goo blog サービス終了のお知らせ 

M's Den with GB350

流れる雲を追いかけて…SINCE 2004

NC700X DCT-LDに乗ってみた

2012-10-20 17:27:57 | Motorcycle/Touring

【20121020】

SBS成田でC109RのタイヤとEオイル交換を終えた後、タイヤの皮むきも兼ねて牛久市に向かった。

昼を過ぎていたので、ネットのデカ盛り情報で仕入れた中華飯店『紫禁城』で昼食。
たっぷりとチャーシューの角切りが入ったレタス炒飯はやや薄味だが美味しかった。

昼食後、紫禁城から数キロ先、R6沿いのホンダドリームつくば南店へ
以前、柏店にNC700Xを見に行ったが、エンジンを掛けた瞬間に試乗する気が失せてそのまま帰ってしまったが
そのエンジン特性からDCT仕様が本命ではないかと思っていたので一度試乗しておくべきと考えた次第

店に到着すると店頭にNC700の試乗車が置いてあり店内にも数台、やはり主力商品なのだろう
試乗したい旨を伝え、免許証を提示、簡単な書類に署名した後試乗コースを指示されてスタート
試乗したのはNC700X DCT-LDでシフトペダルSW付きだった。

何か調整が行われたのだどうか分からないが試乗車は前回のそれよりアイドリングからスロットルを煽った時
のエンジンのピックアップが良く回転の上がりもスムースだったが、エンジンの回転自体はザラついた感じで
もう少しシュンと軽く回る感覚が欲しい。

アクセルを開け気味にして発進すると加速のダルさは無いが4,000rpm前後で2速、3速、4速とコツコツと
音がしてシフトアップしていく、スピードが落ちていくとこれまた明確にコツコツと音が聞こえて
シフトダウンを繰り返していく。シフトショックは殆ど感じられないが音は少し気になった。

いわゆるAT系のミッションはその存在をライダー(ドライバー)に意識させないのが有るべき姿と思う、
もしもこのDCTをそのまま四輪に採用したらユーザーからは音についてのクレームがつくかもしれないと思った。

基本的にはこのエンジン特性だとかなり頻繁にシフトを繰り返すことになりそうなので、通常走行では
むしろDCTに全て任せてしまった方がストレスは少ないと思う。

走行曲線の資料がみつからないが、エンジン性能曲線を見つけた、NC700が赤いカーブ、本当はこれに縦軸に
回転数、横軸に車速をとり、各ギアの守備範囲を示した走行性能曲線があると面白いのだが。


最大トルク発生が4,750rpmで2,000rpmから6,000rpm辺りまで低回転からフラットなトルクを供給するが
逆に回しても(引っ張っても)ぐんぐん力が湧いてくるという特性では無く、通常4,000rpm前後でシフトする
セッティングもうなずける。

なお、空いている市街地が試乗コースだったこともあり、5速までは頻繁に入るが6速には入らず
後で店に聞いたら速度が三桁にならないと中々6速には入らないとの事だった。

ノーマルとLD(ローダウン)のシート高の差は30mm、ノーマルでもほぼ両足が着くので必然性は無いが
両足がべったりとつけば色々な面で楽なのは間違いない。

だだ前回ノーマルハイトに跨った時にシートがやや前下がりで膝の曲がりも少しきつく感じたが、
今日の試乗でノーマルと同程度の膝の曲がりだったのでそれならLDを選択するだろう。
ローシート仕様にすれば更に足付きは良くなるが、長距離を考えると、膝の曲がりがきつくなるのならば避ける。

あまり書かれていないが、LDだと最低地上高が165mm⇒140mmと25mm下がる、140mmだと
アメリカンの標準とほぼ同じ、もともとナンチャッてデュアルパーパススタイルだから、本気でオフロード走行
をする人は少ないだろうが、一応記憶しておいた方が良いかもしれない。

シートと尻との接触面積がやや少なく部分的に圧がかかるような感じで前下がり気味なので長距離だと
尻の痛み(含む会陰部)があるかもしれない。

ハンドルの位置が遠目でライザー等で対策をしているというコメントも散見されるが、今日の短時間の試乗では
特に遠いとは感じられなかった。ただ2-3cm高い方が乗り易い様な気もするがこの辺は個人の好みの
問題だろう。

ブレーキは効き自体に不満は無いが、ややゴツゴツとしたフィールで微調整をするよりはガンと握って(踏んで)
一気にスピードを殺す感じでABS付きが前提になっているのか(試乗車は多分ABS無しだと思うDCT仕様は
コンバインドABSが標準装備だった)
ツアラーにしてはリアのブレーキペダルが少し下過ぎて踏面の面積も小さく踏みにくかった。
シフトペダルSWももう少し大振りで踏面が大きく、トレッキングシューズの様な靴でも踏み易いと良いのだが。

サスはそれなりに動き乗り心地について特に不満も無いがフロントフォークはやや剛性感が無く、前後に
しなる感覚があったのは気のせいだろうか。

特に今までのバイクと一線を画すような点は感じられなかったが、燃費が良い事も含めDCT仕様であれば
気軽に長距離ツーリングが出来るだろうとは思う

なお、NC700はインテグラ、S、Xは共通シャシーのせいかSとXではリアタイヤとシート(サブフレーム)の隙間が
かなり広くなっているがやや気になる。
インテグラはSとXとは全く異なったカテゴリーの様な気がするので、もし将来フルモデルチェンジをしたら
インテグラとS/Xのシャシーは別設計になるかもしれないと思った(コモンベースによるコストセーブ
の面からは無理かもしれないが)。店に確認したら販売比率はインテグラ1:S2:X7位との事だった。

何故かホンダのバイクは殆ど所有したことが無く、夢ホンダにも行ったことが無くて前回の柏と今回のつくば南
が初めてだったのだが、何となく従業員のバイクに対する愛情・興味は感じられず。シート高にしても説明では
20mm(正しくは30mm)、カウンターに数人いた従業員にXの実燃費を質問してもまず60km/hの
定地を43km/Lというので41km/Lじゃないのと言うとカタログを再確認し、電卓で計算しているので、
普通は定地の70-80%掛けだよねと言うとそうですねと返事がかえってくるというていたらく。
『XXさんが首都高で30km/Lとかいってました』などと言っているので『それって首都高をぐるぐるまわって
いたの』と思わず突っ込んでしまった、いずれにせよこちらは実燃費が知りたいのだが把握してないなぁ~

実は販売比率も1:2:7位と私が水をむけたらそうですと肯定したので『店に確認したら販売比率は
インテグラ1:S2:X7位との事だった』と書いたが実際の所把握してるか実はちょっと怪しい気もしている。

まあ、バイクの販売は低迷の一途、バイク販売店の従業員も本当にバイク好きというのはホンダに限らず
少なくなってきている、ホンダではバイクの活性化を図るような事も言ってはいるが上がいくらはっぱをかけても
直接ユーザーとの接点となる店の雰囲気が変わらないと難しかもしれないなどと帰り道に思っていた。

ぽちっと宜しくです

にほんブログ村 アメリカン

にほんブログ村 バイクブログ アメリカンへ 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。