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日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2019 - 糸山公園

2019-01-06 15:22:01 | 四国
しまなみ海道を目指して道後から国道317号線を走行。来島海峡大橋を一望する糸山公園にやってきました。海沿いの196号線で行きたいのはやまやまながら、今回に関する限り今治に直行し、浮いた時間をしまなみ海道に回したかったのです。予想通り、山間を淡々と行く、車窓については特段見るべきもののない道ではありましたが、適度な交通量で走りやすいのは助かりました。
しまなみ海道を走ったことは、たしか二度しかありません。「たしか」ということは、当時の印象も薄れるほど長らく無沙汰しているということでもあります。去年を含め、新春の活動で何度となく挑んだにもかかわらず、途中から曇ってしまって断念という結果が続いていたのでした。実は、そのときと比べても大差のない天候です。所々青空が広がってはいながらも日は射さないという、本活動を象徴するかのような空模様となっています。10分から15分に一回程度、瞬間的に日が射すことはあるものの、一分と経たないうちに曇ってしまい、全景が晴れるとは到底期待できません。こうなると分かっていながら走ってきたのは、通算21万kmという節目が迫っているからに他なりません。高松方面へ向かう場合、沿道にさしたる見所がないことは分かっています。それ相応の場所を選ぶということになると、天候はさておきしまなみ海道が最もふさわしかったのです。
今のところ、節目まであと60kmとなっています。最寄りの今治北から尾道大橋までが48kmあるため、まっすぐ走ると10kmほど残るという計算になります。それぞれの島で下り、遠回りしつつ走ると、尾道へ着く頃に達成できるかもしれません。既に日は傾いており、明るいうちに走りきるのは厳しくなってきましたが、暮れなずむ尾道市街で達成ということになれば、恰好の記念になってくれそうです。
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新春の四国を行く 2019 - みんなのひろば

2019-01-06 11:38:59 | 四国
昼時がますます迫ってくる中で、すぐさま「アサヒ」へ飛び込むことも考えました。しかし、急いだばかりにおいしくいただけないのでは本末転倒です。やはり最低限の間合いを置くのが賢明でしょう。そのようなとき立ち寄るのが、商店街の一角にある小公園です。
それまで車を止めていた時間貸の駐車場が、あるときから模様替えされてできた公園です。ところが今回訪ねたところ、月末で閉鎖との張り紙が。「みんなのひろば」なる愛称があること、社会実験の一環として設置されたことなどを、その張り紙で知りました。四年の務めを終えて閉鎖されるとの説明です。ここで一息入れるのはどうやら最後になりそうですが、今まで世話になったことに感謝します。
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新春の四国を行く 2019 - 愛媛県庁

2019-01-06 10:58:08 | 四国
松山での行動が、近年固定化される傾向にあります。暗くなってから投宿して一杯やり、翌日鍋焼うどんをいただいてから道後温泉に寄るというもので、それ以外の場所をほとんど知りません。松山城も一度訪ねたことしかなく、それも二昔以上前のことです。周辺を今一度歩いてみようと思い立ち、やってきたのは愛媛県庁です。
中央にドームを戴く威風堂々たる佇まいの庁舎です。石段を登って入る玄関へ、弧を描きつつ上っていくロータリーは、軒下に張り出すこれまた立派な車寄せに続いており、その両脇には蘇鉄が二本並ぶなど、細部の造りも凝っています。
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新春の四国を行く 2019 - チェックイン松山

2019-01-06 08:49:08 | 四国
昨晩は定宿の確立しない高松に泊まり、宿探しに余計な時間を費やしてしまいました。その点松山には定宿があり、無駄なく動けるはずでした。ところが宗旨替えという意外な結果となりました。
理由は偏に料金です。松山ニューグランドホテルをこれまで愛用してきたのは、低料金、繁華街に近い、大浴場付き、当日でも手配できる十分な収容力といった条件が、自分が宿に求めるものをことごとく満たしていたからに他なりません。最安値ではないものの、わずかな価格差を補って余りある価値がこの宿にはあったのです。ところが、今回は無視し得ない料金差がありました。狭かったり眺望がなかったりという、曰く付きの部屋については安いものの、それ以外は六千円を超える価格帯だったのです。それより千円以上安い値段で、同じく大浴場付きの宿が複数選べる状況だったため、その一つであったここに鞍替えした次第です。
結論からいえば、ほぼ同じ料金ならともかく、千円以上も差が付くなら、ここで十分事足りると実感しました。立地、客室、その他の設備は、ことごとく松山ニューグランドホテルと同等だからです。明らかに違うことといえば、繁華街の只中の一方通行路に面しており、なおかつ駐車場が分散しているため、駐車に若干手間取ることですが、料金差を考えれば十分受け入れられる程度の違いに過ぎません。今後は当日の料金次第で使い分けるのも一案でしょう。
ここならではの利点もあります。駐車場が14時まで使えることです。「アサヒ」と「ことり」も近いため、出庫の前に行ってきます。
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新春の四国を行く 2019 - 五日目

2019-01-06 08:26:56 | 四国
おはようございます。昨晩は久々に羽目を外し、「北山軒」を出て宿に戻ったのは二時過ぎでした。当然ながら、これだけ夜更かしすれば翌朝にも響いてきます。目が覚めたときには八時近くになっていました。今のところ、快晴とは行かないまでも淡い朝日が射しています。ただし、予報の上では終日曇となっており、この空模様が続くかどうかは微妙です。五日間のうち期待通りに晴れたのは、徳島にいた一日しかなく、昨日に至ってはさっぱりでした。安定した晴天を期待できることが、正月の四国を恒例行事にしてきた理由でもありますが、今回は残念ながら空振りに終わってしまうかもしれません。
こうなることは昨日の時点でも分かっていました。天候に多くを期待できそうにない状況を踏まえ、このまま切り上げ神戸に戻り、松山には時期を選んで再訪するという選択を、一時は真剣に考えました。しかるにそのまま走ってきたのは、松山と高知を両方残してしまうと、四国を少なくとも二度再訪する必要が出て、何かと面倒だったという事情によるところが一つです。しかし本当の理由はそれ以外のところにあります。今回はさておき、次回の活動に向けての布石を打っておきたかったのです。
昨日の時点で神戸に戻ったとすると、今日は米原あたりに車を置いて一旦帰り、次の三連休で北陸へ行くという流れに傾きます。つまり、何度も走った経路をなぞるだけということです。しかし、松山を起点にすると、しなまみ海道を渡って尾道、福山あたりまで駒を進め、そこを拠点に一時帰京するという選択肢が出てきます。これにより、長らく走っていない中国地方を回れるという寸法です。
そのような狙いもあり、基本的にはしまなみ海道経由の方向に傾いていますが、来た道を引き返し、坂出から帰る可能性がないわけではありません。いずれにしても「サンライズ」に乗り、翌朝帰着の予定です。
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新春の四国を行く 2019 - 禾少言売み

2019-01-05 20:02:10 | 四国
国道11号線というと、大半の区間で交通量が多い上に流れが悪く、走っていてお世辞にも楽しいとはいい難い道です。ただし、並行する県道で比較的快走できる区間もあり、香川でいえば丹生から高松までの10号線、愛媛でいえば土居から小松までの13号線が挙げられます。それらを活かし、上陸以来高速道路に一度も頼らず松山に着いたところです。青空が広がることは一度もなく、おぼろげな夕日が射しただけではありましたが、暮れてゆく西の空を追いかけながらの移動は印象的でした。
高松から約180kmを走り、出発からの走行距離は1080kmに達しました。通算21万kmまではあと112kmとなり、いよいよ秒読み段階です。今後の経路を考えると、明日のうちには突破するでしょう。厄介なのは、達成の瞬間が終盤の慌ただしい移動中になりかねないことです。明るいうちに達成すべく、少し早めに松山を出ようかと思っています。
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新春の四国を行く 2019 - 滝宮駅

2019-01-05 14:32:02 | 四国
引き続き琴平線の沿線を下っています。そうなると定点観察していきたいのが滝宮駅です。古い木造駅舎の特徴は、富山地鉄の愛本駅にどことなく似た、半切妻の大きな瓦屋根にあります。羽目板の壁を白、屋根の縁とサッシを桃色、窓回りと腰壁を水色にした塗り分けと、そばに建つ円柱形の郵便ポストが、個性的な駅舎の佇まいに彩りを添えるという仕掛けです。
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新春の四国を行く 2019 - ビジネスホテル瓦町

2019-01-05 08:35:18 | 四国
徳島、松山の両都市よりも宿泊する機会が限られてきた結果、高松では定宿がいまだに確立していません。前回世話になったホテルサキカも、是非またここに泊まりたいと思うまでには至りませんでした。予約サイトで必要以上に迷った結果、今回世話になったのはビジネスホテル瓦町です。
必要以上に迷ったのは、選択肢こそ多いものの、ことごとく決め手に欠けたからでもあります。ホテルサキカを選んだときは、大浴場付きで和室に泊まれることが決め手でした。ただし、和室といっても実質的には和洋室でした。銭湯に寄る前提なら、大浴場も必須ではありません。これらの条件を外した場合、繁華街から歩けることと値段だけが判断材料となります。どこも大同小異に見える中、駐車無料が決め手になって選ぶという顛末です。

駐車が無料とはいっても、繁華街から外れた場所ではありません。それどころか瓦町駅の至近です。駅ビルを背にして徒歩1分の一等地にもかかわらず、三千円台の前半という破格の料金からして、何らかの訳ありなのだろうということは想像がつきます。その予感はおおむね的中しました。
破格の安さと引き替えに、それなりの割り切りも必要だったところといえば、直近では八月に泊まった京都の秀仙閣ですが、それよりむしろ一昨年泊まった米子の宿が思い起こされました。建物には相当年季が入っています。それも、元々安普請の建物がくたびれていった結果としてです。造りの安さは防音性と断熱性にも現れ、朝は寒くて暖房をつけました。窓があるにはあるものの、手の届く近さに隣の建物の壁が立ちはだかって、眺望はなきに等しいものがあります。浴室が独立しているのは美点ながら、銭湯に寄ったため実質的な恩恵はありませんでした。そして何より、タバコ臭がひどいのには参りました。多少の臭さなら慣れてくるものとはいえ、ここで一晩休むのかと思うと心理的にもよろしくありません。

そのようなわけで、安さを考えれば仕方ないとはいえるものの、是非また泊まりたいとも思えませんでした。前回と今回の結果から分かってきたのは、宇都宮などと同様に、宿が二極化している可能性です。これは、安いところはそれなりの割り切りが必要、一定以上の快適さを求めるならそれなりの出費が必要ということを意味します。言い換えると、安さだけを追求するのではなく、過不足のない範囲で快適さとの両立を追求する必要があるということです。こればかりは何度か泊まってみない限り見当がつきません。高松ではもう少し試行錯誤を重ねる必要がありそうです。
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新春の四国を行く 2019 - 四日目

2019-01-05 08:14:19 | 四国
おはようございます。昨晩は日付が変わる頃に宿へ戻って直ちに休みました。日によって多少の時間差はあるものの、翌朝六時過ぎに目覚め、布団の中でしばしまどろみ、七時が迫ったところで覚悟を決めるという流れは、道中を通じて一貫しています。
例年は松山を先に回すことが多いため、高松から松山へ下っていくのは四年ぶりです。しかし、昨日と違って天候がよろしくなく、晴れるとしても昼過ぎからと予想されています。まずはお約束のうどん屋に寄りつつ適当に走るつもりです。
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新春の四国を行く 2019 - 拡大策

2019-01-04 20:42:01 | 四国
銭湯から宿まで移動し本日の走行は終了です。出発からの走行距離は900kmを超え、通算21万kmまでは300kmを切りました。この後の行程を考えると、四国内で到達する可能性もありそうです。
年により多少の違いはあるものの、まず徳島に上陸して松山へ下り、高松からジャンボフェリーで帰るという行程を最も多く踏襲してきました。しかし今年は高松と松山の順番を入れ替えました。これは、高速道路の割引が事実上使えない本日の条件を考えると、一般道で無理なく走れる高松がよかったという事情によるところが一つです。ただし、本当の理由は違うところにあります。
賢明な読者の方は、明日松山に泊まった場合、そのままでは帰れなくなることに気付かれたのではないでしょうか。もちろん、早朝に出て高速道路をひたすら走り、近畿圏の渋滞をかいくぐってなおも走ればどうにかなります。しかし、そのような味気ないことをするつもりは全くありません。ならばどうするのかといえば、車を置いて一旦帰るというのが答えです。
行きについてはよいものの、西日本から延々帰る最終日の長距離移動を、もう少し楽しめないだろうかという考えが以前からありました。特に今年は、去年より二日短い五日間の日程です。徳島まで二日かけ、復路も一日かけるということになると、四国には実質二日しか滞在できません。そこで思いついたのが、車を置いての一時帰京でした。
出発前の段階で考えていたのは、今日は松山、明日は高松に一泊し、翌日のフェリーで神戸に戻り、そこに車を置いて帰るというものでした。再開後の三連休を使い、北陸を通って帰ろうという寸法です。しかし、松山と高松を入れ替えたことにより、再開後の行程にも影響が及んできます。それにより次週以降の選択肢が広がりそうだと気付いたのが、高松を先に回した理由でもあるのです。
現時点で考えられるのはここまでです。松山からどこへ向かっていくのかは、自分自身にもよく分かりません。しかし、さらなる拡大策により、俄然楽しくなってきました。
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新春の四国を行く 2019 - 鳴門スカイライン

2019-01-04 17:12:51 | 四国
眉山から下りた頃には雲が出始め日が陰り、鳴門にようやく着いた頃には早くも日が暮れかかっていました。しかし昨日と同様に、夕景だけは絵になるだろうと思っていました。眺めるならここだと思う場所の心当たりもありました。やってきたのは鳴門スカイラインです。
鳴門市街から北上し、大鳴門橋の袂を周回してさらに走ると、海峡を一跨ぎする高い橋が現れます。その橋の上から見渡せるのが、三つの小島と四国が囲むウチノ海と呼ばれる内海です。暮れに訪ねた天門橋からの眺めに、どことなく似た景観でもあります。日があるうちは逆光で眩しいだけの眺めが、日が沈む頃から俄然絵になってくるところについても同様です。
着いた時点で夕日は雲に紛れて消え、鏡のように凪いだ水面が茜色の空を映していました。筏がいくつも浮かぶ中、手前の方に一艘浮かんだ小舟が絶妙です。ただし、程なくしてその夕焼けも褪せたため、間一髪で駆け込めたのは幸運だったことになります。
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新春の四国を行く 2019 - 鳴門郵便局

2019-01-04 16:14:06 | 四国
眉山に長居しすぎたことによる代償が出てしまいました。「巽屋」に品切れで振られたのですorz
巷の情報では20時15分までの通し営業とされています。それが三時で早々切れたとも考えられません。日によっては、一旦品が切れたところで中休みに入り、再度仕込みをすることもあるのでしょうか。真相のほどはともかく、目の前の事実が全てです。沿道に代わりの店が現れれば飛び込むつもりで走ったものの、これはという店を見つけられないまま鳴門市街に至りました。ここで年賀状の第三陣を投函し、ついでに風景印もいただきます。大鳴門橋、渦潮、鯛をあしらった、一目見て鳴門と分かる絵柄です。
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新春の四国を行く 2019 - 後糸売イ更

2019-01-04 13:52:22 | 四国
午前で終わるかと思いきや、さらなる延長となりました。オーシャン東九フェリーが去った後、今後は南海フェリーの後続便が入港してきたのです。
船体の塗り分けが午前の便とは違います。それとともに違うのが日差しです。真横から射し込んでいた日差しが次第に巡光となり、それに応じて海と空はさらに青く、彼方に浮かぶ紀伊半島の影も鮮明になってきました。牟岐線の列車もそこそこ頻発しているため、息をつく間もありません。
吹きさらしの山頂にもかかわらず四時間以上も過ごしたのは、気候のおかげでもあります。日差しは適度に暖かく、終始無風の穏やかな好天です。長居により、あとは鳴門へ行くのがせいぜいという情勢ではありますが、今日の眺めはそれに十分値すると言い切りましょう。
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新春の四国を行く2019 - オーシャン東九フェリー

2019-01-04 12:01:32 | 四国
南海フェリーの出航を見届け、これでようやく一区切りかと思いきや早計でした。今度はオーシャン東九フェリーが動き出したのです。南海フェリーよりも二回りほど大きい船が、右に舵を切りつつ後進し、岸壁に対して一旦垂直になってから、今度は左に舵を切りつつ前進。防波堤をかわして港外に出ると、今度は再び右に舵を切り、紀伊水道へ出て行くという顛末でした。起承転結のある名場面に重なり、午前を使い切るという予想外の結果ではありましたが、その価値は十分あったと言い切りましょう。
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新春の四国を行く2019 - 眉山

2019-01-04 10:45:58 | 四国
晴れたら再訪したい場所があると申しました。まずやってきたのは眉山です。前回訪ねたときも快晴でした。ただし、秋だったため遠景が若干霞んでいたと記憶しています。それだけに、冬晴れの日に是非とも再訪してみたいと思い立ったのでした。
常々思っているのは、市街からの眺めが函館山に似ているということです。標高がおおむね同じなのに加え、山頂に林立する電波塔を含めた、全体の佇まいがよく似ているのです。しかし、山頂からの眺めは全く違います。久々に見下ろして思うのは、むしろ小樽の天狗山に近いということです。そのように感じるのは、市街を斜めに見渡すような形になるからでもあります。展望台に正対すると、左上の大鳴門橋からやや右斜め下へ向かって直線状に海岸線が延びていき、市街の手前を今度はやや右斜め上へ向かって吉野川が流れます。ほぼ同じ方向に延びる、新町川との間に広がるのが市街の中心です。その結果、全体として斜めに見えるという寸法です。
天狗山との違いは、海岸からの距離が長く、その分平地の占める面積が広いことです。しかも、そのかなりの部分が埋め立て地で起伏がなく、小樽と違って建物も全体的に無味乾燥です。その結果、眺めとしては間延びしてしまい、目を見張るような絶景とまでは感じられません。
ただし、全体の眺めは一歩譲るものの、見応えのある光景に出会いました。南海フェリーの入港です。新町川を渡る牟岐線の列車を、俯瞰で撮れることに気付き、縦位置に構えて通過を待ったところ、沖合からフェリーが接近してきました。こうして撮影できたのが、左下に列車、右上にフェリー、紀伊水道の向こうに紀伊半島の影が浮かぶという会心の一枚です。しかし見せ場はまだ終わりません。左上から右下へ、海岸線をなぞるように航行してきたフェリーが右に旋回し始め、新町川の河口にある港へ向かって針路を取りました。そればかりか、適度に蛇行した新町川の流れと、河口に架かった斜張橋が絶妙な点景になるというおまけつきです。再訪した甲斐はあったと思わせる眺めでした。
着いた便が11時に折り返すことになっています。毒を食らわば皿までも、出航の一部始終も見届けることになりそうです。
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