キャンプツーリング：2018/10 西へ漂う D7(最終日）

【20181012】 

老神温泉 穴原湯 東秀館～K62～R122～R50～ランチ：R354とんかつ三軒家0280-33-2268～ナビR354：道の駅 さかい0280-87-5011～自宅/173km

もはや定番、

最終日、200km弱、朝風呂に浸かってのんびり、雨が上がるのを待つ。

女将にコーヒーを勧められ暫し雑談、何度も気をつけて帰って下さいと言われた。昨夜の「七日帰りは縁起が悪い」も心に引っ掛かっていて何となく気になった。

雨が上がったが路面は濡れているのでスパッツ着用、慎重に走り出す。

K62はワインディング、乾いていれば楽しい道だがウェットだし女将の言葉を頭の中で反芻しながらスピードを抑え気味にしてコーナーを処理していく。交通量は少なく、途中1台だけ前を走るバンを抜いた。

不吉が現実に・・・

正確な場所は分からないが半分を過ぎた辺り、登りの右コーナーの手前で右の茂みから何かクリーチャーがのろのろ出てきて道路を横断し始めた。

大きさは15cm位で茶色、最初は栗鼠かと思ったがそれにしては動きが緩慢過ぎるしシッポも違う、もう少し接近するとそれは雨に濡れて毛がべったりと貼りついた痩せた子猫という事が分かった。

ノロノロと道を渡って行くので減速してやり過ごす事にした、右側の草むらから出て左側の草むら向い道路の3/4を渡ったのでそろそろ良かろうとその右側を抜けようとした瞬間、そいつは引き返してバイクに向かってきた。

或いはバイクの熱を感じて暖まろうとしたのか？そのままバイクの下に潜り込む形、カウルが邪魔で一瞬視界から消えた。

轢いては不味いのでブレーキを掛けた瞬間右の上りコーナーで右に傾いていた車体はバランスを崩した。腱鞘炎で右手に力が入らないし無理は嫌なのでそのまま右に立ちゴケ。右のパニアがクッションになったが、そのままパニアステーから外れて反対車線の端まで滑っていったのは初めて見た。

バイクを降りて起そうとしたが登り坂だし荷物満載で無理。先程抜いたバンが後ろから来ると思っていたのでそれを待っていると予想通り来た。横を抜けようとしたのでジェスチャーでバンを止めて起すのを手伝って貰う様に頼んだら了承してくれた。

二人でバイクを起しサイドスタンドを掛け、お礼を言うとバンはそのまま発進、私は簡単に損傷をチェック、右のミラーが曲がり、ナックルカバーのヒンジが折れてぶら下がり、エンジンアクセサリー（ガード）に傷。パイアは少し滑走時に擦り傷が着いたが再装着出来た。

これ以上ここに留まるのも危険なのでとりあえず平らな場所まで移動することにした。

子猫はいつの間にか煙の様に消えていた・・・

K62を下り、K333に出た先で右側に舗装の広場を見つけバイクを止めた。アクセルワイヤーの取り出し口の位置が曲がって居る様に見えるがアクセルを捻ってもおかしな抵抗は無いので気にしない事にした。ナックルカバーはブレーキレバーと干渉するので外した。シートの荷物を降ろしてシート下の車載工具を取り出してミラーを調整、ブレーキレバーが折れなかったのは幸いだった。後は右のタンデムステップに路面に当った跡があったがまあ無視の範囲。

　　　　

コケはしたがかなり慎重に走っていたので大きなダメージや怪我が無かったのは不幸中の幸いだったが、やはり七日帰りは縁起が悪いのだろうかとも思ったりして・・・実際過去極力避けていたのも事実。

気を取り直し再スタート、その先大間々のCVSによってトイレとアイスコーヒーで休憩、気分転換。

その後は順調に走り、三軒屋でメンチカツ定食を食べ、家の近くのバイク屋に寄ってナックルカバー@5508（左右セット販売）の発注を依頼してガスを満タンにして帰宅、1430。

全走行距離は1800kmを少し越した。

　

今回は友人たちとも会えたし、以前から泊まりたかったキャンプ場で幕営、そのどれもが良い感じで且つ料金は100円が1ヵ所、無料が2ヵ所と格安だった。

宿泊を織り込む事で休息と充電、それにゆっくりと温泉を楽しむ事が出来た。最後にトラブルがあったが記憶に残る良いツーリングだったと断言できる。因みに今回は靴下と着替えを4セット持って行ったけど一度も洗濯はせずに済んでしまった。