山田町はあまり報道されていないので良く知らなかったが、行ってみるとここも被害の程度は他と同じで、海岸に沿った町はすっかり無くなっていた。 宮古の町も道路沿いに見る光景は全く同じで、町の奥にある港に行けば、やはり気仙沼や釜石と同じ状況だろう。 前に来た時もこの二つの町は通り過ぎただけなので、元はどういう状態だったのか記憶になく、今回も通り過ぎて浄土ヶ浜を目指した。… . . . 本文を読む
大槌町は町役場も学校も商店も、ほとんど全てが津波で無くなってしましった。 4月にみぞれの降る中、浸水家屋で２日間泥まみれになった家具や畳の運び出し作業をした。 川の堤防の周りには膨大な瓦礫が溢れ、車が真直ぐには走れなかった。 6月にも再訪し最も思いの深いところだが、綺麗な町に戻ってはいたものの、傷みのひどかった家は壊され歯抜けの住宅地となっていた。… . . . 本文を読む
遠野から釜石へは数年前に開通した仙人峠トンネルを通る自動車専用道路。 この道が出来ていたので震災直後に釜石や大槌の救援、復旧がどれほど早く行なわれたことだろう。 東北自動車道も逸早く修復できたので、全国からの支援の手が届いた。 改めて最近作られた道路の耐震強度が高いことを知らされる。… . . . 本文を読む
陸前高田から遠野に出ていつものステーションホテルに泊まった。 翌朝の散歩はサクラの散った鍋倉城址公園と町外れの浄水処理場。 9月に浄水処理場のプレハブ宿舎に泊まったが、今はここが遠野のボランティアセンターになっている。… . . . 本文を読む
気仙沼から陸前高田に向かうと町の手前に9月に瓦礫拾いをした長部（おさべ）地区が見えた。 今はもうすっかり綺麗になり、新しい道ができたり幹線道路はガードレールが取り替えられたりしていた。 多くの家があったところは全くの更地になっていたが、この土地はこれらからどのように利用されるのだろうか。… . . . 本文を読む
雄勝町を過ぎて更に北上すると北上川に架かる新北上大橋の袂に出た。 ここを右に曲がると直ぐに、避難中に大半の生徒が津波で亡くなった大川小学校があるのを後で知った。 河口からここまでは4.3ｋｍもあるのに・・・。 左に曲がって堤防沿いの道を走ったが、約５ｋｍに亘って延々と堤防の補修工事が行なわれていた。… . . . 本文を読む
石巻から女川に向かう道の右側は、穏やかな万石浦の入り江に沿ってJR石巻線が並行しているが、ほとんどのレールが流されていた。 レールの敷石が削り取られ、駅舎が破壊されているショッキングな光景が延々と続き、復旧までにはまだ相当な時間がかかりそうだ。… . . . 本文を読む
石巻の観光パンフレットを見て、ここには日本最長の運河と本最古の重要文化財になっている閘門があるのを知った。 また町外れに支倉常長等、遣欧使節団が乗った帆船サン・ファン・バウティスタ号のモデルシップが展示されていることを知ったので立ち寄ってみた。… . . . 本文を読む
石巻市街のビジネスホテルに泊まり翌朝は早起きして日和山に行った。 急坂を上った高台にはつつじや藤の花が咲く美しい公園や鹿島神社があり、展望台からは石巻市内が一望できる。 でもここから見る眺めは破壊された街並みや形の変わってしまった旧北上川の中洲の無残な姿だった。… . . . 本文を読む
七ヶ浜を後にして隣の塩竃に入ると、海岸沿いの津波被害がすごい。 住宅や工場は跡形もなく、未だに片付けられていない船もたくさん積み上げられている。 松島に入ると、穏やかな海に浮かぶ島々の平和な風景で、ここは別世界のようだ。 土地の人に聞くと島が津波をさえぎってくれて、一部に浸水はあったが、ほとんど被害はなかったとのことだ。… . . . 本文を読む