星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

「シェイクスピア物語」~真実の愛~ アフタートーク

2017-01-24 | 観劇メモ(演劇・ダンス系)
「シェイクスピア物語」~真実の愛~
1月22日大阪公演のアフタートークです。
登壇の皆さんは終始笑顔で、と〜っても楽しいトークでした。

例によって暗い中での殴り書き。解読に苦心しました(泣)。
言葉はこの通りではないし、雰囲気で勝手にまとめたものなので、聞き
間違い、書き間違いはすべて私の責任です。しかも内容は上川さん
メインにつき、かなりはしょってます。そこんとこヨロシク!

カーテンコール終了後、すぐにアフタートークが始まりました。
司会進行は我善導さん。(←役名失念!マキューシオを抱き起こす人。
TV「いつ恋」に出演、ドラクエスペクタクルツアーではトルネコ役。)

舞台上に扇形に並んだ椅子。向かって右から小川菜摘さん、観月ありささん、
上川隆也さん、五関晃一さん、藤本隆宏さん
の順に着席。

トークの開始を告げると、口火を切ったのが上川さん
「ちょっといいですか。僕らさっきまでこの衣装のまま芝居をやってたんで、
気持ちがまだ切り替わらないんですけど~」
その言い方で笑いが起き、出演者も客席も一気になごやかモードに。

五関さんが座高低く椅子に座り、両足を前方に突き出して何やらブツブツ。
子供っぽい仕草にファンから小さな嬌声とどよめきが! 上川さん
五関さんのほうに手をやり、大人なんだからとなだめるのが兄弟みたい。

初共演どうしが多いということで、まずは小川さん
「観月さんと初めて共演したのがドラマで、ありさちゃんが15歳の時ですね。
今もこんな綺麗で。私は・・・。上川さんとは初めてですが、座長として
素晴しい!」
延々と賛辞が続くので、落ち着きをなくした上川さん。おもむろに足元
にあったペットボトルに右手を伸ばして飲み始めます。ソワソワした感じに
観客クスクス。(小川さんスミマセン。笑ったのはそういう理由です。)

続いて五関さん
「上川さん、クールな人かと思ったら凄く熱い人で、演技指導もしていた
だきました。」
藤本さんが「声がでかい!」ほかにも上川さんへの賛辞。
異口同音に褒められ、照れまくる上川さん。もぞもぞとかなり挙動不審。
・・・・・・

以下、敬称略で。

五関
「グループでは最年長でリーダーとしていつもやってますが、ここでは
年下なのでみなさん優しくて、好きに自由にさせてもらってます」
上川
「好きにしているといえば酒場のダンス。(五関さんが)最近はムエタイ
みたいになってますよ。エニマンに仕掛ける時、後ろ回し蹴りしたり」
小川
「名古屋ではカカト落としをやるみたいですよ」
上川
「名古屋はまだ空いてます。カカト落としを見に。お待ちしてます♪」
しっかり宣伝するお茶目な上川座長と小川さん、さすがです!
・・・・・・

上川
「藤本さんとは大河ドラマでごいっしょしてます。その時もですが、今回
も敵対してますね」
藤本
「ちょっと距離を置いてます」 客席ちょっとどよめき。
・・・・・・

話題は、舞台裏は戦争状態という話に。
藤本
「舞台裏はすごい大変で。観月さんとすれ違った時、すごい怖い顔で
階段を上がってきてましたね」
観月
「そうなんです。ドレスのスカートがかなり広がってるので、狭い
ところをこうやってたくし上げて走り回ってます」
小川
「私なんかマーガレットとビアトリスの二役だから、急がないと。
着替えというより剥ぎ取られている感じですよ」
(剥ぎ取られている様子を上川さんがジェスチャーで解説)
小川
「マーガレットが終わって、急いで鬘やメイクを取ったら次もマーガ
レットだった。着替える必要なかったということも。・・・とにかく
戦争状態です」
藤本
「僕は今日マントを間違えました。五関くんが満面の笑みでやってきて、
五関のと間違ってませんか?って。そういえば丈が短かった」
五関
「衣装の並び方が隣どうしで。僕が着ようとしたら袖が長くて」
客席ウケる♪
・・・・・・

シェイクスピアの芝居を今回やって感じたことは?という質問。

上川
「そもそもシェイクスピアには誰も会ったことがないですよね。
イフのストーリーなので、こんな人がいてくれたらなあと。そういう意味
で9割9分、僕オリジナルです。でも、シェイクスピアがこんな人と思わ
れても困るので、シェイクスピアの名前を借りてこの役を演じている、
みたいな感じです。すみません。理屈っぽくて」
客席が水を打ったようにシーンと。
それまで笑ってばかりだったので、感心して聴き入っていたものと思
われ。たしかに上川さんのコメントは反芻する時間が必要でした。

観月
「私は逆に、本当にこんな話があったと思って毎日やってます。
上川
「ほんとうにそういうお芝居をされてますね!
ここまで本当にためつすがめつ、毎回いろんなことを試していて、それに
みなさんが乗っかってきてくれてます。日々、縦に積み上げてやってきて
いる感じですね」

藤本
「十朱さんが本当にエリザベス女王みたいなんです。
(上川さんに向かって)二人芝居やっててどうですか?」

上川
「ダンカン(男優しかいなかった時代にいたという男装の女優)との
シーンは、僕はオーラに包まれている感じですね。幸せです♪
だからついテンションが高くなるんです。自分で演じてるんじゃなく、
十朱さんといることでそうなってしまう、自然とそうさせられてしまう
という感じですね」
登壇者たちもほううう〜という感じ。
・・・・・・

終了の鐘が鳴ったので、最後に皆さんの「ひと押し」のシーンを、と、
善導さん。すぐに言い直して、あ、「イチ押し」のシーンです。
すると上川さん、すっくと仁王立ちして抗議のポーズでツッコむ。
他の登壇者もツッコみまくり、善導さんが平謝りでもう一度言い直し。
会場全体が爆笑の渦 @@@@@@)))))))))))

以下、一押しのみどころについて。

小川
「バイオラが、男の人の服って脱がせるのが難しいのね、という場面
です。何も知らないという感じがいいですよね。私が言ってみたい台詞
です。私が言うと、知っとるやないかい、と言われると思いますが」

観月
「ウィルからアダムを通じて渡されたヴァイオラへの手紙を、トマス・ケント
(ヴァイオラが男性に扮装した時の名前)として受け取って、ヴァイオラの
気持ちになって読むところです。ここ、お客さんもキュンとなると思うので、
このシーンに命かけてます。

上川
(言葉の置き換えが複雑すぎてうまく聞き取れなかったけどこんなカンジ
かな→)僕の台詞はほとんどがフルーツを細かくカットしてシロップに
漬けたみたいな台詞ばかりで。(←全く違うかも)
そんな中で、座長のバーベッジとやるゲンコでのタッチですね。
(↑ここ、間違いのようです。座長のネッド=五関さんが正しいようです。)
座長の心意気にじんとくるんです。」

またまた会場、シーン。
上川「だから、どうして静かになるんですか!」
(コメントを反芻して客席もじんとなったからです。)
このとき、五関さんが上川さんにゲンコツを寄せていき、上川さんが
それに応えてゲンコツタッチ。笑顔の二人がとっても微笑ましかった〜。

五関
「僕のみどころは、登場して最初に台詞をいうところです。
僕、今日、言い忘れた台詞があるんです」
私の後ろの席の人がソウソウ、あの台詞がなかったと強く反応してました。
五関さんがその台詞を言いかけて、上川さんが、まあ明日もあるんだし、
いいんじゃないか、と。

藤本
「僕は、善導さんが倒れたマキューシオを抱きしめるところ。けっこう
繊細なんですよー!手がプルプルしてる。そこを見てほしい」
(劇中劇のロミオとジュリエットの中の1シーン、五関マキューシオも
善導さんも熱演です。)

時間がきて、みんなで大きな拍手を。全員笑顔ではけていきました。
考えてみれば、上川隆也さんのアフタートークに参加したのは初めて。
貴重な機会となりました。
以上!


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