
今日のジャケ画は、
Marc Bolan & T.REX
「Zinc Alloy and the Hidden Riders of Tomorrow
or A Creamed Cage in August」
邦題「ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー」(^^ゞ
74年発表作品、一説には来日した際に仮面ライダーを見て
このタイトルに引用したとも言われてますが…(^^ゞ
この盤では名義が「マーク・ボラン&T.レックス」になってます。
今までのギターによるブギーサウンドから更に進化し、
ソウルやファンクを取り入れた黒っぽいサウンドとなりました。
ソウルフルな女性コーラスも全面的に取り入れてます。
しかしどんなにソウルでファンキーになっても
やっぱりボラン・サウンドなんですよね。
妖しくて毒気を持ったサウンドなんです。
これはやっぱりボランとの共同プロデュース、
トニー・ヴィスコンティの影響が大きいのでしょうね。
ソウルでファンキーで妖しくグラマラス。
その絶妙なバランスは何度聴いても素晴らしいです。
この中でワタシのお気に入り曲は1曲目の
「Venus Loon(邦題:ビーナスの美少年)」ですね♪
グラマラスでファンキーで女性コーラスが華やかさを増してます。
「Teenage Dream」も大好きです。
ボランと女性コーラスがとても味わい深いですね。
「Liquid Gang(邦題:いやな液体(^^ゞ)」も良い感じです。
なにげにブラック系のディスコミュージックのような感じですが
女性コーラスがよく映える華やかな曲ですね。
ソウルとグラマラスなロックが絶妙に融合された素晴らしい1枚です。
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この盤の多くの曲はこの女性コーラスが入ってますが
メインとなる女性コーラスはボランの当時の彼女だった
グロリア・ジョーンズでした。
この彼女のコーラスによって曲に華やかさとソウルな雰囲気が
プラスされてることと思います。
彼女は後に、ボランとの間に男の子を産んだそうです。
そして彼女の運転する車が事故にみまわれて
残念なことにボランが亡くなってしまいました。
なんと悲しすぎるお別れなのでしょう。。。
でも今も尚、世界中からボランのお墓を訪れるファンも多いことだし
皆から愛されているボランに愛されていたわけですから
グロリアが羨ましいと思ってしまいます