わさびは日本固有の香辛料ですが、もともとは深山の渓流沿いに生えていたものです。今でも野生種を見ることはできますが、かなりの困難を覚悟しなければなりません。各地にわさび沢という地名があります。栽培物はワサビ田で水を流して水生植物として育てられますが、野生種では、むしろ斜面の水が染み出るような腐葉土にとんだ場所に生息しています。狭い源流では、頻繁に濁流が流れるため、川沿いの方が生息に適しているのでしょう。春のワサビは種ができる前に、秋のワサビは冬葉が出たころに利用します。夏場は香りも辛みもありません。
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