手帳に予定を書き込む度に
僕の未来が 長くなった錯覚に陥る
生きてるのは 過去と現在だけなのに
時間の半径は いつだって歪なものだ
現在と過去という 記憶の延長に
何の保証もない 未来が待っているというのに
新円なら
僕は 過去の記憶とおなじくらいに
未来の距離を うまく把握していることになる
ふうん
そんなワケないよね
だから 円は ハレー彗星のように
過去ばかりが 長い尾を引く歪になってしまう
でも 僕は ちょっと記憶力に障害があるから
存外 過去と未来のバランスは
普通の人より 新円に近いのかも・・・
夜 突然 友人がやってきた
慌しく 僕のパソコンで
オークションを制して
勝ち誇った笑顔で さっさと帰っていった
僕は 唖然として
彼の背中を見つめながら
彼の 時間の半径を推測したが 無駄だった
どうやら 僕は
僕が思ってる以上に
弱っているようだ
僕の未来が 長くなった錯覚に陥る
生きてるのは 過去と現在だけなのに
時間の半径は いつだって歪なものだ
現在と過去という 記憶の延長に
何の保証もない 未来が待っているというのに
新円なら
僕は 過去の記憶とおなじくらいに
未来の距離を うまく把握していることになる
ふうん
そんなワケないよね
だから 円は ハレー彗星のように
過去ばかりが 長い尾を引く歪になってしまう
でも 僕は ちょっと記憶力に障害があるから
存外 過去と未来のバランスは
普通の人より 新円に近いのかも・・・
夜 突然 友人がやってきた
慌しく 僕のパソコンで
オークションを制して
勝ち誇った笑顔で さっさと帰っていった
僕は 唖然として
彼の背中を見つめながら
彼の 時間の半径を推測したが 無駄だった
どうやら 僕は
僕が思ってる以上に
弱っているようだ