本屋でふと手にとってみた。
平積みされた本はよく売れてるようで
息子は図書館で一番予約の入ってる本だと教えてくれた。
彼は学校の図書室に入ってたよと借りてきてくれた。
自分の担任する中学生に子どもを殺された女性教師が
終業式の日にクラスでその犯人への復讐をする。
それは、ただの始まり。。
すべてが事件にかかわる人たちの告白で綴られる。
暗く、暗く、陰鬱と晴れ晴れとしない話。
けれども途中でやめることはできなかった。
まるで、映像を見ているように点と点がつながり線を作って
面を作って立体になって影をつくる。
影は濃く濃く人の気持ちに覆いかぶさる。
抜け出せないそれぞれの人は影に身を捧げる。
女性教師もまたしかりだろう。
著者の「聖職者」という短編を書き直したものだそうだが
短編はどんな展開になってるのかな。
嵐の夜に読むこの本は
私を闇に誘い込む。
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高麗
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