バナナはおやつではありません

映画感想。
個人的感想なので
あなたの鑑賞の目安にはなりません

ぼくとママの黄色い自転車

2009年08月25日 | 邦画
ある理由でずっと離れて暮らす母に会うため
自転車で旅に出た少年が長い道のりの中で
さまざまな出会いや体験を経て成長していく姿と
家族の絆を温かに綴った映画
父親・一志(阿部サダヲ)
母親・琴美(鈴木京香)
息子・大志(武井証)

父親達の嘘を見つけ真実を探しに
パリにいると言われてる母親がなぜ小豆島にいるのか
母親に会いに行くため犬とともに小豆島を目指す
という事で親子愛、家族の絆を描いた映画
なので、あの阿部サダヲも若干ポジティブさはありますが
控えめな演技で泣きの演技をしていましたよ
それはある日、琴美が買ってきたおもちゃ
それはつい先日も同じものを買ってきてたところから
記憶障害が始まる
ある雨の日は家にどうやっても帰れなくて探し回る一志
また、ある時は火事を起こしてしまう
ここでポジティブなサダヲ登場
燃えた跡を見て「思い出は残ってるよ」と励ます
このへんで琴美はもう一緒に暮らすのは無理だと
だけど、「琴美を守る」といって抱き締める一志
そんな事が過去にありました
大志はお母さんが記憶障害だとは知らないので
一生懸命小豆島へ向かう
その途中、恋に悩む女性運転手、
大阪でほっしゃん警官に追いかけられてるところを
助けて?くれた同じ年くらいの女の子
熱で倒れてるところを助けてくれた死にたい願望のおじいさん
それぞれを励ましながらも
ただひたすら小豆島に向かう
小豆島を駆け回りやっと出会えた母親に大志は・・・
見所はサダヲではないほかの共演者との笑いの場面があったり
過去の夫婦の事から小豆島でお母さんと再会するあたりの
泣ける場面であったり
見た劇場ではほんの数十人しかお客さんはいなかったけれど
それでも鼻をすする音がよく聞こえてきていた
カップルで来ていた若い男の人も泣いてたのには
びっくりした
ていうか俺以外ほとんど泣いていた?!
だけど、残念なところは演出かな
子供の大志視点でしかないので
父親・一志の思いや辛さがほとんど描かれてなかった
つまり、他の登場人物の描写がイマイチ?
それでもサダヲは泣きながら
”本当はいつか元気に戻ってくるんじゃないかと思ってたんです”
と、言ってたくらいだった
もう少し掘り下げてほしかったな
だけど、いい映画だったよ
さだまさしの曲もエンディングでしんみりさせてくれる

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