以前にこのクマが気になる・・・と言う記事で少しクマとキャンプについて触れてみた。
その中で、「食料をテントサイトから離して保管するベアバッグを利用する話についてはこのベアバッグは余り効果が無いとする説もあるようだ。何故ならクマの臭覚は犬の7倍(人:犬:クマ≒1:100:700)あると言う事とクマは木登りが得意な事、そして何より適当な木が有るとは限らない事。そうでなくても、普通に考えれば、木の上に吊るしたベアバッグより地表で寝ている人間の方が容易に喰えるという事かもしれない。」と書いたのだが、数日前に上高地の小梨平キャンプ場でのクマによる人身事故=クマがテント内に進入して女性キャンパーが足に10針の怪我をした事件を見た時に本当に食料狙いなのかという疑問が浮かんだが、それはさておくとして。
キャンプの経験からすると、ざっくりゴミを処分させてもらえるキャンプ場と持ち帰りのところは半々位のイメージ、昔某郡上八幡のキャンプ場に泊まった時にそこのオーナー兼管理人と話をした事があったが、その人曰くは自分は日本中の幾つかのキャンプ場でキャンプ場運営指導をしてきたが、ことキャンプ場でのゴミ処理については有料でもキャンプ場で引き取り処理をするべきだという持論を持っていて、記憶が曖昧な部分もあるがその理由の幾つかとして、引き取りをしないとキャンプ場周辺の居住者や商店に迷惑が掛る状態でゴミを捨てて行くキャンパーが出る事、またそうした行為により野生動物を呼び寄せる一因となる事などを挙げていたと思う。
諸般の事情もありキャンプ場でゴミを引き取れない所もあるだろうし、ゴミをその辺に放置していくマナーの悪いキャンパーは多分一握りだろうからゴミ処理についてもケースバイケースだろうとは思うが、いずれにせよキャンプ中の個々人の食糧とゴミの扱いについては今後更に配慮が必要になるかもしれない。
食糧についてはテント内には保管しないという考えもあるがじゃあどこに保管すればいいのか、特にクルマ以外で来訪のキャンパーにとっては選択の余地は限られる。上記の記事の中で食料用ベアロッカー(ストレージコンテナ)も利用者側の意識で運用に問題があるという情報もあり、またキャンプ場によってはその様な設備投資資金、或いは運用に難を示す所もあるだろう。
食材の生ごみや食品トレー、残飯についてもテント内での保管は好ましくないのは分かるがキャンプ場で引き取って貰えない場合には精々ゴミを最小限に押さえ、食品トレーやレトルトパウチなども綺麗に洗浄してから捨てるくらいしか、昨今焼却(野焼き)が禁止されている中では処理方法が思い浮かばない。
昨今のキャンプブームでは有名オートキャンプ場なんかでも熊の事故が起きるのは時間の問題かもですなぁ
盛大にBBQしてたら熊さんも寄って来ちゃうでしょう。
先日有峰に居た熊さんなんか全く人を恐れてる様子がありませんでしたよ。
夏ツーではパックの氷を買って、キャンプ場までは保冷剤、次に水筒に入るだけ入れて、後はクーラーバックにぶちまけてビールを冷やし、最後はゴミを入れてチャックして終いです。エアを遮断出来るので多少は効果があるかと・・
あの写真をみてサファリパークかと思いました(笑)電流柵隔てて悠然としてましたね。
普通の住宅地でも餌を漁りに来て家屋に浸入する位ですから布一枚のテントなんてないも同然、鼻の効くクマにとっては食料も簡単に嗅ぎ出す事が出来るでしょうね。
結局狙われたら最後、諦めるしかないかも。コロナとクマで今年はキャンプ場の終了、閉鎖も早まるかもしれないですね、来年辺りはこのままだと相当数が再開しなかったり、県外者の宿泊制約が強化されるんじゃないかと危惧してます。