自分の気持ち、伝えるのって大人でも難しい。
自分がなにを感じているのか。
それを、どう、伝えるのか。
もしくは、伝えないのか。
昼ごはんを食べた後、缶けりをやることにした。
缶けりって、知ってる?
鬼ごっことかくれんぼが一緒になったような遊び。
私も大好きな遊びの一つ。
鬼になった時『もういいかーい』
と言って、目隠しを外した時のしーんとした感じ、たまんない。
3人で遊んでいると、めずらしく、年長Sホが『やりたい』とやってきた。
Sホは『Sホ劇場』なんて言葉があるくらい、みんなを楽しませるのが大好きな、賑やかな子。
そのSホが缶けりに入ってくるのは、もしや初めて?
一回やってみて、ルールがいまいち分からなかったようで『座って見てる。』と言って、ベンチに座って、鬼になった私の姿や他の子の様子を見ていた。
年中Nカもやってきた。
これまた、めずらしい。
私がルールをNカに説明してると、『分かった、分かった。見てたら分かったから、やる』とSホ。
年中Kルが鬼になり、再スタート!
鬼に私が見つかった後、Sホが鬼のKルの傍に行き、なにか声をかけてトイレの方にいった。
Sホはトイレ裏に隠れているSレのとこに行ったのかな?などと私は思っていた。
あと生き残ってるのは、Sレ一人!
Sホはもう見つかってるのかな、、、と思っていたら、絶妙なタイミングで、Sホがダッシュ!
こーん!とKルが守っていた缶を蹴った。
でかした!Sホ!
ところが。
Kルが泣きそうになりながら『Sホはトイレに行ってると思ってた!』とSホに怒った。
Sホは、鬼のKルにトイレに行ってくるね、と言っていたらしい。
そりゃ確かに、Kルも怒れちゃうよなあ。
すると、Sホも目をシパシパさせながら、Sホもトイレが済んでやっていた、と小さな声で言う。
そのSホの表情。
泣くまい、涙を流すまい、と頑張ってるSホ。
そう言えば、私、Sホが泣いたのを見たことない、、
涙が目を覆うのを邪魔するように、何度もまばたきをするSホ。
泣いていいよ、我慢しなくていいよ、そう思って、ぎゅーとしたくなった。
けれど、手を伸ばしたら逃げられてしまった。
Sホは小さな声で『もう、やめる。』と言って去っていった。
Sホがトイレが済んだこと、知りたかったね、とKルに言うと、こくんと頷く。
工作などが出来る机に座ったSホを見届けて、缶けり再開。
しばらくすると、SホがKルに何かを渡しにやって来た。
Kルが私に『読んで』と言うように持ってくる。
ああ、これを書きに行ったんだ。
私が読み上げると、Kルはにこっと笑った。
Sホも笑った。
この女の子は、二人ともSホだと言った。
ちゃんと涙も流してる。
実は、Sホが初めての缶けりで悲しい想いをしたら、もう入ってこなくなっちゃうかも、、、と、ちらりと私の心によぎった。
でも、Sホは、私の心配なんか軽々と飛び越えて、ちゃあんと自分の気持ちを知ってる、その表し方も、伝え方も知ってる。
あっぱれだ。
『わたしも、あなたも、そのまんまで、だいじょうぶ』
こんなメッセージをSホにもらった気がした。
卒園までのカウントダウンが始まり、そこここで、母達の涙腺が、緩んでいます。
(年中母みっちー)
=============================
「 野外保育とよた森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)
TEL:080-5122-1052
HP:https://www.morinotamago.com/
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自分がなにを感じているのか。
それを、どう、伝えるのか。
もしくは、伝えないのか。
昼ごはんを食べた後、缶けりをやることにした。
缶けりって、知ってる?
鬼ごっことかくれんぼが一緒になったような遊び。
私も大好きな遊びの一つ。
鬼になった時『もういいかーい』
と言って、目隠しを外した時のしーんとした感じ、たまんない。
3人で遊んでいると、めずらしく、年長Sホが『やりたい』とやってきた。
Sホは『Sホ劇場』なんて言葉があるくらい、みんなを楽しませるのが大好きな、賑やかな子。
そのSホが缶けりに入ってくるのは、もしや初めて?
一回やってみて、ルールがいまいち分からなかったようで『座って見てる。』と言って、ベンチに座って、鬼になった私の姿や他の子の様子を見ていた。
年中Nカもやってきた。
これまた、めずらしい。
私がルールをNカに説明してると、『分かった、分かった。見てたら分かったから、やる』とSホ。
年中Kルが鬼になり、再スタート!
鬼に私が見つかった後、Sホが鬼のKルの傍に行き、なにか声をかけてトイレの方にいった。
Sホはトイレ裏に隠れているSレのとこに行ったのかな?などと私は思っていた。
あと生き残ってるのは、Sレ一人!
Sホはもう見つかってるのかな、、、と思っていたら、絶妙なタイミングで、Sホがダッシュ!
こーん!とKルが守っていた缶を蹴った。
でかした!Sホ!
ところが。
Kルが泣きそうになりながら『Sホはトイレに行ってると思ってた!』とSホに怒った。
Sホは、鬼のKルにトイレに行ってくるね、と言っていたらしい。
そりゃ確かに、Kルも怒れちゃうよなあ。
すると、Sホも目をシパシパさせながら、Sホもトイレが済んでやっていた、と小さな声で言う。
そのSホの表情。
泣くまい、涙を流すまい、と頑張ってるSホ。
そう言えば、私、Sホが泣いたのを見たことない、、
涙が目を覆うのを邪魔するように、何度もまばたきをするSホ。
泣いていいよ、我慢しなくていいよ、そう思って、ぎゅーとしたくなった。
けれど、手を伸ばしたら逃げられてしまった。
Sホは小さな声で『もう、やめる。』と言って去っていった。
Sホがトイレが済んだこと、知りたかったね、とKルに言うと、こくんと頷く。
工作などが出来る机に座ったSホを見届けて、缶けり再開。
しばらくすると、SホがKルに何かを渡しにやって来た。
Kルが私に『読んで』と言うように持ってくる。
ああ、これを書きに行ったんだ。
私が読み上げると、Kルはにこっと笑った。
Sホも笑った。
この女の子は、二人ともSホだと言った。
ちゃんと涙も流してる。
実は、Sホが初めての缶けりで悲しい想いをしたら、もう入ってこなくなっちゃうかも、、、と、ちらりと私の心によぎった。
でも、Sホは、私の心配なんか軽々と飛び越えて、ちゃあんと自分の気持ちを知ってる、その表し方も、伝え方も知ってる。
あっぱれだ。
『わたしも、あなたも、そのまんまで、だいじょうぶ』
こんなメッセージをSホにもらった気がした。
卒園までのカウントダウンが始まり、そこここで、母達の涙腺が、緩んでいます。
(年中母みっちー)
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「 野外保育とよた森のたまご」
お問い合わせ:morinotamago2010@yahoo.co.jp
代表:遊佐(ゆさ)
TEL:080-5122-1052
HP:https://www.morinotamago.com/
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繊細な子の母ですけど…何か?笑
そうそう、Yゴが「これで和紙すき最後なんだよねー」なんて、しゃべっているのを聞き、泣けそうだったよ。
Mノの木登りに付き添ったり、Kオが後ろからチョッカイかけてきたり…残りの一緒に過ごせる日々を大切にしようと思うよ。
家でも、Sホはそのことを、そう言えば…と、話してくれました。だって、恥ずかしかったんだもん、だって。
安心できる仲間、心を開ける大人がいてくれること、本当に感謝です!