死に方は書面で残そう

2009-06-08 | 介護日記

ドクターとの面談が終った。
方向性はある程度見えてきた。
母と父の夢見た、二人が暮らす家で伴侶に手を握ってもらいながら死ぬ、などと言うことは不可能だ。

良く分かった。

尊厳死を心から望むのなら書面にして残すことだ。

…眠い…書きたいけど…ダメだ…おやすみ


いずれにしても朝なのだ

2009-06-08 | 介護日記

昨日、病院のそばの魚屋さんの前に妙な物体が転がっていた。
近づいてみたら暑さでダラけたシベリアンハスキーだった!
もう一枚撮ろうと思ったら気付かれてしまった。
夜中の写真が余りに生々しかったからお口直し♪


結局殆んど眠らせて貰わぬうちに朝が来た!
明け方4時半にマスクを毟りとり「疲れたからチョット横になりたい、とにかく2、3日ゆっくり休みましょう」
ナースコールを押して「お腹が空いたから蕎麦でもウドンでも」
とにかくエネルギッシュで私はフラフラ、
母はケロケロ。


知らないオバアサン< その2>

2009-06-08 | 介護日記

またまたマスクから空気の漏れる音が盛大にするので灯りをつけてビックリ!
何とマスクをつけたまま入れ歯を外すという離れ業をやってのけたのである。
もう可笑しくてオカシクテ「凄~い」って笑ってたらチョット得意気に「魔法使い!」だって。
右手にお匙持ったままなのが可笑しくて写真撮らしてもらった。
確かに魔法使いかも。


知らないオバアサン

2009-06-08 | 介護日記

今日は一日中母がアッチの世界に行きっぱなしで、とうとうコッチに帰って来てくれなかった。
なので知らないオバアサンと一緒にいた気分でくたびれてしまった

声の出し方から喋り方まで違うのだ。
勿論性格もね!

疲れ果てると優しく出来なくなるから、日曜日の街中に出てみた。
前から感じてたけど静岡の人ってみんなお洒落だ。
特に若い子連れの夫婦や初老の女性、オジサンがカッコいい
素敵なお店も多いし。
東京にある店は殆んどある、勿論ドンキもね。
日付が分からなくなる父の為に、月日と曜日が表示される電波時計を買って病室に戻ることにした。
 母が寂しそうな目で窓の外を眺めている。
(おっ!いつもの母だ)
「どうしたの?そんな顔して」
「…遠いところに行きたくなった…」
何だか切なくなって
「そう…どこか行きたいところあるの」と言った途端、知らないオバアサンに「そんなネターっとした顔ヤメテ」と一喝された。
母「道後温泉
「欄干から男の子たちが飛び降りるの、可笑しいねえ」
私「…そりゃ可笑しいねえ…(なんだ?!)」
母、急に歌い始める
小學校で覚えた『満州国歌』を中国語で、
双葉で覚えた讃美歌らしきものをラテン語で、朗々(老々?)と♪

ますます知らないオバアサン度アップ!

さてこの日記を書き始めて2時間たった。
その間に母は、頭が痒いに始まって、
呼吸器のマスクを見事に壊し、
「助けてェ~」と大声で叫び、
今日4回目のウ○チをし、水を2回要求し、
「たいへんだ、ゴハンちょうだい」と呼び
「眼鏡!」とマスクの上から掛けようとし、
おさじを2本持って来て、と言い、
今またマスクと顔の間に指を突っ込みブワーッと空気を噴出させ、
ビックリして起きていった私に「おさじ!」と言う。
もう仕方ないからおさじ2本渡しましたよ…

「夜中の2時におさじをどうするの?」
と言ったら
実にいい笑顔を返してくれたけど…

さて何時までこの調子が続くのかな