雲と空  

日々のこと、相撲のこと。

読書感想文: 813の謎

2006-02-01 23:34:47 | ひとりごと
「原点に帰ろう」キャンペーンで 選んだ1冊は
アルセーヌ・ルパンシリーズ
813の謎(訳:南 洋一郎)
でした。


児童書ということで 表現が平易でスルスルと読めました。
とはいえ 覚えられないカタカナ名前には翻弄されました。
記憶力の欠如により ただでさえ人間関係がデタラメになりつつあるというのに 
「実は○○はルパンで そして更に××でもあった!」などという
驚愕の事実は私を混乱の極みへと押しやるのでした。 


これは もしかしたら児童書ということで 原作を少し短くしているのかもしれません。
この展開はちょっと急(都合が良すぎるのでは?)という箇所もありました。

子どもの頃は感じていなかったのですが なんかやけに調子良すぎ!と
感じる点もありました。
例えば ルパンは毒入り菓子を食べても死なないのです!なんと!!
なぜかというと それはふだんから東洋のとくべつな(あえて平仮名)解毒剤を
飲んでいるので 毒では死なない身体になっているのです!!
えっ!?
じゃぁ、東洋じゃ要人暗殺はないってこと??? うーむむ・・・。


ま、でも テンポ良く話が展開し 多少上手くいきすぎ感はあるにしても
ルパン良くやった!と読者を痛快な気分にさせ でも 最後はルパンともいえども
万能ではなくやっぱり世の中上手く操れないこともあるさ、という結末で
ま、めでたし、めでたしではないでしょうか。

子どもの頃 この1冊を読んだあと 引き続きアルセーヌ・ルパンシリーズを
すべて読破したのですが それは きっと
「面白かったから」と「こうなりゃ意地だ!」が半々だったな、と今回確信しました。


記憶にある最初に買ってもらった1冊を読み返してみて
純粋にその本を楽しむことのほかに
当時に思いをはせることもでき 結構楽しかったです。


というわけで 私の「原点に帰ろう」キャンペーンはこれにて終了です。
(キャンペーンというわりに終了早すぎ?)

次回は ダラ子さん発案「同じ年の作者を探せ」キャンペーン に参加します。
同じ年(近い年)の作家さん(初めて読む人)に挑戦です。 
これもまた楽しそう♪

           
コメント (2)

お好み焼カレンダー

2006-02-01 08:42:18 | ひとりごと
う~ん、残念ながらここ数日暖かいのです。

でも 上から見る「コタツで鉄板を囲む家族の図」
なかなかユニークですね。

 
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