ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

デイジー

2007-07-17 | 映画 た行な行
全編オランダを舞台にしたラブ・サスペンス。切ないラブロマンスでありながら、サスペンスとしても十分楽しめる。チョン・ヒジョンが魅力的。

2006年 韓国 ラブロマンス、サスペンス
2007年7月12日 録画 
監督 アンドリュー・ラウ(インファナル・アフェア)
出演 チョン・ジヒョン (猟奇的な彼女)、チョン・ウソン、イ・ソンジェ
(出演作品などは、私が観た物にかぎる)

オランダ・アムステルダムに住むヘヨンは、祖父の骨董店を手伝いながら画家を目指していた。そして、会った事もない男性に心を寄せていた。彼女が絵を描くために田舎に滞在していた時、困っていた彼女を助けてくれた見知らぬ人なのだ。彼女にはそれ以来、デイジーの花が送られていた。そんな彼女の前にある男性が現れた。しかし広場で似顔絵の客として現れた彼は、実は犯人の張り込みをするために彼女を盾にしている刑事、ジョンウだったのだ。しかも、彼女が心を寄せている男性は彼と敵対するプロの暗殺者パクウィだった。

めったに観ない韓国映画。しかし韓国映画らしからぬ雰囲気の予告編の時から気になっていたので見ることに。
確かにアムステルダムの沈んだ色調の町並みが美しいが、内容は「韓国映画」。思い込みの激しい展開かな?アムステルダムに暮すヘヨンなのに、周辺にオランダ人の影が見えないのが不自然。助けてくれた人がデイジーの人と思い、恋するのはロマンチックだがそれがプロの暗殺者というのも、かなり無理な設定。
などという点を脇へ置いてしまえば切ないラブロマンスであり、サスペンスとしても質が高いと思う。アンドリュー・ラウの描くサスペンスは心をきりきりと切なくさせるのだから。チョン・ヒジョンは、当然だが猟奇的な彼女とは大違い。デイジーの花に似た透明感のある美しさをかもし出していて良かった。


最新の画像もっと見る