こんにちは就職指導室の遠藤です。
国内IT大手4社の企業の2022年度の決算が発表になりました。注目すべきは数字は、「前年比+36.8%」です。早速、紐解いていきましょう。
先日、大手IT各社の2023年3月期連結決算が発表になりました。大手各社の売上をまとめると以下のようになります。
社名 | 売上 | 前年比 |
NEC | 3兆3130億円 | +9.9% |
NTTデータ | 3兆4901億円 | +36.8% |
日立製作所(IT部門) | 2兆3890億円 | +10.9% |
富士通 | 3兆7137億円 | +3.5% |
各社とも、コロナ禍の影響をものともせず、好調であることがうかがえます。好調な要因のひとつに、国をあげてのDX(Digital Transformation)の推進を挙げることができると思います。
NTTデータに注目して下さい。NTTデータの年間の売上額が前年比で+36.8%は、NTTデータの一人勝ちだと思います。これは、単にDXの推進のみでは説明ができません。では、NTTデータの好調の要因は何でしょうか。
NTTデータの決算が好調である要因は、海外事業の展開です。NTTデータの海外事業は、2006年の時点で100億円でした。しかし、現在は海外事業の売上を1兆円まで拡大しました。富士通の海外事業は、売上に占める割合が3割台の過ぎません。しかし、NTTデータの場合は6割に達します。NTTデータは、海外事業展開が好調であるため、来期は首位の富士通を抜き、トップに躍り出ると予測されています。迎え撃つ富士通はどう展開するでしょうか。来期も目を離せません。
今年の就職状況は、相変わらず好調さを維持しています。昨年まで、コロナ禍が進行していたため、旅行や飲食業界が採用を控えていましたが、今年は復活しています。このため、空前の売り手市場となりました。就職指導室には、連日、内定を頂けたとのうれしい報告が後を絶ちません。
写真は、先日参加した日比谷野外音楽堂のコンサート会場の一コマです。梅雨の合間の晴天、夕暮れ時、涼しい風が通り抜ける絶好のコンディションでした。(開演前の撮影OKの時間帯にパシャリです)