「なんかのどが渇いた」
妻のこの言葉を
シカトしても意味がない
どうせ行かなきゃならない
飲み物を買いに自販機へ
自慢するわけではないが
この時の爺の思考回路
どんなICチップでもムリ
前回飲んだ飲み物
気温、天候、彼女の気分
全てを考慮しての選択
今まで失敗はない
これぞキング オブ パシリ
そして爺が選んだのは
エンブレムカフェオレ
砂糖不使用
HOT好みの妻
しかし思い切って
今回はCOLD
おいしい
柳原可奈子ばりの笑顔
ベストチョイスだった
それが如実に証明してる
「あ~ら」
「珍しいもの飲むのね」
爺の手にはコーラ
理由は単純明快
何とその日コーラが100円
爺の残りのコインが100円
めでたしめでたし
妻が指摘するとおり
コーラは10数年ぶりなの
断っておくが
爺はコーラ超大好き人間
正確には...だった
若かりし頃は
コ-ラの大瓶のラッパ飲み
それは浴びるよう
景品で付いてたグラス
山のように積み上げられ
飲みに行けば行ったで
定番のコークハイ
まさにコーラ中毒
そんな爺が
コーラを飲まなくなった理由
それはずばり味
味が変わりますと
大々的キャンペーン
もっとおいしくなるのだろう
そう思ってワクワク
その結果は悲惨
アレはコーラではない
ごめんなさいと出てきた
クラシック
違う違うこれも違う
そして本日
おそるおそるの一口
なんじゃ~コレ
まず~い
なんと腑抜けた味
想像はしていたけど
今の若者は
こんなの飲まされてるの
かわいそう
うわさによれば
爺たちが飲んでたコーラ
そのおいしさの秘密
今ではとても
許可されない成分とか
骨を溶かし
インポにするとか...
このうわさ
多分妻は信じるだろう
コンビニのレジで
爺はいつもつぶやく
「孫が好きなんだよネェ~」
コンビに行けば絶対買うもの
それはビスコ
いつも数箱買う
そうあのビスコ
笑う奴に言いたい
ビスコを笑う奴は
絶対ビスコに泣くぞ
ビスコの食し方
それはもうシンプル
熱い牛乳といただく
それはもう至福の極み
そして夏場は
その食し方は激変する
冷たい牛乳といただく
なんとなんと
おなかにやさしい
乳酸菌が5枚あたり1億個!
そう宣伝してる横に
ちょっと気になる文章が
お子様の
健やかな成長のために
でもいいんです
おいしかったら
一番のお気に入りは
その甘さ
どれもこれも
クッキーと言えば甘過ぎる
ビスコを見習え
爺はそう言いたい
そしてなんと言っても
箱の裏側
ブームになって品不足
そんな事態がイヤなので
余り紹介したくはないが
色んなものが隠れてるよ
さがしてあそビスコ
決して爺の駄洒落ではない
れっきとした
グリコさんオリジナル
これから察すると
グリコの社風は自由奔放
それはさておき
お時間つぶしにどうぞ
そしてこのビスコこそ
妻が爺を
子供っぽい
そう決め付ける
最大の理由なの
なら
なぜ正確に言わないのか
赤ちゃんぽいって
数日前
爺の大好きなテレビ番組
地球調査船アメディゾン
ダーウィンが来た
などの番組を見てて
子供っぽい
妻にそう指摘されて
思わずカチンときた
爺のあの小ささを見て
そう決め付けてる
そう憤りもした
だか爺とて
そんな感情論で論じたくない
本当に
爺は子供っぽいのか?
その検証をすることにした
それでないと
大人のおもちゃも買えないし
なんと言っても
サイトの大人認証の問いに
すっきり「はい」が
クリックできない
他にどんな番組が好き?
そう聞かれたら
迷わず
ロンブーの
怪傑!トリックスター
ただこれは
爺自身もちょっと気にしてる
観客に子供が多いこと
なら愛読書は?
寝る前限定なら
植田まさしの
コボちゃん
そうそう
先日アマゾンで買いました
特選コボちゃん¥500
厚さ2センチ
読み応えあるぞ!
そう思ったら
何と何と
1ページに4コマが一つ
普通は2つ
見やすいといゃ~
見やすいが
まさしちゃん
ちょっとせこいぞ
そして爺の大好きなのが
いたずらなのよ
ドッキリカメラ大好き人間
爺にプロデュースさせたら
もっと面白いもの作れる
いつもそう思ってみてる
そして昨日
大笑いをすることがあった
妻が入浴する前
こっそり風呂に浸り
音を立てずにひそむ
脱衣所で鼻歌交じりの妻
笑いをこらえるのが大変
そして想像通りの結果
予期しなかったのは
水をかけられ
追い出されたこと
だが心は満足感でいっぱい
こんな爺は
子供っぽいのでしょうか?
爺の花粉症
4月よりいよいよ第2期
人様はいざ知らず
爺的には第2期が重い
1期から2期への移行時
一週間ほど緩和期間があり
以前は終わったと錯覚した
2期ともなると
周りの同情はもはやなく
世間的にはとうが立つ話
そんな時
通りで聞こえるクシャミ
おお同志よ
そう抱きしめたい
考えると4月5月
爺が一番弱ってる月
そんな時
妻があきれるジョークで
容赦なく攻め立てる
妻がにじり寄ってきた
「ネェネェ~ちょっと見てよ」
自分のほっぺをゆびさし
いたずらっぽく
「思われニキビかなぁ~」
そこには
風邪薬のせいか
はたまた
ミクシィでの夜更かしのせいか
ちっょとした吹き出物
世間的には
この時点で有罪だが
我が家ではよくあること
余り関わりたくないが
無視するのは命取り
さりげなく
「吹き出物かも」
爺らしくない突っ込み
何度も言うが
目のかゆみは最高潮
鼻をかむと、もはや血
こんなのには
付き合ってられない状態
そして彼女が言い放った
「そうかぁ~」
「思われ吹き出物なのか~」
それいただき
とも言える大ボケ
本来なら拍手喝采
だがなぜか爺の心はみじめ
これが春なのかしら
神様
爺があさはかでした
妻が花粉症になることを
神様に祈るなんて
しきりに
のどの痛みを訴える妻
ちょっと咳き込む妻
但し不思議なことに
それは
爺と目が合った時だけ
テレビを見て
おくつろぎ中には出ない
計った熱が36度5分
でもこれは微熱らしい
「私の平熱は低いの」
そう力説する
食欲は全く落ちない
それも風邪を早く治すため
努力してるのだそうだ
ふ~ん
そんなこんなで
今彼女はお姫様状態
そんな彼女が
花粉症になってしまったら
一体
どういうことになるのか?
ご臨終間近の爺
「苦しいよう~」
そう妻に告げる
花粉症に苦しむ妻
「私だって苦しいわ」
きっとそう言うだろう
さらに
「苦しいよ~」
そうもだえる爺に
「私だって苦しい」
「そう言ってるでしょ」
「本当にうざいわねぇ」
喪服に身を包む妻
どうやら爺の葬式直前
あれ~
ウメボシ一つ食べてるぞ
な~るほど
テーブルには
手際よく保険金請求書
あれ~
もう全て記入済み
...てな事になるのです
昨日から
妻がクシャンクシャン
鼻ズルズル
ちゃんと
先週の火曜日
楽しみにしていた
金比羅歌舞伎
それを無事にこなした
その後の体調不良
敵ながら天晴れ天晴れ
症状の表現に置いて
妻の右に出るものはいない
やれクシャミが出る
聞こえるちゅうに
やれ鼻水が出る
見えるちゅうに
関節が痛い
もまされてるちゅうに
別に説明しなくても
十分わかる症状
その上に
まっこと大げさな説明が付く
聞き様によっては
まさに重病
今花粉症第2期
とても苦しんでる爺
花粉症の爺を
いつもないがしろにする妻
これ幸いと
花粉症と言うのは
今あなたが苦しんでるほど
つらいものなのよ
そう言い聞かせたのよ
どういったと思う
「そんなの目じゃない」
だって
花粉症もしらないくせに
爺に今一番の願い
それは簡単なこと
神様にとっては
それは
妻が花粉症になること
爺が死ぬまでに
そのとき妻がどういうか
それが楽しみなのです
妻の買い物のあとは
それなりに大変だ
冷蔵庫には
昨日届いたoisixの食材
それにもかかわらず
妻が買い物に出かけた
てっきり
その足りない部分
その補充のため
誰もがそう思うでしょ
でも
そんなの関係ない
でも
そんなの関係ない
でも
そんなの関係ない
はい ボケっピィ
花の自販機
2700円の花を買うとき
千円札3枚重ねて
お金が入らない
そう騒いだこともあったっけ
ビデオを見てて
早送りするつもりが
頭だし
そんなミスなんか
何も珍しくない
そんな妻のミスを見ても
爺とてやりかねないこと
そうあえて思って
突っ込んだことはない
あぁ~
それなのに
それなのに
妻は人のミスにはきびしい
それは若い時からそう
転んでバツが悪いときや
スカートが舞い上がり
ニヤニヤしてる時
ふと見渡すと妻の目が
妻が自分を見つめてくれてる
それが誤解だとわかるのに
時間はかからない
なぜなら
ソフトボールで
爺がホームランを打ったとき
友達としゃべくっていて
妻は見ていなかった
爺の勇姿はことごとく
見逃してる
爺のミスだけに反応する
そんな妻のレーダがある
そう思えて仕方がない
日曜日は
ビデオではなくテレビを見る
「さんまのからくりテレビ」
くせは恐ろしいもの
生なのに
無意識に押す
CMの早送りボタン
その姿を妻は見逃さなかった
「何してんの?」
「これビデオでないわよ」
そう冷たく言い放った
わかってますって
だけど
だけど
あんたにだけは言われたくない
そうつぶやいて
このブログを書いてます
「子供っぽいのが好きね」
ビデオを見てた爺
その横をすり抜けながら
妻が言い放った
数日前の出来事
まぁ~確かに
その時爺の見てた
地球調査船アメディゾン
多少その点は認めよう
でもねぇ~
あんたが好きなのは
バカっぽさと
エロっぽさ
フン
そう言い返してやった
妻の姿が見えなくなって
そして今日
その汚名挽回とばかり
画面には
おなじみ
ダーウィンが来た
それも総集編
爺は一度見たやつ
そのすばらしさを妻に
そう思ってセットしたもの
思惑通り
バカっぽさや
エロっぽさ大好きの妻が
暫し自然の神秘へ
多分心が洗われてるだろう
何度見ても見入る画面
今ならNHK視聴料金
値上げもかまわないかな
そう思って見てた矢先
司会者が言った言葉
それが
我らに波紋を投げかける
「今や子供達に
ダーウィンブーム」
「それでは
全国の子供達からのお便り
ご紹介いたしましょう」
一度見た爺も
そのときは
全く気にしていなかったもの
「やっぱり
あなたって子供ぽっい~んだ」
妻のいきなりの突っ込み
それからは
子供達が絡んだ場面ばかり
爺には反論できませんでした
そして駆け込む爺の部屋
ブログに立ち向かう爺
どうせ爺は子供っぽい
することなすこと幼稚です
おまけに持ち物も子供っぽい
グスングスン
だから
少しでも大人に近づくため
この後はエロサイトへ
そう思ってる爺なのです
モこ助にもの申す
お前の飽きっぽさには
ほとほと困り果ててる
少々高いモンプチ
それの各種のバウチタイプ
最初は機嫌よく食べていた
その中の一つ
少し残し始めたと思ったら
全く食べなくなった
ヤツの根性はすごい
一旦食べなくなったものは
絶対食べない
武士は食わねど高楊枝
だといいのだか
違うのをくれるまで
まとわりついて離れない
爺は常に
一種類12個入りで注文
今や食べないのが
けっこうたまってきた
爺の行きつけの散髪屋さん
理容師さんは
爺と同年代の女性なの
予約制なので
待たされることもなく
一時間のリラックスタイム
予約を入れて
ふと思い出した
彼女もネコを飼ってることを
そこで
モこ助が食べない餌20個
差し上げることにしたのです
当然驚き恐縮する彼女
「いいのですか?」の連発
そしていつものように
何気ない世間話
途中...ふと
ある考えが頭に浮かぶ
ひょっとして
このおっさん
私に気があるのかしら?
うふふ
そう思われてはしないかと
そういや
今日の彼女の目
ちょっと色っぽいかも
自然と触れる肌と肌
今日はちょっと多いかも
髭剃りで覗き込む彼女
このままかぶされたら
どうしよう
てな具合に
爺の妄想が始まる
不思議なもので
自然とこわばる体
それを察せられないように
そう思えば思うほど
ぎこちなくなる
かくして
リラックスすべき一時間
妙に体かコッチコチ
これもそれも
憎っきモこ助のせいなのです
自分で言っちゃ何なのだが
ちょっと遠慮気味に
言いたい
爺には作詞能力ありと
演歌の歌詞のオリジナル
どれもこれも含蓄があり
とても爺には思いも付かない
そう爺の得意なのは替歌作詞
遠慮気味の因はここにある
若かりし頃
そして今でも
爺ののどは自分の評価と
人様の評価は
かなり違ってる
のど自慢の友達への
やんやの喝采
それへの対抗策が替歌
仕方のない流れ
問題はそれがエロ替歌
それも超ハード
若かさ勢いで歌ったもので
とても今では歌えない
永らく封印されていた
ところがどうだ
風呂場で口ずさむ鼻歌
ふと気が付くと
その替歌を歌ってる爺
愕然とした
そしてついに台所
そばに来た妻に気付かず
無意識に口ずさむ爺
それを妻に聞かれてしまった
「なあ~に? それ」
その指摘に正直に
若かりし頃の替歌
そう答えて
一曲ご披露した
それが何と妻に受けたのよ
「まぁ~下品」
そう言われて
再度封印された方がよかった
調子をこいて
レパートリーの数曲を
完全に思い出してしまった
爺がご臨終前
口をモゴモゴする爺
妻が
「えっ!なぁ~に?」
「横浜がどうしたの?」
「あっパパが好きな
横浜たそがれ?ね」
そんな時
爺が
「よこはめ、たてはめ」
そう歌いだしたら
多分
爺は首を締められ
ご臨終は15分ほど早いはず
