩室もあり、快適性はドーミーインのそれに迫ります。匹敵するとまで言わないのは、細かな粗さも散見されるからに他なりません。中でも不可解に感じられるのは、エレベーターを降りたところで靴を脱ぐにもかかわらず、その靴を収める下駄箱がなく、少し離れたロッカー室まで歩き、そこでスリッパに履き替えるようになっていることです。ロッカーが大きい代わりにロッカー室は狭目に造られ、三人ほどが鉢合わせるとたちまち混んでしまうのも惜しいところです。とはいえ、それも3500円なら納得できる程度の些細なことではあります。蒸し暑かったこともあり、何度でも入れる大浴場のありがたみは大きいものがありました。
今夜は一転して相場が下がり、前夜泊まったウィークリーマンションも四千円台中盤です。たかだか千円程度の差額であの広い個室に泊まれるなら、そちらを選びたくなるところではあります。しかし、二千円以上の価格差がつくなら話は別です。困ったときの駆け込み寺がまた一つ増えました。
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