日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

新春の四国を行く 2019 - ビジネスホテル瓦町

2019-01-05 08:35:18 | 四国
徳島、松山の両都市よりも宿泊する機会が限られてきた結果、高松では定宿がいまだに確立していません。前回世話になったホテルサキカも、是非またここに泊まりたいと思うまでには至りませんでした。予約サイトで必要以上に迷った結果、今回世話になったのはビジネスホテル瓦町です。
必要以上に迷ったのは、選択肢こそ多いものの、ことごとく決め手に欠けたからでもあります。ホテルサキカを選んだときは、大浴場付きで和室に泊まれることが決め手でした。ただし、和室といっても実質的には和洋室でした。銭湯に寄る前提なら、大浴場も必須ではありません。これらの条件を外した場合、繁華街から歩けることと値段だけが判断材料となります。どこも大同小異に見える中、駐車無料が決め手になって選ぶという顛末です。

駐車が無料とはいっても、繁華街から外れた場所ではありません。それどころか瓦町駅の至近です。駅ビルを背にして徒歩1分の一等地にもかかわらず、三千円台の前半という破格の料金からして、何らかの訳ありなのだろうということは想像がつきます。その予感はおおむね的中しました。
破格の安さと引き替えに、それなりの割り切りも必要だったところといえば、直近では八月に泊まった京都の秀仙閣ですが、それよりむしろ一昨年泊まった米子の宿が思い起こされました。建物には相当年季が入っています。それも、元々安普請の建物がくたびれていった結果としてです。造りの安さは防音性と断熱性にも現れ、朝は寒くて暖房をつけました。窓があるにはあるものの、手の届く近さに隣の建物の壁が立ちはだかって、眺望はなきに等しいものがあります。浴室が独立しているのは美点ながら、銭湯に寄ったため実質的な恩恵はありませんでした。そして何より、タバコ臭がひどいのには参りました。多少の臭さなら慣れてくるものとはいえ、ここで一晩休むのかと思うと心理的にもよろしくありません。

そのようなわけで、安さを考えれば仕方ないとはいえるものの、是非また泊まりたいとも思えませんでした。前回と今回の結果から分かってきたのは、宇都宮などと同様に、宿が二極化している可能性です。これは、安いところはそれなりの割り切りが必要、一定以上の快適さを求めるならそれなりの出費が必要ということを意味します。言い換えると、安さだけを追求するのではなく、過不足のない範囲で快適さとの両立を追求する必要があるということです。こればかりは何度か泊まってみない限り見当がつきません。高松ではもう少し試行錯誤を重ねる必要がありそうです。

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