爺の祖母がなくなったのは
爺が6歳のとき
祖母の事はほとんんど記憶がない
だが不思議なことに
あるシーンだけ覚えてる
祖母が仏壇前で念仏を唱えてる
誰かの命日
祖母の後ろでかしこまる家族
突然祖母が
「○○何してんの」と一喝
○○とは父の名前
居眠りこいてたらしい
後ろにも目があるのか?そう驚いた
あの怖い父すらビビル祖母
家庭内序列を初めて意識した爺
以来いつかは必ず一位に...
いまだにそれは夢のまた夢
その祖母の月命日が10月11日
几帳面なお寺さんが30分遅刻
いまだ正座の出来ない爺は
初めてのあぐら
何かちょっと変だった
祖母の怒りだったのか?
その夕方
お店のレジ代わりのパソコンが
突然のフリーズ
半年前に壊れたデル2台
いまだに修理に出してない
仕方なくプリウスフローラ
数年前に使ってた物
OSはwindows Me
自作のソフトもかなり古い
なんとかその日の業務は終了
問題はその後
旧プログラムデータの読込
そのインターフェース作りに
悪戦苦闘した
たちまちのプログラムつくり
修理が終わればそれは必要なし
つまり気合が入らない
ダラダラと一週間
やっと出来上がったが達成感なし
爺の性格は一事没頭型
S○Xでの上下同時進行テク
二つ以上のことをやってのけてる
それは自分で自分をほめたい
あぁ~それなのに
部屋にこもる爺に
「それぐらい
没頭してくれたらいいのに」
ぼそっとつぶやく妻
なんのこっちゃ
そうとぼける爺はむなしい
そんなことはどうでもいい
正座しなくて
おばあちゃんごめんなさい