Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

免許更新のため予備検査受講

2016-11-25 20:50:58 | Weblog

 運転免許更新のための予備検査・講習受講の知らせが届いたのは8月中旬であった。それによると75歳以上は運転免許証を更新する前に、予備検査と高齢者講習を受講しなければならないことが決められている。この予備検査は記憶力や判断力を調べる検査で別名認知度試験と云われている。この検査内容は安全運転の講習や運転適性診断や運転実技(コース走行)を行うことになっている。この予備検査を受講しない限り免許証の更新はできないことから、指定された自動車教習所で受講する手続きを取った。その受講日は11月25日であった。

 高齢になると運転技術が落ちるし、記憶力や判断力の低下することは、避けられない事実である。確かに踏み間違えの運転事故や高速道路での逆走等の事故は概ねが高齢者である。それ故予備検査を受講しない限り免許更新ができないシステムになっているのだ。しかし、この受講者は、身体機能の低下に不安を持っている人達ばかりであり少し気が重い。午前9時からの受講であり20分ほど前に自動車教習所に行くと、9人(男性5人、女性4人)の高齢者が緊張した面持ちで椅子に座っていた。その中に以前同じ会社に勤めていた同僚がいたが、こうした検査を受けることになったことに苦笑しあった。教官に案内され教室に入った。そこで最初に受けたのは、筆記試験で5つの設問に答えるものであった。問題は易しいもののように思えたが、その中で記憶力をテストする設問があったが、自分の記憶力が衰退していることを知らされた。

 その後動体視力や模擬の運転で交通信号や対抗車両への反応等行い、最後にコースに出て運転実技行った。そのすべてに身体機能の衰えを感じたが、同年代と比較して平均的成績であったものと思った。その中で実技指導官からは、若年者に比べ相当落ちていることを指摘されたことは、自分でもどうすることもできない歯がゆさを感じた。そして検査結果を待ったが、運転するのに概ね適性であるとのことであった。しかしこの予備検査で問題があると判定されたとしても直接免許証取り消しの処置は取られないで、後日警察、医師の診断等受けた後判断が下るとのことであった。受講した9人は、取りあえず運転免許証更新の予備検査に合格した。

 私自身、今回の予備検査で、特に指摘されるようなことはなかったが、年齢と共に身体機能の衰えが進んでいることが分かった。現在は自動車に依存した生活をしているが身体機能は徐々に衰えている。今後は、より慎重な運転に心がけるが、いつの日か運転免許証を自主返納するということを考えた一日であった。


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