星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

「真田十勇士」大阪・前楽(夜)

2015-02-15 | 観劇メモ(演劇・ダンス系)
「真田十勇士」再演。
もう1週間たってしまった。今日はついに千秋楽だよ。

観客に男の人が多い気がするのは「真田幸村」人気だろうか。
今回は1回しか観られないので、好きな前楽ソワレにした。
観劇後に友人と顔を見合わせ「よかったねー!満足♪」と同じ
笑顔で劇場を後にした。
作品に対する思いの丈は初演時にすべて書いてしまったので、
今回はちょびっとだけ。



<キャスト・スタッフ>
上川隆也:真田幸村       柳下 大:猿飛佐助
黒木芽以: ハナ・花風     葛山信吾:霧隠才蔵
山口馬木也:服部半蔵      松田賢二:由利鎌之助
渡部 秀:真田大助        相馬圭祐:豊臣秀頼
小須田康人:大野修理亮治長   粟根まこと:根津甚八
鈴木健介:望月六郎       吉田メタル:三好清海入道
俊藤光利:大野治房      佐藤銀平:三好伊佐入道
玉置玲央:穴山小介      三津谷 亮:筧十蔵
賀来千香子:淀の方      
里見浩太朗:徳川家康

脚本:中島かずき  
演出:宮田慶子
主題歌:中島みゆき「月はそこにいる」
音楽:井上鑑 feat. 吉田兄弟





公演名  真田十勇士
劇場   梅田芸術劇場 メインホール
観劇日  2015年2月7日(土)18:00~21:15
座席   3列


やっぱり、やっぱり凄い熱量だった。
舞台から途切れなく浴びせられるエンターテインメントな集中
砲火に、観るほうも全身汗びっしょり!
心は一気に初演大楽の2013年10月6日へと駆け戻り、つながった。

体制に牙を剥き、吠える男。ロックだ~~~幸村さん。
負けて勝つ。死んで生きる。
二律背反を全部ひっくるめて燃やし尽くして、ジ・エンド。
特に力の入るのは、家康と幸村の会談の場面だ。
質問しちゃダメだよ~、家康の話に耳を傾けちゃダメだよ~、と
思っても、どんどん相手の言葉の網に絡めとられてゆく幸村。
涙目だ。
幸村に背中を見せる余裕さえある家康、その自信、器の大きさ。

十勇士たちの勝利の立ち回りは見ていてホンットに楽しかった。
十蔵の一輪車、坂を後ろ向きに上がってた♪
演出が変わったおかげで、服部半蔵の存在感が大きくなり、敵味方
のバランスがよくなっていたと思う。
霧隠才蔵、服部半蔵、由利鎌之助。男前3人衆、カッコイイ~~。
秀頼がより天下人らしい佇まいになり、大坂城での淀との母子の
シーンが涙腺決壊のピークに。客席はすすり泣き大会だった。
猿飛佐助は今回は、殺陣での身体能力発揮ができなくなってしまっ
た分なのか、豊臣への思いの強さをより細やかに感情表現されて
いるように感じた。
ハナさんは大阪に来て、実際に住吉大社で五大力の御守りを自力
入手したそうだ。花風よりハナのときのほうがいいなと思った。

大助が幸村に似てきた、というより昔の舞台の上川さんに似てきた
ね・・・と友人が言うのでうんうんと同意。妙に親子感があった。
最後の戦い。倒れて仰向けになっている大助の顔をオペラグラスで
確認。角度的には見えにくいけれど、たしかに大きな目が開いたまま。
後からやって来た父が見つけ、我が子の目を閉じさせてやる場面に涙。

そして、月と男とあの歌。
パーフェクトに一体化している。
再演でもやっぱり思った。殿、声が太い!声がデカイ!
そんな声が私は好き・・・♪
私は福岡楽は観に行けないけれど、今日も存分に吠えてくだされ。
全員で見得(ポーズ)をきめるシーン、十勇士がまるで一つの生き物
のように見える。ほんっとカッコいいですワ。
お茶目なカーテンコール。そこでもまだ走っている幸村さん。
舞台の坂のてっぺんへすばやく駆け上って、最後は右手を左胸に。

<日替わりネタ>
清海たちのごつい手で作ったのかと思うと・・・
「食欲が6割減になる。大小のビリケンさんみたいな顔しおって」


●2013年初演「真田十勇士」観劇メモ
真田十勇士(1)東京公演・感想未満
真田十勇士(2)名古屋千秋楽カーテンコール
真田十勇士(3)名古屋公演
真田十勇士(4)大阪公演 前楽
真田十勇士(5)大阪公演 千秋楽カーテンコール
真田十勇士(6)大阪公演

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