Dead Cold

SUE LEATHER　
Cambridge English Readers (Level 2 Elementary/lower-intermediate)　YL 2.7　語彙レベル８００　総語数９５４５


珍しく Cambridge English Readers を読んでみました。

表紙に燦然と輝くマーク　Extensive Reading Foundation　LLL Award　WINNER 2005

栄えある受賞作品と言うことですよね。


犯罪など縁のないようなアメリカのスキーリゾート Pine Crest で起きた女子大生殺人事件。
デンバーから赴いた女性刑事 Flick(Felicity) Laine はわずか２ヶ月前、捜査中に同僚を殺されたばかり。
同僚への思いを引きずりながらも彼女は事件解決の糸口を見つけていきます。


まずはとても読みやすい

ストーリーもちょっと複雑（というか伏線があります）で、先へ先へ読んでいきたくなります。

読み終わってみればけっこうありがちな犯罪の話ですが、多読にそこそこ慣れてくれば語数もさほど多くないので短時間で読めます。
十分楽しめると思います。

The Big Picture

Cambridge English Readers (Level 1)　YL 1.4　語彙レベル４００　総語数４２００

このお話の舞台は日本です。
そのせいかどうか挿絵のイラストが微妙です。

Sumo star "Takahanada" が登場しています。
が、実在の人物とはまったく関係なさそうで、もちろん実話に基づいているものでもなさそうです。

これは『100万語多読入門』に途中1/3まで紹介されていて、結末がどうしても知りたくて読みました。
ということは、おもしろかったということですネ。
有名スターたちのスクープの話と思いきや、なんと殺人事件が絡んできてしまうんです。

Bad Love

Cambridge English Readers (Level 1)　YL 1.4　語彙レベル４００　総語数３７００

こちらは、女性刑事が主人公のお話です。

Bad Love とはどういう意味なのかと思いながら読み始めたのですが、
なんのことはない、そのまんま。

イケメンでもほどほどにしておかないと命を失うこともある…
ということですね。

犯人はすぐ予想できましたが、私はけっこう楽しめました。

この程度のボキャブラリーでロッキーの山々の美しい情景が目に浮かび、
表現がとても良いと思いました。

Inspector Logan

Cambridge English Readers (Level 1)　YL 1.4　語彙レベル４００　総語数４２００

ローガン警部は男だと普通に思っていたら２０代の女性でした。

彼女より年上で男性の部下は彼女をどうやら認めてないみたいです。
彼女の初仕事の殺人事件、お手並み拝見といったところでしょうか。

このくらいのレベルと分量ならストーリーは文句つけられないと思います。

The Penang File

Cambridge English Readers (Starter)　YL 1.2　語彙レベル２５０　総語数２０６７

英国諜報部といえば "007" のジェームズ・ボンドさんがあまりに有名すぎて…

「あれっ」ってな感じですが、２０００語前後の読み物ですので、
いつの日か読むはずのペーパーバックの練習にちょうどよいのかもしれません。

スナイパーの生い立ちが最後に分かって、なんだか逆にちょっとガッカリしたのはひねくれているのかなぁ。